2016年05月26日
先発川井貴志は「困ったときのボブ」ではなく「困ったボブ」だった。
楽天8連敗 先発川井初登板も4回5失点で2軍落ち
[2016年5月25日21時38分]【日刊スポーツ】
「困ったときのボブ」こと川井が今季初登板初先発したが、4回5失点で試合後には2軍での再調整が決まった。
1回2死一、二塁から浅村に許した先制2点二塁打、三回は2死満塁で炭谷に走者一掃の二塁打を浴びた。「次のバッターとの勝負でもいいと思ったんですが、初回だったこともあり、気持ち的に勝負にいってしまいました」と一回の浅村への一球をと悔やんだ。
3回を投げ終え、さえない表情でベンチに戻る楽天先発の川井=西武プリンスドーム
「困ったときのボブさん」である。川井が今季のパ最年長勝利を目指し、25日の西武戦に今季初先発予定だ。西武打線には大阪桐蔭高の後輩・中村、浅村らがいる。現役では川井が最年長ながら「誰一人として川井さんのところへあいさつに来ない」という。
大阪桐蔭に限ったことではないが、野球界は出身校の絆が強く、試合前の練習中などに後輩が先輩のもとへ駆け寄ってあいさつをするのは常識でもある。「先輩にあいさつがないとは何事か!」。川井本人よりカッとなったチームメートが「ここはビシッと言った方がいいですよ」とアドバイスしても、ベテラン左腕は「そんなのいいよ。だって相手はスター選手だよ」と受け流すだけだったとか。
それを受けて、あんなに優しい優しい大阪桐蔭の西谷監督が一度だけOB連中に大激怒した事があるらしい。大激怒した西谷監督はOBのプロ野球選手全員に電話をかけ怒鳴りつけた「川井だけには全員一年一度は挨拶しろ!!!」と。以来、大阪桐蔭出身の選手は楽天戦があるときはその日の登録選手を確認するのが日課になっている。なお、挨拶に来る後輩に川井貴志投手は「ごめんなー、俺いつも一軍いないから大変やろー」と逆に後輩に気を使うのだった。
(大阪桐蔭の年齢順)
川井>岩田=中村>西岡>平田>丸毛>中田=岡田>浅村>江村>西田>藤浪>森>香月
<川井貴志とは>
出身地 大阪府大阪市
生年月日 1976年9月16日
身長 180cm 体重 83kg
左投左打
プロ入り 1998年ドラフト3位
(経歴)
大阪桐蔭高等学校
城西大学
千葉ロッテマリーンズ(1999年-2006年)
東北楽天ゴールデンイーグルス(2006年-)
大阪桐蔭高校、城西大学を経て、1998年のドラフト3位で千葉ロッテマリーンズに指名され入団。同期入団に里崎智也がいる。
ロッテでは2年目の2000年から一軍の戦力となり、主に左の中継ぎ兼谷間の先発として登板。2002年には小林宏之と左右のセットアッパーとして、51試合に登板し防御率2.76の好成績を残した。
しかし、2003年は54試合に登板するも防御率4点台、さらに2004年には47試合に登板したが防御率7点台と徐々に成績が悪化し、出番も減っていく。
2006年の開幕後、新里賢とのトレードで、左腕を欲していた東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍。
楽天移籍後は、初年度に交流戦で当時読売ジャイアンツ所属の上原浩治と先発で投げ合って勝利を挙げたりするものの、なかなかこれといった成績を残せなかったが、左腕ということもありしぶとく残留。
2010年、6月終わり頃からローテーション入り。17試合に登板し3勝7敗、防御率4.59の成績を残す。
2011年もセ・パ交流戦からローテ入りし、最初は安定した投球を見せたが全く援護がなく、防御率3.37で1勝4敗の成績に終わった。
2012年5月2日の西武ドームでの西武戦で初登板するが、4回途中で降板。5月9日のKスタ宮城での対西武戦で初勝利を挙げ、6月26日の東京ドームの日本ハム戦で2勝目を挙げるが、7月10日以降は1軍登板がなく、8試合登板2勝1敗の成績に終わった。
2013年開幕から二軍で先発ローテを守り10試合で4勝1敗、防御率2.49の成績。先発左腕が不在の状況で6月27日に一軍昇格し、同日の西武戦(埼玉県営大宮公園野球場)にて初登板。6回を本塁打による1失点のみで投げ切り初勝利を挙げた。なおこの日の川井の先発が、2013年のイーグルスにおいての「(65試合目にして)初めての左投手の先発」であった。
2015年8月9日に一軍初先発を果たすと、6回2失点の好投を見せ、次の登板でも7回2失点の好投を見せるが、打線の援護なく黒星を喫する。その後2試合は打ち込まれ二軍に降格。6年ぶりに勝ち星無しに終わった。
楽天では、主に先発陣が火の車であるときに上がってきて、良いときは6回3失点ぐらいで試合を作ってくれるが2〜3回に一度は炎上する、そんなポジションの先発左腕。そのため、ファンの間では「川井が一軍で投げている=先発事情がヤバい」という風に認識されている。
名前から「乾いた菓子」と呼ばれることも。2013年の、楽天史上初のリーグ優勝記念祝勝会中継の席上で、自身がニコニコプレミアム会員であることを公表してからは、プレミアム川井とも呼ばれるようになった。
