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2017年06月19日

相場に大きく左右される交雑種素牛経営

最近懸念しているのは、交雑種の肥育素牛経営のこと。

ずっと高止まりしていた枝肉の価格が
今年2月ごろからだんだん下がってきました
(格付の低い肉ほど特に下がってますね)。
それに呼応するかのように素牛の価格も
下がってきています。

ところが、初生牛の価格は上がり続けている
状況なんですよね。


近年牛の価格は上がり続けていまして、
その原因としては母牛の不足により出生子牛の数が
減っていることがよく言われています。

そのような中、枝肉価格の上がり方に比べ、
牛の価格は大きく上がりました。

交雑種のここ何年かの傾向を見ていると、
初生牛や枝肉の価格上昇よりも
素牛の価格上昇が大きかったようです。
なので、肥育経営にとっては苦しかったでしょうし、
素牛経営にとってはいい状況が続いていたと思います。

ところが、前述のとおり今年に入ってから
素牛の相場が下がっているにもかかわらず、
初生牛の相場が上がり続けています。

どうしてこうなってしまうのかはよくわかりません。
あくまで根拠はないですが、想像してみると
以下のとおりです。

・最近素牛経営にとっては相場が良かったので、
余力がある。とにかく頭数は揃えたいので、
無理して買っている。
・最近素牛経営にとっては相場が良かったので、
新規参入する経営が増えたのかも。
・和牛がずっと高いので、交雑種のメスにETで
出産させる経営が増えてきている。
そういう経営が買うのかも。
・素牛価格が下落してもまだ利益を出す自信が
ある経営が強気で買っているのかも。

いずれにせよ、素牛の相場が下がっている局面で
初生牛の相場が上がり続けるとは思えませんが、
どこまで素牛が下がるのか読めないのが相場。
今の価格で初生牛を買って利益を出せる経営が
それほどあるとは思えないのですが…。

効果的な対策はなかなか思いつかないですが、
とにかく死亡事故を減らすこと、経費削減を
図ることで利益が出せる強い経営にしていくこと、
相場が高いときは無理に買わず控えめにすること、
くらいでしょうか。

今後相場が有利な方向に動く保証はまったく
ありませんので、早いうちに経営改善を図ることが
大事だと思います。
posted by とば吉 at 23:33 | TrackBack(0) | 肉用牛

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