2010年02月27日
認知症介護報告(2-3 叩けば直る?)(2008年度分)
引き続き、当時の紹介をします。
2008.5.1(メール18)
調子はどう?
こちらは相変わらず、介護と仕事で毎日が過ぎている。
やはし、日に日に弱って行く感がある御袋をみていると、やりきれないものを感じる時がある。
これが人間なんだろうな、自然なんだよな、と思うがね。
兄は相変わらず、毎日出掛けてしまうので、日中は殆ど自分が御袋と向かい合っている。
話をしても殆ど通じないので、一方的な会話になってしまうが、脳のリハビリだと思って、なるべく会話を広げるようにはする。
しかし、細胞が壊れてしまった脳には、次のステップが難しい。
一昨日の新聞の記事に、「へそのさい帯血を静脈に注射して、アルツハイマーが予防出来る」とあったが、脳梗塞の治療に、脊髄からの血液を使う治療と同じだね。
人間の体内には、抗体能力が備わっているのだが、それを本体である、脳の指令では、出ないと言うのが不思議だ。
もしそうなれば、死ぬ人がいなくなってしまうのかもね。
そのバランスなのかね。
一寸前にシャワーに入れたのだが、洗っている最中に、ウンチが漏れて来た。
お尻をタオルで刺激したり、浴槽に入って気持ちよくなると、脳の何処かを刺激するらしく、時々漏れて来る。
漏れても以前の様には騒がなくなって来た自分に感心する。
春はいろんな色の花が一斉に咲き出すね。見事だね。
追記:お袋の事を呼ぶ時は、エッちゃんと呼ぶ。
「エッちゃん元気?」「エッちゃん眠いの?」「エッちゃん怖いね?」「エッちゃん大丈夫ですかー?」等と呼びかける。
又、「お名前は?」と言うと、ちゃんと本名を答える。
「お父さんの名前は?」「お母さんの名前は?」との質問にも、ちゃんと答えられが、それらの関連した話の発展は全くなく、テレビ等でお馴染みの鳥、オウムの様な反復にすぎない。
脳の細胞がどんどん壊れていくのだろう。
しかし、たまにだが、小学校の時の先生との会話とか、泣きながら、お母さんとの会話をしている時もある。又、先生の名前を呼びながら、涙を流したりもする。
こんな時は「「エッちゃん大丈夫だよ」と言って落ち着かせてあげる。
こう見ていると、小学校以降の話しは、余り出て来ない。
近い出来事は思い出せないと、良く言われるが、全くその通りになっている。
時々、頭でも叩いてやれば、その拍子に、元通りになるんじゃないのかと、何度も思うのである。
2008.5.1(メール18)
調子はどう?
こちらは相変わらず、介護と仕事で毎日が過ぎている。
やはし、日に日に弱って行く感がある御袋をみていると、やりきれないものを感じる時がある。
これが人間なんだろうな、自然なんだよな、と思うがね。
兄は相変わらず、毎日出掛けてしまうので、日中は殆ど自分が御袋と向かい合っている。
話をしても殆ど通じないので、一方的な会話になってしまうが、脳のリハビリだと思って、なるべく会話を広げるようにはする。
しかし、細胞が壊れてしまった脳には、次のステップが難しい。
一昨日の新聞の記事に、「へそのさい帯血を静脈に注射して、アルツハイマーが予防出来る」とあったが、脳梗塞の治療に、脊髄からの血液を使う治療と同じだね。
人間の体内には、抗体能力が備わっているのだが、それを本体である、脳の指令では、出ないと言うのが不思議だ。
もしそうなれば、死ぬ人がいなくなってしまうのかもね。
そのバランスなのかね。
一寸前にシャワーに入れたのだが、洗っている最中に、ウンチが漏れて来た。
お尻をタオルで刺激したり、浴槽に入って気持ちよくなると、脳の何処かを刺激するらしく、時々漏れて来る。
漏れても以前の様には騒がなくなって来た自分に感心する。
春はいろんな色の花が一斉に咲き出すね。見事だね。
追記:お袋の事を呼ぶ時は、エッちゃんと呼ぶ。
「エッちゃん元気?」「エッちゃん眠いの?」「エッちゃん怖いね?」「エッちゃん大丈夫ですかー?」等と呼びかける。
又、「お名前は?」と言うと、ちゃんと本名を答える。
「お父さんの名前は?」「お母さんの名前は?」との質問にも、ちゃんと答えられが、それらの関連した話の発展は全くなく、テレビ等でお馴染みの鳥、オウムの様な反復にすぎない。
脳の細胞がどんどん壊れていくのだろう。
しかし、たまにだが、小学校の時の先生との会話とか、泣きながら、お母さんとの会話をしている時もある。又、先生の名前を呼びながら、涙を流したりもする。
こんな時は「「エッちゃん大丈夫だよ」と言って落ち着かせてあげる。
こう見ていると、小学校以降の話しは、余り出て来ない。
近い出来事は思い出せないと、良く言われるが、全くその通りになっている。
時々、頭でも叩いてやれば、その拍子に、元通りになるんじゃないのかと、何度も思うのである。
投稿者:がくがく|15:43