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2017年09月29日
子どものフィットネス
子どもたちを取り巻く環境は、時代と共に変わってきている。常に、自分たちの時代とは、違うという認識は必要だ。
子どもは、「運動」によって、身体や心、脳を育てているのだから、子どものフィットネスは大切である。
(フィットネス WHO 定義: 筋肉を使った運動を満足にいくように行うことができる能力)
子どもの「運動」の量と質、体力特性、心理特性を十分考慮して指導して、いかねばならんのだナ。
どんな競技を行うにしても、「体力」が必要となる。身体的な「調整力」(バランス、敏捷性、柔軟性、協応性)、「持久力」、「筋力」は大切。
特に、「筋力トレーニング」は、負荷を軽く、または、自重負荷で正しく行えば、"10歳位"から始めても良いのだそうだ。
子どもだから、「遊び」、「ゲーム感覚」のものがいいネ。また、「どの筋肉」を使っているかなどの学習面を合わせていくのが、いいのだとか。(後々、コーチとの会話で、情報共有が容易になるのかも・・・)
高学年での「即座の習得」のためには、低学年のうちに"様々な運動"を経験させておきたいと考え、計画的にトレーニングメニュー作成、指導している。
(参考文献)
日本体育施設協会:公認スポーツプログラマー(専門科目)テキスト、p.152-158、2017
2017年09月28日
"マイ"指導ポリシー
NHKの奇跡のレッスンで、外国人コーチと日本人コーチの違いがよくわかる。
子どもたち(選手)のフィーリングを大事にしたい、失敗、成功を体験させたい。
野球は、「早期専門化スポーツ」と呼ばれる、体操競技、卓球、フィギュアスケートと違い、基礎つくり、技能を獲得していくのに、時間をかけて行っていく競技だ。(後期専門化スポーツ)
今日練習したことが、明日できれば、なにも問題ないが・・・。
そんなの、あり得ヘン。
計画的に、時間をかけて育成するのもと思う。
「教えない」のではなく、"考えてみる"ことを「教える」のもいいと思う。
技術習得には、「教える」こともあるが、"盗みとる"こともある。
観察し、自分に合うのか否か、試してみる。
そして、改良するのもいいと思う。
そういう、ものを子どもたちに身に付けさせたい。
2017年09月18日
勝つには・・・
2017年09月16日
"キセキ"のレッスン
日本のコーチは、選手に失敗させまいと指導する。「転ばぬ先の杖」的な指導ダ。
基本の動作の定着には、地味だけど「反復練習」だろうナ。そこで、失敗したって、いいんだ。
「なぜ失敗」したのかを、"考えさせている"だろうか?
ただ、時間だけをかけても、「失敗」の同定なしに、技術を改善できるとは思えない。
目標/課題や失敗を「解決」していく、「過程」が大切で。
これをやれば、「必ず」成功するというものはないシ。
高校野球で優勝したチームの練習を"そのまま"取り入れても・・・。もし、取り入れれば、成功すると考える監督、コーチの人は、考え直した方がいいと思う。
チームの選手にあった方法で、練習、トレーニングをすべきだと思う。そのためには、選手一人一人とコミュニケーションをはかり、何を考えているのか、どういう選手になりたいのか、何が足りて、何が不足しているのかを把握したい。
正解を教えるだけの指導では、選手は育たない。「問題を解決する」ためには、「何を」、「どう」行えばいいのか、子どもたち自身がみつけださせなければ、・・・。
時間はかかるが、それで身につけたものは大きいハズだよネ。
ベンチで、ずっと、子どもたちに指示し続けるワケにはいかないもノ。
2017年09月15日
投手の緊張要因(2)
「試合状況」と「心拍数」(高低で「緊張度」を推察)の関係から「ストレッサー」を抽出している。また、緊張度は、「個人差」があり、「ストレッサー」の"強さ"や"認知"について検討がいるのだという。
1投手の緊張に影響を与える要因抽出
(試合状況を表す要因)
@ボールカウント
Aストライクカウント
Bアウトカウント
C得点圏走者の有無
D得点差
(認知的要因)
試合状況の認知を質問した。
E主観的緊張度(3段階評価)
F主観的勝率
(実験詳細条件は、引用文献を・・・)
従属変数:「心拍変化量」
独立変数:上記7変数
として、重回帰分析(ステップワイズ法)を行った。
その結果、「心拍数変化量」に有意な変数として、次の3つが抽出された。
(1)ボールカウント
(2)主観的緊張度
(3)主観的勝率
だという。試合状況としては「ボールカウント」のみが、「心拍数変化量」に影響を与えたとのこと。しかし、重回帰の決定係数が低値であることから、モデルの見直しを考察しているが・・・。
2「個人差」を加えたモデルの検討
1で抽出された、独立変数に投手のダミー変数を用いて、重回帰分析(ステップワイズ法)を行った。
「個人差」として、投手が有意な変数として、抽出されたという。
「投手の緊張には個人差の要因が最も影響を与える」とのこと。投手の「性格」が、緊張度に影響するということだナ。強気な子と弱気な子で、緊張の度合いが変わるのかナ。本論文では、パフォーマンスについては、言及していないので・・・。
緊張しても、ピンチを押さえれば問題はない。最悪なのは、緊張してパフォーマンスも下がることなので。メンタル面のトレーニングも、必要なのかもしれない。
