今日は月一回の恒例の友との食事会。
いつものように千葉駅改札口を出て50メートルも歩くと木製のしっかりしたベンチが目につく。
駅周辺を歩こうかと早めに出てきたのだが、どういう訳か疲れてそのままベンチにヘタレ込む。
そうだ、今朝は早くに目覚め裏庭の掃除から飾り石の新たな積込をするのに力仕事(平らにするのにハンマーで土を平らにする作業)をしたのであった。
ベンチで目を閉じ彼を待ち、約束の時間より30分近く早めに来た彼と「何を食べようか」と開口一番。
前回は海鮮だったから今日はカレーにでもしようかと、ゴーゴーカレーに。
食後いつものようにソゴー隣の地下一階の喫茶店に。
この一か月間の互いの報告をしながら談笑していたら、彼の携帯がなった。
おじいさんに何かあったのかなと思っていたら、案の定「悪いけど帰るわ」と。
彼が住まいするご近所の96歳になるおじいさんが呼んでいるらしい。
詳しい事は何一つ言わずに別れる事になった。
ここ数年一人住まいのおじいさんの面倒を見てきているらしい。
赤の他人なのに実によくやっている。
聞くところによると埼玉に姪御が住んでいるとの事だが、めったに来る事もないので彼が日常の世話を焼いているらしい。
医者に連れて行ったり、必要な物を買いに行って届けたりなど便利屋さんのような働きを、おじいさんの要望を満たす働きを無償でしているようだ。
寿司や鰻を食べたいと彼に要求し、連れて行ってあげ彼もご相伴に預かるらしいが当然の事だろうと思う。
彼曰く「じいちゃん金は沢山持っているようで、あんたに500万預けておくよ」と言われたが、それは困ると断ったそうだが、面倒を一切みない姪御に一任しなさいと伝えたらしいがチョットもったいないような。
彼の優しい人間性が現れている。
そんな彼を見込んで何でも彼に依存しているのであろうが、幸せな爺さまだと他人事ながら思うのであった。
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