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2023年11月02日

【年収120万円】低収入セミリタイア生活5年目で思うこと

僕は5年前、
離婚を機に「低収入セミリタイア生活」を始めた。

最低限だけ働いて、
残り時間をやりたいことに全振りするライフスタイル。

カテゴリー的には
「寝そべり族」「静かな退職」「隠居生活」に近い。

この生活をしていて思うことや、
メリット・デメリットを書いてみる。

人生に疲れた方や、
「シアワセのレールから外れた」と悩む方、
「週5・8時間労働」に疑問を持つ方の参考になれば嬉しい。

ー目次ー
  1. 現在の収支
  2. 人生の時間配分
  3. 低収入セミリタイア生活を選んだ理由
    (1)うつ病罹患で弱さを思い知った
    (2)とにかく自由でいたい
    (3)労働時間がムダに思える
    (4)人とずっと一緒にいると疲れる
    (5)長生きするつもりがない
  4. 低収入セミリタイア生活のメリット
    (1)内向的で没頭型の人に向いている
    (2)時間と健康こそ人生の宝と気づく
    (3)本当に必要な欲望に集中投資できる
  5. 低収入セミリタイア生活のデメリット
    (1)”世俗的な恋愛観の人”との恋愛は難しい
    (2)劣等感や無力感との闘い
  6. まとめ

1.現在の収支

政令指定都市・1人暮らし
精神障害者手帳を所持(広汎性発達障害:3級)

・収入
 ◎非正規、障害者雇用枠
  労働時間:週4日、週20〜21時間、残業ゼロ
  労働収入:8〜9万円

 ◎副業収入(アフィリエイト広告・アンケートモニター・ポイ活等)
  月1500〜3000円(成果次第)

・支出
 ◎固定費(家賃・光熱費・通信費等)
  月5万〜5万5000円

・貯金
 数ヶ月は問題なく生活できる程度

ということで、収支は幸い黒字。

2.人生の時間配分

出勤している時間以外、
ほぼすべて趣味と副業に没頭している。

具体的には次の5つ。

・バスケをする
・野球をする
・筋トレする
・ブログや小説を執筆する
・MMD動画を制作する

ブログとYouTube動画制作は楽しいから続けてきたが、
ありがたいことに少しずつ伸びている。

なので、趣味と副業の境界線はあいまい。

なお、スポーツでは
道具・体育館/グラウンド・移動などの費用がかかる。

もしバスケと野球に出逢っていなければ、
週3日労働でもやっていけると思われる。

だがスポーツは生きがい。
辞める選択肢はないため悪しからず。


3.低収入セミリタイア生活を選んだ理由

(1)うつ病罹患で弱さを思い知った

僕は16年前にうつ病を患った。
今はかなり回復したが、毎晩薬を飲んでいる。

1人で生活できて趣味に没頭していると、
つい忘れそうになる。

今の自分は、毎日の服薬でようやく保てていること。
少しでも無理したら、またすぐに心が壊れること。


「自分はこんなものじゃない」
「努力は必ず報われる」
そう思いたい人の気持ちもわかる。

ただ、「心の脆さ」「人間という生き物の弱さ」を
心に留めておいて損はない。


「自分は強いから大丈夫」
「心を患うなんて弱いヤツの甘えだ」

そう思っている人は1度、
自分のキャパシティーを把握してほしい。

多くの荷物を持っても平気な人もいれば、
少しの荷物で限界な人もいる。

【うつ病経験】”生きている”と、”死んでいない”は違う。

(2)とにかく自由でいたい

縁あって恋愛や結婚を経験できたことは
とても幸せだった。

だが、僕は結婚生活を経験したことで、
「家庭を持つ人生を望んでいない」
という本音に気づいてしまった。


僕の本音は
・好きなことに没頭したい
・一生、自由に遊んでいたい
・自分を表現したい、創作したい
だった。

いつまでも”プレーヤー”でいたい。
自分がプレーできる機会をガマンして、
たとえば子どものプレーを見守るなんてイヤだ。

僕は今もなお、
1度も試合を観に来てくれなかった親へ
「僕のプレーを観に来てよ!」と言い続けている。

僕に無関心だった親へ
「僕の作品を見てよ、内面を知ってよ!」と訴え続けている。

僕は精神の発達段階も欲求レベルも
”子どものまま”だと自覚している。


【大人強要社会】ピーターパン症候群のまま生きて何が悪い?

