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2017年10月19日
WBSC1位
日本の野球は、男女ともWBSCランキング1位である。特に、女子は"ダントツ"である。我々は、世界ランキング1位の国で、野球をやっているんだネ。
サッカーで言えば、ブラジル、ドイツ、スペイン、アルゼンチン、イタリアのようなものか。
すげぇじゃん。
だけど、実態はどうなんだろう?
サッカーの日本代表の監督は、なぜか外国の人が多い。サッカー強豪国から招聘している。
ならば、世界中から、野球の監督/コーチを日本人に依頼されているのだろうか
(まだまだ、世界の中では競技人口は少ないのか・・・)
少なからず、海外へコーチングしにいく日本人もいるらしいが・・・。
日本の野球選手育成プログラムってあるの?
日本の「野球モデル」では、体系的な育成プログラムもないし、高校以上は「学校の部活」だし。学校の方針、監督の方針が、育成プログラムとなるわけだネ。
部員の多い学校では、公式戦に出場できない子も・・・。下手スリャ、練習試合さえってことも・・・。
いいのかねぇ。
これじゃ、海外に"野球教室"をしに行けても、育成、その国に「野球」を浸透させるモデルはないナ。
2020東京オリンピック以降、正式種目にさせるためには、「育成プログラム」考えた方がいいよネ。
ドラマ「踊る大・・・」じゃないが、正しいことしたきゃ、その組織で偉くならんとアカンかナ。
そんなことないよネ。
2017年10月18日
習い、そして、慣れよう
何もないところから、出発するのは、やはり難しい。最初に、"教示"しポイントを説明する。しかし、ピンとくる人は少ないと思う。やったことが無いのだから、イメージがわかないのが、普通だと思う。
それで、"なぜ、出来ねぇのか?"は、無いだろう
子どもだって、大人だって、初めてやることは、要領が得られず上手くいくわけがない。
しかし、次のステップから、分かれていく。粘り強く、練習するか、しないかだ。
子どもの性格なのだろうか?
内発的動機づけられた子(上手になりたいと思う子)は、粘り強く練習する傾向があると思う。現場で、子どもたちを観察しているとわかる。
"教示"において、話しを聴く子+練習をいっぱいする子は、上達がはやい。また、真逆の子も・・・。
皆、一律に上達させるのは、「個人差」があり難しい。その子、その子にあった方法で、練習するのがいいんだナ。強制したり、脅したりしても「意味ない」ものネ。
低学年でも、「目標」とその実現に向けて「考えさせる」ことが大切なんだと、この頃、感じている。
先ずは、人のはなしを聴くこと、上手くいく子の物真似(模倣)から、自分に合うように工夫することを目指している。
次のステップとして、上手くいかない子に対して、上手くいく子から「声掛け」してもらおうと考えている。
言語を通して、コーチング。子どもたちでやるのも、いいかも。
だって、"昔"はみな友達同士で野球遊びながら、時には喧嘩になりながら、ああだ、こうだ技術について言い合っていたと思う。
"昔"のやり方が、全て悪いわけじゃないシ。
2017年10月17日
運動技能
「運動技能」を、個人、グループの"運動課題"を解決したり、ある状況のなかで"目的"を持って行動し、初期の目的を達成することができる能力と定義することがある。「達成力」と同じだと。
「達成力」とは、合目的、合理的かつ経済的であることだそうです。
ここで、議論したいのは、「習熟」(個人的に身についたスキル)の度合いと達成力である。
初めて、野球をやる子どものボール投げのフォーム、バットを振るフォームはどうでしょうか?
慣れてないから、「習熟」の度合いが低いと言えそうです。「反復練習」で、"習熟度"を上げていくしかないですよネ。
しかし、「習熟度」が低くても、バットにボールを当てたり、フォームが悪くてもボールは、投げることはできます。
プレイの"安定性"を考えると、フォームがまずくても、それを良しとは言えない。
それを矯正するドリルを練習に取り入れる必要があるんですよネ。
低い技能のままで、習熟を高めないためのコーチングも必要だと思います。
ジュニア期に、技能を高めないと、"吹きだまり"、"古癖"となり、修正のきかないものとして残ってしまうとのこと。(マイネル:スポーツ運動学)
毎回の練習で、「達成力」の確認を行えるように、現場で子どもたちを「観察する」ことが、必要だと思います。
(引用文献)
金子明友他:運動学講義、p.43-50、大修館書店、1990
2017年10月16日
共感
小学校高学年で、"ゴールデン・エイジ"といわれている。誰でも、皆、この年代で、運動に関して、「即座の習得」出来るのだろうか?
公認スポーツ指導者養成テキストには、スキャモンの発育曲線があり、神経系の発育の臨界期といわれている。
イチャモンをつけるわけではないが、この曲線は、性差も現在の子どもたちで見直されたわけではない。若干の見直しも必要だと言われている。
しかし、成長期の子どもたちは、「個人差」があるにせよ、この時期でぐっと、技術てきにも成長しているのは、現場で感じる。
「即座の習得」は、豊富な運動と見た運動yに「共感」する能力が良く発達している子どもに限られるという。
"豊富な運動"は、幼児〜低学年の間に、身体を動かす機会を提供し、さまざまな「運動」させることができる。「遊び」を取り入れ、内発的動機づけでくれば、より「運動」に興味を持ち、自ら取り組んでくれる。
「共感」(他者の運動を興味深く観察しているときに生じる「同じ体験」)とは、なんだろうか?
21世紀になり、「ミラーニューロン」なるものが・・・。脳科学が、マイネルの理論(1970?)を証明したんだろうか。
この「共感」は、子どもたちにどうやれば、身につくのだろうか?
ちょっと、本でも読んでみよう。
(読書の秋だし)
(参考文献)
日本体育協会:公認スポーツ指導者養成テキスト、p.124-127、2014
子どもと発育発達、Vol.12, No.4, 2015
金子他:運動学講義、p.118-120,1990
マルコ・イアコボーニ:ミラーニューロンの発見、早川書房、2009
2017年10月15日
運動神経って・・・
運動神経が良い/悪いと言うが。運動神経って何か?恐らく、体の「調整力」を指しているんだろうナ。
身体を制御するのは、大脳だから。幼少の頃、自転車が乗れるようになれば、ずっと乗ってなくても、大人になっても乗れちゃうよネ。(筋力がよほど衰え無い限り)
小さい頃に、いろいろな「運動」をすることに、"意味"がでてくるよナ。それも、"バランス"良くやることが、大切なんだろう。
雨トーークの運動神経切れた芸人があるが、特定の運動には、人並み、または、人並み以上のパフォーマンスを出す人もいる。スキップはできないけれど、ピンポンはうまいフリーアナウンサーや、水泳だけすごい三人組の芸人なんかもいるよネ。
運動神経切れた芸人の幼少の頃、"どんな"運動してたんだろうか?そっちに、興味がある。
バランス良く、いろいろな「運動」をしておくことが、必要な気がする。
どうだろうか?
2017年10月14日
考える習慣を
選手 - 選手間、監督、コーチ - 選手間でのコミュニケーションは、とれているだろうか?
勿論、雑談ではありません。
練習の「目的(何のために)」、「理由(なぜ)」を、選手に説明しているだろうか?試合で、練習の成果を評価しているだろうか?
日本の文化かもしれないが、指導者(監督、コーチ)と選手の間には、「上下関係」があり、指導者からの一方的な指導となっていることが多いのではないだろうか。
学童野球では、大人と子どもの関係なので、「対等」に話し合うことなど、皆無ではないだろうか。
本当に、これでいいのかナ。
子どもにも、言い分がある。ただ、表現は稚拙で難解ではあるけれど。それでも、「傾聴」しているだろうか?