[2016年5月25日21時38分]【日刊スポーツ】
「困ったときのボブ」こと川井が今季初登板初先発したが、4回5失点で試合後には2軍での再調整が決まった。
1回2死一、二塁から浅村に許した先制2点二塁打、三回は2死満塁で炭谷に走者一掃の二塁打を浴びた。「次のバッターとの勝負でもいいと思ったんですが、初回だったこともあり、気持ち的に勝負にいってしまいました」と一回の浅村への一球をと悔やんだ。
3回を投げ終え、さえない表情でベンチに戻る楽天先発の川井=西武プリンスドーム
「困ったときのボブさん」である。川井が今季のパ最年長勝利を目指し、25日の西武戦に今季初先発予定だ。西武打線には大阪桐蔭高の後輩・中村、浅村らがいる。現役では川井が最年長ながら「誰一人として川井さんのところへあいさつに来ない」という。
大阪桐蔭に限ったことではないが、野球界は出身校の絆が強く、試合前の練習中などに後輩が先輩のもとへ駆け寄ってあいさつをするのは常識でもある。「先輩にあいさつがないとは何事か!」。川井本人よりカッとなったチームメートが「ここはビシッと言った方がいいですよ」とアドバイスしても、ベテラン左腕は「そんなのいいよ。だって相手はスター選手だよ」と受け流すだけだったとか。
それを受けて、あんなに優しい優しい大阪桐蔭の西谷監督が一度だけOB連中に大激怒した事があるらしい。大激怒した西谷監督はOBのプロ野球選手全員に電話をかけ怒鳴りつけた「川井だけには全員一年一度は挨拶しろ!!!」と。以来、大阪桐蔭出身の選手は楽天戦があるときはその日の登録選手を確認するのが日課になっている。なお、挨拶に来る後輩に川井貴志投手は「ごめんなー、俺いつも一軍いないから大変やろー」と逆に後輩に気を使うのだった。
(大阪桐蔭の年齢順)
川井>岩田=中村>西岡>平田>丸毛>中田=岡田>浅村>江村>西田>藤浪>森>香月
<川井貴志とは>
出身地 大阪府大阪市
生年月日 1976年9月16日
身長 180cm 体重 83kg
左投左打
プロ入り 1998年ドラフト3位
(経歴)
大阪桐蔭高等学校
城西大学
千葉ロッテマリーンズ(1999年-2006年)
東北楽天ゴールデンイーグルス(2006年-)
大阪桐蔭高校、城西大学を経て、1998年のドラフト3位で千葉ロッテマリーンズに指名され入団。同期入団に里崎智也がいる。
ロッテでは2年目の2000年から一軍の戦力となり、主に左の中継ぎ兼谷間の先発として登板。2002年には小林宏之と左右のセットアッパーとして、51試合に登板し防御率2.76の好成績を残した。
しかし、2003年は54試合に登板するも防御率4点台、さらに2004年には47試合に登板したが防御率7点台と徐々に成績が悪化し、出番も減っていく。
2006年の開幕後、新里賢とのトレードで、左腕を欲していた東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍。
楽天移籍後は、初年度に交流戦で当時読売ジャイアンツ所属の上原浩治と先発で投げ合って勝利を挙げたりするものの、なかなかこれといった成績を残せなかったが、左腕ということもありしぶとく残留。
2010年、6月終わり頃からローテーション入り。17試合に登板し3勝7敗、防御率4.59の成績を残す。
2011年もセ・パ交流戦からローテ入りし、最初は安定した投球を見せたが全く援護がなく、防御率3.37で1勝4敗の成績に終わった。
2012年5月2日の西武ドームでの西武戦で初登板するが、4回途中で降板。5月9日のKスタ宮城での対西武戦で初勝利を挙げ、6月26日の東京ドームの日本ハム戦で2勝目を挙げるが、7月10日以降は1軍登板がなく、8試合登板2勝1敗の成績に終わった。
2013年開幕から二軍で先発ローテを守り10試合で4勝1敗、防御率2.49の成績。先発左腕が不在の状況で6月27日に一軍昇格し、同日の西武戦(埼玉県営大宮公園野球場)にて初登板。6回を本塁打による1失点のみで投げ切り初勝利を挙げた。なおこの日の川井の先発が、2013年のイーグルスにおいての「(65試合目にして)初めての左投手の先発」であった。
2015年8月9日に一軍初先発を果たすと、6回2失点の好投を見せ、次の登板でも7回2失点の好投を見せるが、打線の援護なく黒星を喫する。その後2試合は打ち込まれ二軍に降格。6年ぶりに勝ち星無しに終わった。
楽天では、主に先発陣が火の車であるときに上がってきて、良いときは6回3失点ぐらいで試合を作ってくれるが2〜3回に一度は炎上する、そんなポジションの先発左腕。そのため、ファンの間では「川井が一軍で投げている=先発事情がヤバい」という風に認識されている。
名前から「乾いた菓子」と呼ばれることも。2013年の、楽天史上初のリーグ優勝記念祝勝会中継の席上で、自身がニコニコプレミアム会員であることを公表してからは、プレミアム川井とも呼ばれるようになった。
タグ:川井貴志
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