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2003年11月13日

日本の採血管は滅菌されてないのだよ

検査のための採血管、欧米では100%滅菌されているのに、日本の製品は無滅菌。これが、製造工程や保管中に、空気中の常在菌が付着したとみられる細菌汚染が2割もあったという発表(今年10月の日本臨床化学会年会での藤田保健衛生大短期大の勝田逸郎助教授ら)があった。これを受けてだと思うが、NHKニュースの報道もあった。 欧米では、1974年、カナダで初めて非滅菌真空採血管からSerratia marcescensが起因と思われる敗血症の発生5例が明らかになり、その後、真空採血管の滅菌は法律などで義務化されている。日本では真空採血管の滅菌は標準化されていないのだから、こんなとこでも、日本の厚生労働省のおそまつさがまた浮き彫りになった。 とにかくも、細菌汚染された採血管から血液が逆流することによって、細菌が人体中に侵入するわけである。その逆流の原因はというと、採血終了後駆血帯を緩めてしまって、採血管を抜くからである。看護婦さんが、ちゃんと採血が終わってから駆血帯をはずすかどうか、確認しようね。 *もひとつ、血液が採血管内に流入し始めたらすぐに駆血帯を外すのも、逆流防止となります。
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