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2017年11月09日
レミニッセンス効果
技術を向上させるためには、"不断の努力"が必要だと思う。人の動作には、脳が深く関わっているという。その動作を「記憶」することにより、"無意識"にできるのだとか。
「反復練習」により、記憶されたものが、長期に渡って記憶されるのだとか。
スポーツ等の「反復練習」で得られる記憶は、「手続き記憶」と呼ぶのだそうです。
動作司令の経路は、次の2つなのだそうです。
1)大脳から直接筋肉へ司令を送る経路
2)小脳を介して司令を送る経路
大事なのは、小脳へのフィードバックなのだそうです。大脳、小脳の「運動」を司る部分の働きにより、「運動」が洗練されていくのだと。
身体を使って覚える「運動記憶」は、長期の休息(具体的に"どれぐらい"なのだろうか?)を与えると、休息中に記憶が"整理"されるのだとか。
休息前の練習で、"成果"が得られなかったものが・・・。
"長期の休息"後、成績が向上するらしい。
きれを、「レミニッセンス効果」という。
ただ、この"効果"は、年齢、性差、運動経験など、条件無しに、誰にでも表れ、成績が向上するのだろうか?
運動を記憶するメカニズムは、何となくわかった気になるが・・・。
脳内の"働き"を、より「効率化」できるのだろうか?
いろいろ"疑問"は、尽きないが・・・。
「反復練習」の大切さと、休息の大切さは、理解できた。子どもたちに、「何を」、「どう」やらせ、休息を与えて、「成果」を上げるかは、指導者の創意工夫が必要だネ。
(参考文献)
深代千之:知的スポーツのすすめ、東京大学出版会、2012
深代千之:骨・関節・筋肉の構造と動作のしくみ、ナツメ社、2014
2017年11月08日
愉快(^_^)v
クイズ番組で、「愉快、愉快」だとか、「3割程度の正解率が上品」と言っていた教授がいた。難病と闘い、最近亡くなられた。
野球では、3割の打率はスゴいと言われる。
クイズだし、解答者に"賭ける"のだから、高解答率がと思うが・・・。逆に、大穴狙いの時の解答者になっていたんだろうナ。高校、大学時代に、観ていた番組だった。
人それぞれ、「愉快」になる基準が違うから。
小さい子の野球でも、大人が気づかないところで、「愉快」なところ、「楽しい」ところがあるんだろうナ。
だから、毎週末練習に来るんだろう。
技術の上達だけではなく、野球が、スポーツが、「愉快」であることを、子どもたちに"感じて"欲しい。
試合に出られたこと、ベンチで応援したことを「愉快」に思って欲しい。
試合で、ヒットでも、四球でも出塁したり、ゴロをさばいたり、フライを捕ってアウトを取れば「上品」だ
2017年11月07日
マナー
審判講習会に行くと、「マナー向上」と言われる。当然、スポーツは、 "勝ち負け"を競うが、ケンカをしてる訳ではない。
プロの格闘技では、相手を挑発する「演出」があるのか、ないのか知らないが・・・。個人的には、大嫌いだ
1塁ベースコーチのセーフのジェスチャーですら、「マナー違反」とのこと。すべきでは、ないということです。数年前の「BCC:Baseball Coaching Clinic」で、元NPBの審判部長がおっしゃてたナ。
野球には、暗黙のルール(unwritten rules)があり、それを破ると「報復」があるとのこと・・・。
しかし、この「報復」だって、"変"だよネ。
スポーツパーソンシップに反するよネ。
ルール違反に対して、マナー違反で対抗するなんてネ。
「紳士は、ルール違反をしない。」が、前提だよネ。
みんな、「紳士、淑女」になろう。
(引用文献)
一般財団法人全日本野球協会 アマチュア野球規則委員会: 野球審判員マニュアル、ベースボール・マガジン社
2017年11月06日
運動と勉強と
「運動」における「巧みなスキル」の習得と「勉強」は同じメカニズムなんだという研究結果が発表されているという。
文科省の"運動テスト"と"学力テスト"には、正の相関が見られるのそうだ。
アメリカでは、持久力(シャトルラン)の能力が高いと学力も高いという、"ほんまでっか"の報告があるらしい。
「運動」には、脳を活性化させる要素があるんだネ。しかし、「運動スキル」習得と同じように、勉強も、地道に"繰り返し"勉強しなきゃいけないんだよネ。
時間を決めて、やらなきゃ。運動してる子は、のうを活性化させることを、しているのだから、それを利用して「勉強」も頑張ろう
文武両道に"挑んで"ほしいナ。
(参考文献)
深代千之:知的スポーツのすすめ、東京大学出版会、p.142-145、2012
2017年11月04日
言葉を選んで・・・
指導は、言語によって行われることが多い。子どもから、大人まで。指導される側が、ちゃんとその言葉を、頭の中でイメージ出来ているのだろうか?