(3)労働時間がムダに思える

僕は働きたくない。

やりたいこと=”スポーツと創作”が明確なので、
それができない時間≒出勤している時間が
ムダに思えてしまう。

「有限な人生の大半をなぜ労働に費やすの?」
そう思っても飲み込んでいる人が多い中、
僕は飲み込めない人だった。

最も回避すべき状況は、
・イヤな労働をせざるを得ない状況≒家族を守る責任を負う

その責任が幸せだと思える人ならいいが、
僕は子どものままでいたいのでそんな責任を負いたくない。

なので、自分1人養えばいい生活にたどり着いた。

(4)人とずっと一緒にいると疲れる

僕は、マンガで恋人や夫婦が言う
「あなたと一緒にいると落ち着く」
というセリフに憧れている。

だが自分にはできないため、
「どんな鍛錬で身につけるんだろう?」
「人といても安心できない自分がおかしいの?」

と悩んできた。

そこで、
「よし!誰かと一緒いると安心しよう!」
と試みてきたが、習得への道は険しい。

誰かと同じ空間にいると、
体内のバッテリー残量が音速で減っていく。

恩きせがましい親に育てられると、
自分の存在が他人に喜ばれているという感情はもてない。

自分という存在は他人にとって負担なのだ、
という感じ方を心の底にこびりつかせてしまう。

だから心地よく他人と一緒にいることができない。
他人といると気がひけてしまう。

すると、
相手に何かしてあげなければいられない気持ちになる。

相手の得になるようなことをすることによって、
その居心地の悪さから逃れようとする。

『愛されなかった時どう生きるか 甘えと劣等感の心理学 』 より

僕の気質はおそらく「hsp」「内向型」に当てはまる。
それもあって、僕は周囲からの

「お前のために苦労したんだぞ」

という無意識のメッセージを
強く受け取ってしまったのかもしれない。

(5)長生きするつもりがない

今でこそ立ち直ったが、僕は人生の多くの時間を
「安楽死したい」と思って過ごしてきた。

根底には
「親から共感される体験やぬくもりをもらえなかった」
ことへの悲しみがある。

話が通じない親には、”心の実体”が存在しないのではないか。

「抱きしめられたい」
「無条件に安心できる人がほしい」

そんな幼児のままの欲求は、
もう満たされることはないと悟った時、

 叶わない欲求を抱えて長生きしたら余計に苦しくない?
 なら人生、太く短くでよくない?
 内面の虚しさを埋める作業に没頭してさ。


と思った。

叔父も父も60歳前後で逝った。
僕も最長そこまででいい。
お金はそれまで持つくらいあれば十分。

低収入でも、欲望絞り込みで賄えることに気づいた。

4.低収入セミリタイア生活のメリット

(1)内向的で没頭型の人に向いている

人間の気質は、
誰かと一緒にいるのが好きな人が7割、
1人でいるのが好きな人が3割らしい。

1人が好きな人も”寂しい”という感情を持っている。
たまには誰かと過ごしたいと思う。

ただ、1人が好きな人は
刺激や他者の感情をすぐに読み取るので、
誰かといると無意識に疲れる。

低収入セミリタイアすると、
もっとも疲れる時間⇒職場にいる時間を減らせる。

さらに低収入なため、
退勤後の寄り道(外食・娯楽・飲み会など)の選択肢も消える。


何より、早く帰って没頭したいことがある。
結果、自然と出費が減り、節約する癖がつく。

(2)時間と健康こそ人生の宝と気づく

絶大な権力を手に入れ、頂点まで登りつめた人は、
ふと、こんな本音を漏らすことがあります。

暇な時間がほしい、
時間のゆとりはどんな幸福にも替えがたいものだ、と。


神皇アウグストゥスにしても、
国務から解放され、自由になることを願ってやみませんでした。

『人生の短さについて 』 より

現代社会は勤勉に働くこと
≒イヤなことでもガマンして続ける力が評価される。

だから多くの人は
「なぜ週5日8時間もイヤなことに費やすの?」
「何のために生きているの?」

という疑問を飲み込んで生きている。

日々ガマンして働き、
鬱憤を溜めている人にとって、僕のような者は

「怠け者」「わがまま」
「社会で役割を果たさないフリーライダー」

に映っても仕方ないだろう。

そう思われるリスクを恐れ、
無理して社会のラットレースへ復帰するか。

定年まで労働に明け暮れ、健康も気力も衰えた頃、
あの時にしかできなかったことを後悔するか。

誰に何を言われようと、
自分の時間を大切にして生きるか。


低収入セミリタイア生活は、
人生の時間配分を考え直すきっかけになる。

(3)本当に必要な欲望に集中投資できる

「欲望に優先順位をつけよ」

お金が足りなくなるのは宝石や装飾品など
必ずしも必要のないものまで欲しがっているからだ。

だったら優先順位の低い欲望は切り捨ててしまえ。
生活水準は大して変わらない。

そうすれば
本当にやりたいことのためにお金を使うことができる。

『漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則 』 より

低収入、且つやりたいことが明確なら
自然に1点集中投資になる。

