2024年11月18日
生成AIの件で文化庁に電話した結果「生成AIの促進は国策なので覆らない」と言われた件
9月に心筋梗塞で倒れ、以後病気続きの今日この頃。
なんとなく、文化庁に電話をしてみた。
__画像生成AIによる権利侵害について、なぜ放置しているのでしょうか?文化庁の言う生成AIと創作者の共創関係とはどのようなものですか?
文化庁担当者「ああ、そういう話は専門の部署がありますんでそちらにかけてください。著作権情報センターといいまして…」
という事で著作権情報センターに電話をし、同じ質問をしてみる。
著作権情報センター担当者「ええ…(困惑」
__あれ?
著作権情報センター担当者「うちは個別の案件や著作権の条文等について解説する窓口で、そういった話は…」
__ええ…(困惑
著作権情報センター担当者「学者の方ですか? あ、違う、そうですか。表現文化全体に関する大きな話になりますと、個人でブログ等に発表していただくしかないかと」
__「生成AIと創作者の共創関係を築きましょう」という文化庁の公式見解について確認できる場所は?
著作権情報センター担当者「無いと思います。誰が書いた文章なのか特定できればわかりませんが」
__生成AIによる学習という名の無断複製を止める方法は?
著作権情報センター担当者「著作権法の30条の4は広く学習を認める条文ですが、それには47条の5という制限があります」
__どんな制限ですか?
著作権情報センター担当者「特定の作家個人を真似るためだけに学習と出力をした場合、違法になります。ただし、確実に違法に問えるとは限りません」
__というと?
著作権情報センター担当者「作られて間が無い法律なので、判例がないんです。なので今の時点ではどこから違法になるか、の線引きがありません。」
__なるほど…。
著作権情報センター担当者「そもそもですね、生成AIの促進は国策なので、基本的にそれを覆すのは難しいと思います。しかもGoogleやマイクロソフトをはじめとして、様々な生成AI推進企業が激しいロビー活動を展開しています。大きな政治的運動を展開して世論を喚起するくらいの事をやらないと覆らないです。国策ですので。また、画像生成AIの件でしたらイラストレーターの権利団体とか、大きな団体が動かないと難しいと思います」
__日本漫画家協会の様な?
著作権情報センター担当者「そういう団体が動いて、多くの政治家が動いて、あとは生成AI規制に動いたEUの権利者団体の様な大きな所と連携の必要があります」
__なるほど。色々とありがとうございました。(終了
難しい。
”国策”という点が特に。
さて、頭痛がぶり返してきたんで一眠りするか。
※上述の通り当方、心筋梗塞になりましたんでタバコ類はやめました。もう葉巻のレビューとかはできないので、このブログも残すべきか検討中です。
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