2010年12月31日
日本が危ない(229)ベトナム新幹線、導入の行方(59)
イエローカード・ビナシンを探る(4)!
ビナシンへの国債分3億ドルの供与は誤報と政府が釈明
2010年10月1 日
政府は9月30日、9月度政府定例会合後の記者会見で、経営危機に陥っている国営ベトナム造船グループ(ビナシン)が、フランスの大手投資銀行ナティクシスに対して抱える債務の現状を明らかにするとともに、政府がビナシンに債務返済資金として3億ドルを提供する、との報道を否定した。
7月にビナシンのビン会長が停職処分にされて以来、会長職を代行しているチュオン交通運輸次官は会見で、返済期限が来たナティクシスに対する債務は2,500万ドルで、中部クアンガイ省ズンクアットでの石油タンカー建造資金として借り入れたものであることを明らかにした。
同債務の返済期限が7月13日だったが、ビナシンは財政難を理由として、2ヶ月の繰り延べを要請。
期日を9月13日としたが、まだ返済できておらず、現在さらなる繰り延べと分割払いを求めて交渉中だという。
ビナシン側は、分割払いの初回額として、300万ドルを提案している。
一部の報道機関が、ビナシンのナティクシスへの債務3億ドルの返済のために、政府が今年海外で発行した国債のうち3億ドルをビナシンに貸し付けることを承認した、と報じていることについて、チュオン次官は、これを誤報であるとし、政府がビナシンに同意したのは、ナティクシスへの分割返済初回分の300万ドルだけだ、と述べた。
同次官は、ビナシンが手離す可能性のある案件の譲渡先について、日本や台湾の企業が引き受けに関心を示していることも明らかにした。
ただし、正式な引き合いはまだ1件もないという。
フック政府官房主任は、ビナシンの今後の資金調達問題について、国内法の原則に基づけば、国営経済グループの資本金は政府が提供したものであり、これが不足すれば、政府が追加出資するのは普通だと述べ、いわゆる公的資金の注入もあり得ることを示唆した。
ただし、ビナシンの債務については、借りたものは返す、を原則とし、債務帳消しはないことを確認したという。
★12/30日ホーチミン市場の市況:
30日の株式市場は、反発となり、VN指数は2.65ポイント(0.55%)上昇し、481.40で取引を終えた。出来高は、前日より2割、減少した。
ベトナム市場の大納会は31日。新年は3日まで休場して4日からスタートする。
追記: 今年も残すところ、あと1日となってしまいました。
年を重ねる毎に1年の日が経つのが早い事には驚かされます。
それだけ変化が少ないと言う事なのかも知れません。
アフィリを始めた当初の野心も崩れ、今は毎日の出来事を、時間の許す範囲の中で書き止めていますが、不思議な事に、点として起こった出来事が、その後の出来事に繋がっている事が数多くあります。
地震で例えるならば、本震の前に起こるとされる、一連の前触れ現象を、いかに的確に判断して予知能力を高めるか。
謂わば、点から線に読み解くパズルかもしれません。
特に経済活動は人間が行うある種のゲームですから、必ずシナリオが存在する筈、それを読み解くのが、わくわくと心躍るのである。
それは一種のスリルとサスペンスかも知れません。
スリルは資金、サスペンスは国家間の紛争、競争、騙し合いですかね。
ホントはこれに愛が絡めば、007のストーリーになるのだが、一寸自分では役者不足かもね。
皆さんとって新年が良い年である事を願いまして、本年の幕引きと致します。
有難う御座いました。
ビナシンへの国債分3億ドルの供与は誤報と政府が釈明
2010年10月1 日
政府は9月30日、9月度政府定例会合後の記者会見で、経営危機に陥っている国営ベトナム造船グループ(ビナシン)が、フランスの大手投資銀行ナティクシスに対して抱える債務の現状を明らかにするとともに、政府がビナシンに債務返済資金として3億ドルを提供する、との報道を否定した。
7月にビナシンのビン会長が停職処分にされて以来、会長職を代行しているチュオン交通運輸次官は会見で、返済期限が来たナティクシスに対する債務は2,500万ドルで、中部クアンガイ省ズンクアットでの石油タンカー建造資金として借り入れたものであることを明らかにした。
同債務の返済期限が7月13日だったが、ビナシンは財政難を理由として、2ヶ月の繰り延べを要請。
期日を9月13日としたが、まだ返済できておらず、現在さらなる繰り延べと分割払いを求めて交渉中だという。
ビナシン側は、分割払いの初回額として、300万ドルを提案している。
一部の報道機関が、ビナシンのナティクシスへの債務3億ドルの返済のために、政府が今年海外で発行した国債のうち3億ドルをビナシンに貸し付けることを承認した、と報じていることについて、チュオン次官は、これを誤報であるとし、政府がビナシンに同意したのは、ナティクシスへの分割返済初回分の300万ドルだけだ、と述べた。
同次官は、ビナシンが手離す可能性のある案件の譲渡先について、日本や台湾の企業が引き受けに関心を示していることも明らかにした。
ただし、正式な引き合いはまだ1件もないという。
フック政府官房主任は、ビナシンの今後の資金調達問題について、国内法の原則に基づけば、国営経済グループの資本金は政府が提供したものであり、これが不足すれば、政府が追加出資するのは普通だと述べ、いわゆる公的資金の注入もあり得ることを示唆した。
ただし、ビナシンの債務については、借りたものは返す、を原則とし、債務帳消しはないことを確認したという。
★12/30日ホーチミン市場の市況:
30日の株式市場は、反発となり、VN指数は2.65ポイント(0.55%)上昇し、481.40で取引を終えた。出来高は、前日より2割、減少した。
ベトナム市場の大納会は31日。新年は3日まで休場して4日からスタートする。
追記: 今年も残すところ、あと1日となってしまいました。
年を重ねる毎に1年の日が経つのが早い事には驚かされます。
それだけ変化が少ないと言う事なのかも知れません。
アフィリを始めた当初の野心も崩れ、今は毎日の出来事を、時間の許す範囲の中で書き止めていますが、不思議な事に、点として起こった出来事が、その後の出来事に繋がっている事が数多くあります。
地震で例えるならば、本震の前に起こるとされる、一連の前触れ現象を、いかに的確に判断して予知能力を高めるか。
謂わば、点から線に読み解くパズルかもしれません。
特に経済活動は人間が行うある種のゲームですから、必ずシナリオが存在する筈、それを読み解くのが、わくわくと心躍るのである。
それは一種のスリルとサスペンスかも知れません。
スリルは資金、サスペンスは国家間の紛争、競争、騙し合いですかね。
ホントはこれに愛が絡めば、007のストーリーになるのだが、一寸自分では役者不足かもね。
皆さんとって新年が良い年である事を願いまして、本年の幕引きと致します。
有難う御座いました。
投稿者:がくがく|00:30