2016年11月19日
【11月19日の話題】南海トラフ | 震源域内で比較的大きな地震が発生
11月19日11時48分和歌山県南部で比較的大きな地震が発生しました。本日はこの話題について、投稿したいと思います。
・1.はじめに
・2.何が話題になっているのか
・3.南海トラフ巨大地震について
19日和歌山での地震ですが、近畿地方では比較的大きいものの、東日本では良く発生している規模の地震です。
何が話題になっているのかいうと、その震源がちょっとマズい場所で発生したことです。
以下に、NHKの地震情報を画像を添付します。
震源の場所は、発生したら相当マズい「南海トラフ巨大地震」の震源域内で発生しました。しかも震源の深さは60kmです。活断層の場合は、地表から浅い場所で発生しますので、今回発生した地震は海溝型地震です。
その後は、震度1程度の余震が発生しているだけです。
南海トラフ巨大地震について、簡単に記載したいと思います。
まず、南海トラフについて説明します。
南海トラフとは、四国沖から静岡県の南の海底にある水深4,000m級の深い溝のことを言います。北西のフィリピン海プレートと大陸側のユーラシアプレートが衝突して下に沈み込んでいる沈み込み帯で、非常に活発かつ大規模な地震発生帯です。
最近、内閣府の南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)において、目を覆いたくなるような被害想定が発表されています。
・死者数は最大で死者32万3千人〜33万人(私個人の見解ではかなり控え目な数字という印象を受けます)
・倒壊家屋238万6千棟
・地震発生翌日に430万人が避難所へ避難、270万人が親族・知人宅などへ避難
・最大3440万人が断水
・最大2710万軒が停電
・電話は最大930万回線が不通
・最大2万3千人ほどがエレベーターに閉じ込められる
・コンビナート施設では、原料等の流出が最大で約60施設、破損などが約890施設
・経済被害220兆3000億円
・地震発生1週間で食料9600万食
・飲料水1億4500万リットルが不足
・避難所生活者は500万人に上る
・廃棄物は2億5000万トン
想定震源域は以下の図のとおりです。名古屋や大阪等、人口が集中している場所の近くで地震が発生します。
実は、このエリアでは過去に巨大地震が頻繁に発生しています。図の下の表が主な歴史地震です。恐ろしいことは、このエリアで起きる地震は、東海地震、東南海地震、南海地震、日向灘地震とブロックごとに単体で発生したことはありません。必ず連動して地震が発生しています。広範囲で連動した地震を「紫」の四角で囲みました。発生周期はおおよそ200〜300年です。
最後に連動した地震は江戸時代に起きた「宝永地震」です。この地震の前には相模トラフで「元禄地震」が発生し、地震が発生した年に「富士山で宝永大噴火」が発生しています。この地震から今年で309年経過しています。
東日本大震災の発生、熊本地震、鳥取地震、韓国での地震等直下型地震の発生、阿蘇山等の火山の噴火、そしてスーパームーンという悪条件が揃っています。11月23日に南海トラフ巨大地震が発生するとか「占い師」が騒いでいますが、「占い」や「予言」で地震がいつ起きるのか判れば、全く苦労しません。
自然が相手なので、起きるものは仕方ないのですが、この地震だけは発生してほしくないです。余りにも影響が大きすぎます。
スポンサーリンク
地域情報 ブログランキングへ
東北地方 ブログランキングへ
宮城県 ブログランキングへ
宮城県仙台市 ブログランキングへ
日記・雑談 ブログランキングへ
働くヒト ブログランキングへ
サラリーマン ブログランキングへ
平凡サラリーマン ブログランキングへ
転勤族 ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログ王ランキングに参加中!
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5635643
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック