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2018年11月07日
畜産クラスター事業
機械や施設に半額補助が出るということで
酪農畜産農家から注目されている畜産クラスター事業。
平成27年から始まりまして、補助率の高さもあり
募集のたびに農家から多くの申請が上がってきます。
しかしこれまでは、予算に限度があったことから
全申請の3割から4割程度しか採択にならなかったのが
実情でした。
しかも新規に建設される大牧場に優先される
傾向があったため、当たらなかった農家から
不満が出ることもあったようです。
ところが平成30年は、これまでストックしていた
予算を一気に使うような形で、申請した農家全員が
採択になりました。
使用された補助金の額も結構なものだったはずです。
もうこのようなことはないだろうと思います。
そもそも半額補助なんて大盤振る舞いの事業って
どうなんでしょうね。
TPP対策とはいえ、今は乳価も高く牛も高いですから、
酪農は情勢がいいですし(肉牛の育成や肥育はそうでも
ないかと思いますが)。優遇しすぎな感じがします。
この事業も含め、いろんな事業が農業には存在します。
政治力があることを痛感させられます。
第一次産業従事者は少数派とはいえ、結束すると強いんですね。
これだけ大規模に補助事業をやると、逆に事業に
乗れなかった人は切り捨てられていくんでしょうか。
新しい機械を入れて省力化、規模拡大。あるいは
自らの力で良好な経営の実現。いずれの対応もできなかった
農家は淘汰される、そんな時代の前触れなのかもしれません。
しかし補助を受けて高度に機械化しても、その効果を十分
発揮できずに借金で苦しむ、そんな経営が少なくないことも
実態としてあります。
国が投資を推進しすぎるのはどうなのかな、
と思いますね。
酪農畜産農家から注目されている畜産クラスター事業。
平成27年から始まりまして、補助率の高さもあり
募集のたびに農家から多くの申請が上がってきます。
しかしこれまでは、予算に限度があったことから
全申請の3割から4割程度しか採択にならなかったのが
実情でした。
しかも新規に建設される大牧場に優先される
傾向があったため、当たらなかった農家から
不満が出ることもあったようです。
ところが平成30年は、これまでストックしていた
予算を一気に使うような形で、申請した農家全員が
採択になりました。
使用された補助金の額も結構なものだったはずです。
もうこのようなことはないだろうと思います。
そもそも半額補助なんて大盤振る舞いの事業って
どうなんでしょうね。
TPP対策とはいえ、今は乳価も高く牛も高いですから、
酪農は情勢がいいですし(肉牛の育成や肥育はそうでも
ないかと思いますが)。優遇しすぎな感じがします。
この事業も含め、いろんな事業が農業には存在します。
政治力があることを痛感させられます。
第一次産業従事者は少数派とはいえ、結束すると強いんですね。
これだけ大規模に補助事業をやると、逆に事業に
乗れなかった人は切り捨てられていくんでしょうか。
新しい機械を入れて省力化、規模拡大。あるいは
自らの力で良好な経営の実現。いずれの対応もできなかった
農家は淘汰される、そんな時代の前触れなのかもしれません。
しかし補助を受けて高度に機械化しても、その効果を十分
発揮できずに借金で苦しむ、そんな経営が少なくないことも
実態としてあります。
国が投資を推進しすぎるのはどうなのかな、
と思いますね。
2018年10月01日
農業の自動化
株式市場ではファナックという会社が注目を
集め続けています。
どのような会社かというと、工場のオートメーションの
ための機械装置メーカーです。
工業の世界では、かなり自動化が進んでいるような
印象があります。
20年くらい前にはその分野で働いていたのですが、もうすっかり
離れてしまいましたので、現状はわかりません。
きっと、大企業ではかなり自動化が進んでいるでしょう。
中小ではどうでしょうか。食品工場をテレビで見ると、
作業によっては自動化、機械では難しい工程は今でも
人手をかけてやっているように見受けられます。
一方、農業分野では一部作業の自動化が進んでいきそうな勢い。
畑の収穫作業では、トラクターの自動運転の研究が長年
進められていましたが、実用化が近そうな感じがします。
酪農ではかなり自動化が進みました。
最先端の牧場では、搾乳作業、除糞作業、給餌作業、
どれも自動化できています。
繁殖管理や牛の体調管理についても、牛に付けたセンサーが
発情や異変を感知する仕組みが運用されてきています。
農業は長らくきつい産業だと言われてきており、
今でもそうではありますが、効率化が進めばきっと
働きやすい産業になっていくと思います。
私の頭の中では、10年くらい前から、放牧による省力化を
図るべきだという考えがありましたが、機械化による
省力化がここまで進めば、それを活用するに越したことはないと
思います。
ようやく農業に大きな転機が訪れる土台ができてきたと
言っていいでしょう。ただ、扱える酪農家は限られるでしょう。
より扱いやすく、あるいはより多くの人が利用し、仲間同士で
情報共有できるようになれば、さらに広まっていくことでしょう。
農業の今後の発展から目が離せないですね。
集め続けています。
どのような会社かというと、工場のオートメーションの
ための機械装置メーカーです。
工業の世界では、かなり自動化が進んでいるような
印象があります。
20年くらい前にはその分野で働いていたのですが、もうすっかり
離れてしまいましたので、現状はわかりません。
きっと、大企業ではかなり自動化が進んでいるでしょう。
中小ではどうでしょうか。食品工場をテレビで見ると、
作業によっては自動化、機械では難しい工程は今でも
人手をかけてやっているように見受けられます。
一方、農業分野では一部作業の自動化が進んでいきそうな勢い。
畑の収穫作業では、トラクターの自動運転の研究が長年
進められていましたが、実用化が近そうな感じがします。
酪農ではかなり自動化が進みました。
最先端の牧場では、搾乳作業、除糞作業、給餌作業、
どれも自動化できています。
繁殖管理や牛の体調管理についても、牛に付けたセンサーが
発情や異変を感知する仕組みが運用されてきています。
農業は長らくきつい産業だと言われてきており、
今でもそうではありますが、効率化が進めばきっと
働きやすい産業になっていくと思います。
私の頭の中では、10年くらい前から、放牧による省力化を
図るべきだという考えがありましたが、機械化による
省力化がここまで進めば、それを活用するに越したことはないと
思います。
ようやく農業に大きな転機が訪れる土台ができてきたと
言っていいでしょう。ただ、扱える酪農家は限られるでしょう。
より扱いやすく、あるいはより多くの人が利用し、仲間同士で
情報共有できるようになれば、さらに広まっていくことでしょう。
農業の今後の発展から目が離せないですね。