2017年08月24日
ジブリ猫の恩返し都市伝説が囁かれる5つの要因
ジブリ作品の中には都市伝説と呼ばれるものがいくつも存在しますが、その中でも有名なのが「猫の恩返し」でしょう。都市伝説の内容はこうです。「猫の恩返し」という作品は、「耳をすませば」の月島雫の脳内世界であるということです。ジブリ作品に限らず、映画、漫画なアニメなど様々な作品の都市伝説は存在するが、これほどほのぼのとした都市伝説も少ないように思います。
バロンが2つの作品をつなぐ?
「耳をすませば」を見たことのある方は、「猫の恩返し」を見てあれあれ?と思ったことでしょう。見たことのある猫がしゃべっています。バロン(男爵)は分ベルト・フォン・ジッキンゲン男爵というのが正式名称で、略してバロンと呼ばれています。この猫は地球屋の影の主人という設定です。西司郎(耳をすませばの天沢聖司の祖父)がドイツのカフェで見つけて日本に連れ帰ったものでした。
その地球屋のバロンが今度は実際に動いてしゃべって紅茶なんて飲んじゃっています。雰囲気もスゴく酷似しており、これはあの「耳をすませば」のバロンだよね?と言わざるを得ません(もちろん、作中でそれを否定してるわけではないのですが)。この点もこの2作品の関わりを強調する論拠となっています。
デブ猫も2作品に登場
かなりの脇役ですが、結構キーになってくるのが2作品に登場するデブ猫です。「耳をすませば」では天沢聖司にムーンと呼ばれていました。これと似た猫が「猫の恩返し」ではムタと呼ばれる猫として登場します。これはバロンの仲間の猫です。設定では昔猫の国で悪さを働いたらしく、猫の国では伝説の犯罪者「ルナルド・ムーン」と呼ばれているとか。おや?ムタの別名はムーン?
そう言えば「耳をすませば」では近所の子たちにこのデブ猫は「ムタ」と呼ばれていました。ムーンとムタ、2つの名を持つデブ猫。これは偶然ではないでしょう。この猫も何かしらの関連性を持ってこの2作品に登場していると見られています。このことも猫の恩返し都市伝説の重要なファクターとなっています。
月島雫は作家志望であった
「耳をすませば」の主人公、月島雫は小説家になる夢を持っている少女です。映画内でも「うさぎ号の冒険」「炎の戦い」「フェアリーテール」「トカゲ森のルウ」と、メルヘン系のタイトルを主に読書していました。他にも、「コンクリート・ロード」という作詞を行っている文学少女という設定です。
そしてどんな道に進むべきか、もやもやしていた彼女は映画版のラストシーンで物語を書き始めます。そのイメージが「猫の恩返し」なのではないかと推論されているのです。どんな小説なのかまではわからないのですが、読んでいた本などを参考にすると相当メルヘンな内容なのではないかと推測されます。
「猫の恩返し」のストーリーは主人公が猫になってしまったりと、相当にメルヘンです。月島雫脳内世界説はここで大きく可能性をはらんできます。
原作者は2作品共通
「耳をすませば」「猫の恩返し」この2作品の原作者は漫画家の柊あおいさんです。元々、「耳をすませば」は集英社のリボンで連載されていた作品でした。ジブリの宮崎駿氏がたまたまこの作品を読んで興味を持ったことが映画化のきっかけだったようです。つまり、この2作品は堂々とイメージが共通していると言えます。
この「猫の恩返し」という作品は宮崎駿氏のリクエストを受けて原作者の柊あおいが書き下ろしたとの話も。この2作品が共通の作者であるということが1作目の「耳をすませば」の主人公、月島雫が「猫の恩返し」の作者であるという設定がより信憑性を感じさせるものになります。
映画公開された時期との関係性
猫の恩返し都市伝説は月島雫脳内世界説ともう一つ、その3でも紹介した内容と関連しますが、月島雫作品説というのがあります。それは月島雫が成長して大人になり、書いた作品が「猫の恩返し」になるという話です。「耳をすませば」の公開が1995年で、「猫の恩返し」の公開が2002年。
仮に現実の世界とリンクさせていたとしたら、7年が経過しており、当時中学3年生だった雫は22歳になっています。作家デビューしていてもおかしくはありません。そんな公開された時期を持ち出して、この猫の恩返し都市伝説と関連づけられています。
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