2004年07月17日
プール熱大流行の本当の原因は
どうも、検査キットの普及によるかもしれないとのこと。
検査キットは、アデノウイルス感染の有無を調べるだけで、型までは分からない。アデノウイルスには50以上の型があり、プール熱の原因となるのはそのうちの5つの型、3型が多く、ほかは1、4、7、14型。
プール熱と診断するには、検査で陽性だとしても、〈1〉39―40度の高熱〈2〉結膜炎〈3〉咽頭炎の主な3つの症状があるかなど、判断基準の統一が必要ですな。
風邪の原因ウイルスであるアデノウイルスだが、ほかの型では、7型は重症の肺炎を起こし、乳幼児がかかることが多く、髄膜炎、脳炎、心筋炎などを併発することもある。8型は、学校伝染病の一つの流行性角結膜炎を起こすことが知られている。ほかにも、40、41型は、腸に感染して下痢を起こし、11型は膀胱炎、37型はSTDとして尿道炎の原因となることがわかっている。また、5型は増殖力が強いので、癌研究やベクターとしても利用されている。
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