海外でコーチング留学した経験のあるサッカーの監督は、次のように言っています。(抜粋)
「親として、大人として一方的に意見を子どもに押し付けるのは、サッカーの現場でも好ましくないことだと、安永監督は続けて言います。ただ、正しい知識や意見であれば、それをしっかりと教えるのも重要です。その中で、良いプレーや良くないプレーを教えるだけでなく、"どうしてそうなのか"という点をしっかりと伝えられることがポイントだと語ります。」
(https://www.sakaiku.jp/m/column/interview/2017/013139.html)
野球でも、同様と思う。自分自身の「コーチング哲学」、「コーチングポリシー」を、定期的に見直すことが大事だと思う。
2017年10月13日
運動発達・・・
人間には、80を超える「基礎的運動パターン」があると言う。6〜7歳頃までに、全て習得されることが明らかになっている。だから、児童期の初期において、大人と同じ「基礎運動パターン」を持つのである、と。
この時期で大切なのは、経験する運動の「多様性」で、いろいろな「運動」を経験することが、"学習効果"は高くなるのだとか。「多様性練習から効果」と言うのだそうだ。
いろいろなことを「経験する」ことは、運動発達だけではなく、「知覚発達」、「知的発達」にも言われている。
大人と子どもの「運動発達」の質的な違いの代表的なものが、「運動コントロール能力の発達」です。
子どもは、大人のミニチュアではない。
運動指導も、大人が行っている運動を、子ども用に小型化して行わせる指導では、「発達に応じた指導」にならない。
このことを、頭に叩き込んでおくべきだろう
(引用文献)
日本体育協会:公認スポーツ指導者養成テキスト 共通科目T、p.128-130、2014
2017年10月12日
ジュニア期の指導
学童野球の指導者で、ジュニア期の心理的特徴を把握しているだろうか?
"運動遊び"で、達成感を得た子どもは「運動有能感」(やればできる)を持つようになると言う。
逆に、努力してもなかなか上達しない子は、「運動無力感」を持つことになり、"運動嫌い"になると言う。その後、何事にも「消極的」な行動傾向になるにだとか。大人になっても、運動参加を阻害するというから・・・、厄介だ
指導者の「言葉」も、少なからず影響を及ぼす可能性があるよネ。
指導方針は、「成績志向」よりも「プロセス重視」が、望ましいことになるナ。
「成績志向」は、高校からで良いような気がする。
「遊び」とは、心理学では「内発的に動機づけられた活動」という"考え方"が有力なのだとか。
だから、子どもたちが、"やりたい"ことをやらせることも必要だと思う。
基礎体力強化も必要なので、上手く練習計画し、指導することが、指導者に求められるのではないだろうか?
「幼児〜児童期前半までは、子どもたちが"自発的"な興味や関心に基づき、自分の頭で"創意工夫"して、さまざまな"運動"をしたくなる"環境"を整える」
という、「運動遊び」による指導がいいと思う。
(引用文献)
日本体育協会:公認スポーツ指導者養成テキスト 共通科目T、p.128-130、2014
2017年10月11日
身につける
基本動作は、「反復練習」で身につけて行くしかないと思う。言葉での指導には、限界があり、それを理解するにしても、ある程度の経験がないと、「馬の耳に念仏」かな
いまいま、言ったきとが、次の瞬間にできるレベルのモノと、出来ないモノがある。往々にして、すぐ出来ないモノに対して、監督、コーチは厳しく、叱咤激励する傾向にある。また、公式試合の中で、技術指導して、即座に修正出来るのだろうか?
学童野球なのだから、「出来ない」から始めて、「どうやれば、出来るのか。」を子どもたちに「考えてもらう」(思考力)ことが大切だと思う。
他の選手のプレイを観て、良いところ/悪いところ(分析力)を見つけ出させたい。「良いところ」は、真似し、自分なりの方法を工夫(実行力)し、洗練(継続的努力)して欲しい。
だから、「教え"過ぎ"」は、子どもたちの「思考力」を奪ってしまうと思う。
自分なり、または、仲間と見つけ出した方法は、身につくと信じて、大人は"ごちゃごちゃ"言わない方が・・・。
これも、指導だと思う。
2017年10月10日
チーム選び
学童野球でも、叱咤激励のため、スゴい声掛けをする監督、コーチがいる。
第三者として聞いていて、"不快"になる。子どもたちも、その場で言い返せないので、陰口をたたく者も少なくない。
全ては、チーム選びを"誤ったか"
チーム選択の基準は何だろうか?
親の都合だろうか?
(当番が無い、父母会がない・・・)
監督、コーチの「指導方針」、「采配」の考え方と選手指導時の、言葉、態度を重視すべきではないだろうか。
「暴言=暴力」、「小突く=暴行」と言われる現在だから、「昔の方法」は通じない。
また、親も"モノすごい"人も増えているというから・・・。
色々、体験に行って監督、コーチの指導を観る、また、体験以外の時の指導、試合を見学するのがいいかもしれない。
小学生、中学生なら、チーム移籍が容易かもしれないが、高校は・・・。
失敗する前に、チームを調査することが、大切だと思う。