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2016年03月01日

農業組織論−肉用牛編−

私が学生の頃、今回のタイトル
「農業組織論」なんて講義がありました。

内容は農協の話に終始したような
記憶があります。

でも、農協の話だけで農業組織なんて
なんか変ですよね。
講義の後も「農業組織っていっぱいある
けどなんなんだ?」という疑問は晴れない
ままでした。

その後農業関係で仕事していくうち、
農家を取り巻く組織のことが
よくわかってきました。

なので今回はその話題で
書いてみたいと思います。
まずは簡単に書ける肉用牛から。


肉用牛飼養農家の経営形態については
過去に簡単に書きました。
肉用牛の世界 肉用牛の種類と経営形態

最初に和牛の繁殖農家を例にとってみますと、
まず母牛がいるとします。
そして子牛を産ませるために受精を
させないといけません。

この時、受精業務を担うのが人工授精師です。
あるいは獣医師が人工授精をおこないます。

人工授精師の所属先は、農協だったり、
授精所を開業していたり、農業共済組合だったりします。
どこが多いかというとよくわからないですが、
最近は農業共済組合所属の授精師は
あまりいないような感じがします。

獣医師についても開業獣医師といって
独立している獣医師もいれば、農業共済組合所属の
獣医師もいます。こちらは後者の方が多いと思います。

授精に成功すれば、次は分娩です。
これは自分が付き添うだけでいい場合も
あれば、難産の場合は獣医を呼びます。

産まれた子牛は、だいたい10ヶ月齢で
売るのが一般的です。
売り先は主に市場です。
相対取引といって、直接肥育農家に売る
場合もあります。

和牛子牛の市場取引でいえば北海道ではほとんど
ホクレンが主催する市場で取引されていると
思います。
他にも、家畜商組合が主催する市場も
道内に何ヶ所かあります。

北海道にある市場の数は、ちゃんと調べれば
正確にわかりますが、
大体で言うと10数ヶ所あったような気がします。


続いて肥育農家を見ますと、肥育した牛の
売り先もいろいろあります。
大抵は肉専門の業者へ売りますが、
生産者が直接レストランなどに売ることもあります。

いずれにせよ、牛はまずと畜場に連れて
いかれます。
と畜は法律で定めがありますので、指定された
所でしかできません。

牛が飼育途中で死んでしまったら、
化製場という所で処分されます。

飼育にはエサが必要です。
エサを扱っている業者もたくさんあります。

家畜にまつわる政策や補助金もいろいろです。
そして関わる組織もいろいろです。


ざっと書きましたが、農家を取り巻く組織と
いうのは本当にたくさんあります。
補助金がらみの組織に関心がある方、
よくわからないから知りたい方もいらっしゃるかと
思います。
私もかつてはそんな感じでしたし。

そのあたりはまた後日に。
農協のことも書いてみたいですね。
posted by とば吉 at 00:39 | TrackBack(0) | 肉用牛

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