夜泣きでどれ程苦労している親御さんがいるのか判らない。
私は子育てに於いて酷い父親であった。
肝心な時に子育てに協力しないで、いい時だけ父親顏をしていた。
今思うにろくでもない父親であった。
夜泣きしてうるさい時「静かにさせろ」と怒鳴り、怒鳴られた妻は幼子をかかえ私が寝ている部屋から外に抱いて出てあやしていたようである。
今思い出して情けなくなる。
当時は其れが男だという風潮があったにせよ、そうでなくしっかり育児に協力していた人もいたであろう。
そんな心の傷を抱く私の隣人に子育てで夜泣きに苦しんだ人がいた。
彼の長女は誕生後暫くして我が子の夜泣きが始まり、明け方まで子供を抱っこして寝かしつけに苦労したと。
その彼に事情を説明し、病院名などを聴くべくメッセージを送ったのである。
ややしばらくして丁寧な説明文書が送られてきた。
メラトニンなる物質がその子に適量分筆されていない事から睡眠障害を起こしていた事と、市川市の小児科医院迄教えてくれた。
新人君に早速知らせてあげた。
当然の事ながら喜んでくれたが、持つべきものは人の繋がりである事が何ものにも代えがたい財産である事が実に良く判った次第である。
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