また、生体信号計測とその応用ということで、昨年の日本野球科学研究会でも講演があったナ。
とても、興味深い研究だと思う。この試合に勝たないとという心理的な圧迫、プレッシャー等がモデルとして組込められるといいナ。
(引用文献)
橋本泰弘、山田憲政:試合中の投手の緊張に影響を与える要因の抽出、コーチング学研究、Vol.30 No.2 pp.159-165、2017
2017年09月14日
投手の緊張の要因(1)
公式戦と言わず練習試合でも、緊張し足が震えたり、心臓がドキドキした経験は、だれにでもあるきとだと思う。
しかし、この緊張が普段の力を抑制するもの(パフォーマンスに影響)だと厄介なものである。
"何らかのモノ"が、選手の"情動"に影響し、極度の緊張をもたらすのだと思う。この"何らかのモノ"を、「ストレッサー」というのだ。
これを明らかにぢ、対策することで、普段通りのパフォーマンスをだせたら、いいネ・・・、ということになる。
様々な研究の経緯があるが、「試合状況」と「心拍数」(高低で「緊張度」を推察)の関係から「ストレッサー」を抽出している。
また、緊張度は、「個人差」があり、「ストレッサー」の"強さ"や"認知"について検討がいるのだという。
(参考文献)
橋本泰裕、山田憲政:試合中の投手の緊張に影響を与える要因の抽出、コーチング研究、Vol.30 No.2 pp.159-165(2017)
2017年09月13日
選球眼
打者は、投手のリリースポイントから、ホームベースの1/3の時点で、「ストライク/ボール」の判定を行っているという。そして、"どこ"を通るのかを「正確」に認識し、バットを振っていけるようにすることが大切である。
このように、投手の「投球軌道」を予測し、ストライク/ボールの見極める能力を「選球眼」という。
この「選球眼」の善し悪しと、打撃成績との関係が気になる。
ある研究報告では、「選球眼の良さ」と「打率」の間には、「正の相関」が有るのだという。
"どこ"にボールが来るのかが分かれば、ボールに向かって「フルスイング」すりゃ、いいんだもんネ。
"観る力"を養うことが大切なんだネ。ビジョン・トレーニングはありだナ。
キャッチボールでも、相手が投げたボールが、スッポ抜けた時、"どこ"に飛んでくるのかを見極めるのと同じだネ。
「予測能力」大事だネ。
(参考文献)
石垣尚男:野球と眼、愛知工業大学研究報告 第51号 平成28年
石垣尚男:選球眼と打率の関係、愛知工業大学研究報告 第50号 平成27年
2017年09月12日
打てない理由(ワケ)
すべての現象には、「原因」があって「結果」がある。(因果律)
打撃(に限らず)が、良い結果がでないのには、それなりの「原因」がある、チュウことになる。
打てない「原因」の要素があるという。
1)バットの軌道が安定しない。
2)体幹とスイングが連動しない。
3)下半身の筋力が不足している。
タイミングもとれないのだそうだ。
4)体が泳ぐ。
初心者のスイングを観察すると、バットの「軌道」が、見事な"袈裟懸け"で・・・。
まだ、バッティングのイメージができていないのかナ。体の使い方や、バットの振り出しの「タイミング」がつかめていないのが、「原因」だと思う。
状態にあった「ドリル」で、打てない「原因」を克服させたい。野球の醍醐味のひとつは、豪快にかっ飛ばすことだから・・・。
(参考文献)
川村卓:決定版バッティングの科学、洋泉社、2016
2017年09月11日
理想のスイング
良いバッティングの要素とは?
1)確実なミート
2)速いスイングスピード
3)タイミング
この要素を備えた"スイング"をづることが、「理想のスイング」と言えるのだろう。
また、打撃の「目的」は、理想の"スイング"をして、強い打球でボールを遠くに飛ばすきとに尽きる、と思う。戦術的なことを除けば、思いきり振ってこいと言うのであれば。
スタンドティで、ヘッドが落ちるが、ミートの瞬間には、上手にボールを打つ子がいる。バットのヘッドの軌道がいびつではあるが、ミートは出来るだネ。バットが重いのか?そうとは限らないようだ。
ストライク・ゾーンを9分割し、それぞれ、9種類のスイングをさせると、どうだろうか?
低めの球は、ヘッドが下がっていないだろうか。逆に、高めの球は、ヘッドが下がらず打ってはいないだろうか?
「良いバッティングの要素」には、ヘッドの下がり、上がりはない。
指導する子どもたちのスイングをビデオに撮って分析するのもいいかもネ。
(引用文献)
川村卓:決定版バッティングの科学、洋泉社、2016
2017年09月10日
バットの芯(2)
「バットの芯」に当てると、どうして遠くに飛んでいくのだろうか?
ボールが、バットと衝突の際、スイートスポット(「バットの芯」)で捉えると"バットの振動"がほぼ無いという。「芯」を外すと・・・、振動が発生し、エネルギーロスし、ボールの飛距離を奪うという。
いかに、「バットの芯」(バットの特定の位置)でボールを捕らえるかが問題となる。
どういう「指導方法」が、ベストなのだろうか?
子どもたちに、工夫させてみた。
選手に課題を与えてみた。「遠くに飛ばすには?」子どもたちは、考えるネ。
ラケットを使わせても、思いきり振って、ラケットの「この部分」にボールを当てるんだという。これが、バットでも同じだね。
そして、ボールを当てる「場所」が、「ボールの芯」なのかも。
空振り、上等
(参考文献)
川村卓:決定版バッティングの科学、洋泉社、2016