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2020年04月06日

鄭氏台湾史 鄭成功三代の興亡実記

林田芳雄 汲古書院

台湾鄭氏の3代の研究書。研究書なので内容は難しい。

鄭氏の台湾支配〜滅亡まで、台湾のゼーランディア城を落とすまでの流れや、鄭氏の福建側の拠点の相次ぐ失陥、諸将の寝返りと三藩の乱のどさくさで一時的に福建側の島を回復するなどの流れ、その都度戦場になった福建沿岸沿いの諸都市の惨状など。
特に長かった二代目の時代に割と多めにページを割かれている。

鄭氏の諸将が相次いで清に下っていった流れが有るのだが、清実録に数十件は見え、それも数千から数万単位、これすぐに人が居なくなってしまいそう…。
全体的にかなりローカル、局地的な戦闘でありながら関わる人間多すぎ、死にすぎなあたりが中国的では有る。
因みに現在の福建省は面積、人口共に日本の3分の1程度。台湾は人口は九州より多く面積は九州より狭い…が当時は開発が進んでいなかったためどれほど人が居たか知らない。
とそんなローカルなエリアですら降伏者、死者がうん十万、恐ろしい。

五代と宋の興亡

周藤吉之 中嶋敏 講談社

五代から南宋の滅亡まで。概ね学者の書いた概説書で、政治史、経済史を中心とした作り。
五代単位の本が読みたいんだが、無いよね。

仲代達矢が語る日本映画黄金時代

春日太一 PHP研究所

名優仲代達矢が語るまだテレビが普及する前の映画の話。三船敏郎や黒澤明等有名人のエピソードがズラリ。

人間の条件の撮影の際に、満州帰りの人間が無理やり日本で満州の映像を撮るために、満州の雲が出るまでずーっと待ってた話。他監督達のこだわりや名優のアクの強さ、それらに振り回されつつ映画が作られていく流れ、時代を感じるエピソードの数々。

また現在の俳優の現状(効率重視でろくに育成されてない、余裕がなさすぎる、タレントばかり)等についても嘆いていたり。
私の感覚だと、昔はともかく現代の日本に俳優っているの?映画に出てるのって皆タレントとかアイドルとか芸人じゃね?って感じですかね…。

また話し言葉が江戸弁的なものから標準語的なものになって人間味がなくなって演じにくくなったとも言っていました。
ただ私なんかは映像よりテキストよりの人間なので、方言物は読みにくいんですよね(地の文とセリフで文体が違うと読むテンポが崩されるので苦手、私が時代小説が苦手な理由も一端がこれ)。

こういう俳優本って下手すると本編より面白いんだよなぁ…(笑)。
  

箱根の坂

司馬遼太郎

上中下3巻

北条早雲を主人公にした小説。なまじ謎の人なだけに創作部分が特に前半は多い。一応早雲の特徴は様々な形で散りばめられており、この時代によくここまで調べ上げたなぁと言う感じの作品、古書店を空にする男は伊達じゃなかった。
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