2003年12月17日
ノロウイルス
さて、牡蠣もシーズンである。この牡蠣が、これからの食中毒の一番の原因だ。SRSVによるもので、従来、ノーウオークウイルスと呼ばれていたのだが(ことし8月下旬、国の食中毒統計作成要領が改正されたことに伴い)、新たな名称ノロウイルスとなった。
そもそもノーウオークとは最初に患者が出た米国の町にちなんだ名前。およそ学名にはふさわしくないということになったのか。症状的には、嘔吐や下痢で、特に治療することもなく1、2日で治る。下痢などで培養の検査が出るが、この場合細菌が原因ではないのだから、残念ながら期待の病原菌は検出できないのである。
ウイルスなのだから、検出できるのは、電子顕微鏡もしくはPCR法だ。およそ、一般的な検査室ではやっていない検査法である。牡蠣の生食だけでなく、くしゃみなどでの飛沫感染もあるから困ったものだ。いずれ、この時期にしか食せない生牡蠣、日本酒といっしょにいただけば最高〜♪
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