やりたいことが特にない人や、
お金がかかる趣味がある人は、
優先順位付けが必要になる。


今は”ファッション欲”を切り捨てている。

本当はゴシック系、ヴィジュアル系、
ホスト系のファッションが好きだが、

「バスケしたい」「好きな服を着たい」を天秤にかけ、
バスケを選択している。

これはとても悔しいので、今後の解禁を目指している。

5.低収入セミリタイア生活のデメリット

(1)”世俗的な恋愛観の人”との恋愛は難しい

世俗的な恋愛観とは、ここでは

・ずっと一緒にいるのが当たり前
・もし結婚したら同居するのが当たり前
・正社員/年収●百万円以上のスペックが当たり前
・人生の大半を労働に費やすのが当たり前

のような
”カネや将来性がある前提の相手を求めること”
を指すことにする。

低収入セミリタイア生活の人は、
こういう恋愛観の人とはうまくいかないと思う。

この生活は高負荷や重責に意味を見出せず、
働きたくないからたどり着いたのだ。

低収入セミリタイア生活者と相性が良い人は、
同じように”シアワセのレールへの違和感でいっぱいな人”だろう。


たとえば
・働きたくない
・たまに会うだけの気楽な関係でいい
・養う/養われる責任や負い目はNG
・一般的な恋愛観や結婚観が合わない
・世間体とかどうでもよくて自分の考えを貫きたい
『「山奥ニート」やってます。』 より

僕が定職に就かず、ニートであることを、
彼女はなんとも思ってなかった。

もともと男に養われるなんて嫌、という人だ。
かといって養うつもりもないらしく、結婚してからも財布は別だ。

彼女にとって僕は、地域猫くらいの感覚なのかもしれない。
たまに寄ってきたときにかわいがる。
僕にとってはその距離感がちょうど良かった。


ずっと一緒にいなくてもいいし、養う必要もないなら、
これから先も別れる理由がないように思った。
ニートだから異性と付き合えないってこともない。
恋をするのって、基本無料だ。
必要なのはお互いの心と体だけ。

「お金がないと恋愛や結婚ができない」
なんて言う人もいるけど、それは稼ぎ男に操り女、
という古い男女観に囚われてるんじゃないかと思う。
2人で川で釣りをしたり、縁側に座って夕日を眺めたり、
夜抜け出して星を見たりするだけでいい。

そんなデートを許してくれる女性は少ないって?
こんな辺鄙な場所へ来た女性は、その時点で
山奥ニート的な生き方に共感してくれてるんじゃないかな。

僕はこの山奥ニートの方に深く共感した。
自分そのものじゃないかとさえ思った。
こういう人も奥様も、まだマイノリティだと思う。

あるいは
「働きたくないダメ人間」と思われるのが怖くて
胸の内を明かせずにいるかもしれない。

もし出逢えたら、
たとえ低収入でもドロップアウト組でも、
素敵な関係になれるんじゃないかな。

「男のくせに泣くな」とは誰が決めたのか。

(2)劣等感や無力感との闘い

「幸せのカタチは無限にある」
「自分が幸せならそれでいい」

いくら頭で理解しても、幼少期からすり込まれた
「シアワセのレール」の幻影は強力だ。

そのレールとは、たとえば
・良い学校、良い会社に入る
・バリバリ仕事して家族を養う

「シアワセのレール」への執着が強いほど、
そこから外れた自分を”不幸”と決めつけやすい。

特に同年代や年下が
順調にレールに乗れているところを見るたび、
自分との比較が始まる。

油断すると、
「自分はダメ人間⇒劣等感の塊⇒性格が歪んで社会的に孤立」
という破滅ルートへ堕ちてしまう。

そこで、いかに立ち止まれるか。
「自分は本当にシアワセのレールを望んでいるのか?」
問い直す必要がある。

今はSNSでもリアルでも、
簡単に他者と比較できてしまう世界。

低収入セミリタイア生活は、
「劣等感から破滅ルートへ墜ちる自分を引き戻す闘い」
でもある。


劣等感とは、誰と比べて”劣っている”のか。

6.まとめ

低収入セミリタイア生活は楽ではないが、
没頭型人間の自分には合っている。

メリット・デメリットはまだあると思うが、
今回はこの辺で。

繊細な人や社会不適合者は、
つい自分を卑下してしまう。

だが、それはあなたが悪いのではなく、
資本主義・競争社会に適合できなかっただけ。

「週5日8時間労働っておかしくない?」

それに気づくことが、
自分の人生を取り戻すきっかけになる。

人間である以上、
どんな底辺も世界的な成功者も、
不安や劣等感を消すことはできない。

だったら、不安も劣等感も連れて行こう。
人生の残り時間を、悔いなく生きるために。




⇒他記事
話が通じない親には、”心の実体”が存在しないのではないか。

優しい人が突然いなくなるのは、我慢の限界を超えた時。


⇒参考書籍

















posted by 理琉(ワタル) at 19:39 | TrackBack(0) | 人生観

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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