古い友人がいてその彼に教わったのがびわ酒である。
私が歯が痛いと言ったら小瓶に分けて持ってきてくれた。
聞けば、痛いか所に付ければ痛み止めになるから試してみるといいと勧められた。
彼は自分で歯が痛かったりした場合、自作の枇杷酒をぬるんだと言って、効能を私にしきりに話すのであっ
た。
当時、余り気乗りがしなかったので付けることはなく、床下収納に納めてしまっていた。失礼なことである。
それから10年程したある日、彼のお母さんが亡くなったと聞き、葬儀に駆けつけた。
お母さんの看病の話を.。病院から自宅療養に切り替え、死に至るまでの看病の話をとつとつと聞いた。
お母さんは癌であったと。
自宅療養にあたり、病院から痛み止めのモルヒネをもらっていたが、使用することは無かったとその時聞い
て枇杷酒の効能に驚いた。
痛みだしたら、自作のびわ酒を患部にぬってあげると痛みが治まり病院からの薬は必要としなかったと。
その時、あのびわ酒はそんなに効くものなのかと、半信半疑ながらも信じざるを得なくなった。
ネットなどで調べると、確かに枇杷酒の効能についてはいろいろ評価されているようである。
そこで私も枇杷酒を作ることにしたのである。
庭の枇杷の葉を取り、1週間の陰干しの後でブラシで葉の毛?などを綺麗に掃除したら25度の焼酎に3月程漬
け込んだのである。小分けし2本の瓶詰めにした。
そして、使うこともなく2本のボトルは床下収納に保管したのである。
患部にぬってもよく、少しなら飲んでも大丈夫と彼が言っていたが下戸の私が飲むこともないから一向に減ら
ず、作ったままの量が未だ健在。
一応経緯と効能を書いた物を添付しておいた方が良いかも知れない。
私が忘れる日が来ないとも限らないので、用心の為に。
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