きっと、うまくイメージできないと、指導者の"言葉"通り、運動することはできないと思う。運動スキルを上げるためには、「繰り返し練習」は必要不可欠であるが・・・。
頭の中でわかっていても、出来ないこともあるが、先ずは、"目的"を明確にし、「何を」、「どう」やるかを、理解させないと・・・。ただ、やって見せるだけでは・・・。「言葉」を駆使して、指導が必要になる。
「言葉」は選んで使っているだろうか?
理解できない子どもが、悪いのだろうか?
「言葉」使いを見直して、「言葉」を選んで使うことも必要だと思う。
2017年11月03日
巧みさ
自分の意思で行う運動を「随意運動」と言う。スポーツの運動は、「随意運動」となるんだろうナ。主観的ではあるけれど、野球のプレイ(「随意運動」)に関して、"上手い"、"下手"が出てくる。
スポーツ科学の中で、「巧みさ」には次の要素が、いるのだそうだ。
1)環境把握と予測能力
2)正確さ
3)素早さ
競技において、1)〜3)を身につけられれば、スキルの高い、「上手い」選手と言われるんだろうナ。
じゃ、"どうすればいいのだろうか?"
7つのルールがあるのだそうだ。
@反復練習
繰り返し、繰り返し練習する。
A練習の目的の把握
「何のため」目的を明確にする。
B休止
練習を休止し、練習を再開すると、休止直前より、成績が向上するのだと。(レミニッセンス効果)
C成功したら継続練習
成功したら、続けて練習し、繰り返し練習し、脳の"神経パターン"を確実に作るのだとか。(オーバーラーニング)
Dイメージ
頭の中で、自分の動作を思いうかべておくといいのだと。
E身につけた動作の応用
いままで、身につけた動作を応用する。
Fフィードバック
修正情報やアドバイス等をもらう。
運動は、小さいときから、色々な「運動」して、「経験」して"脳"のシナプスの伝達速効率良くすることが、成長期や成人になってからの「上手い」、「下手」に大きく影響するのだとか。
そう言う「環境」を提供していきたい
(参考文献)
深代千之:知的スポーツのすすめ、東京大学出版会、p.5-16、201
2017年11月02日
学習・・・
生きていると、色々な事象に出会う。その対応に、あるときは「成功」したり、またあるときは、「失敗」したりと。社会にでると、色々なことがある。それが、「経験」となり、「失敗」を避ける工夫をし、「成功」するように、予め準備を始めるようなる。
こういうことも、「学習」じゃないかナ。
「成功」、「失敗」体験が、「次」への準備材料になっていると思う。
子どもの頃、両親や、先生、近所のおっちゃん、おばちゃんが、言うことは"正論"だったと思う。しかし、その言葉は、右から左へ。聞いていなかったナ。まさに、"子ども"だったと思う。
皆、私のことを思えばの「言葉」だと・・・。大人になって実感する。
ばらば、この失敗を、「今」の子どもたちにやらせてはいけない。
"転ばぬ先の杖"の「言葉」だけじゃ、アカンのやネ。
「失敗」も「経験」させ、「考えること」、考える「時間」、考える「環境」を与えている。
それは、"わたしのコーチング哲学/ポリシー"のひとつにしている。
同じことを"繰り返させない"ようにするには、変えていくことも大切だと思う。
生きてきて、「学習」してきたことの"ひとつ"だ。
2017年11月01日
競技人口・・・
日本の出生数は、年々減少し高齢化社会となり、社会問題にもなっている。スポーツの世界でも、単純に人口が減って、競技数が変わらないのなら、人気の流行り、廃りがあり、偏ることはあるだろうが、年々競技者人口は減っていきます。
どの競技も、競技者を増やそうと・・・。学童野球でも、同じであるが。現実は、合同チームにしたり、最悪の場合、休部(実質廃部)になったチームもある。
出生数が減少すれば、どの競技も同じ"悩み"があるのでは。
スポーツの特性から、「早期専門化スポーツ」と「後期専門化スポーツ」に分類できる。前者は、体操競技、卓球、水泳、フィギュアスケート等がある。これらのスポーツでは、幼児期から本格的に練習するらしい。卓球愛ちゃんも、3才から凄かったし、体操の白井選手も、小さいときからクルクル、真央ちゃんも・・・。
じゃ、それ以外の競技は、「後期専門化スポーツ」なんだnネ。だから、「長期育成プログラム」を組んで、育成できるんだよネ。
でも、1つの「競技」に絞っていいんだろうか?
子どもの"意思"や"好み"は、幼児期-低学年では、わからないかも。
幼児期-低学年の時期に、様々な「運動」させ、基本スキルの"発達"とスポーツ"好き"にさせてから、専門競技に移行しても、いいのではないだろうか。子どもたちの「意思」で。
自分で競技を選べるように導くのも、「地域のスポーツクラブの使命」のひとつだと思うが、どうだろうか?
(参考文献)
日本体育協会:公認スポーツ指導者養成テキスト 共通科目V、p25-31、2015
2017年10月31日
判定・・・
日米で、2017年度のチャンピオンを決める試合をやっている。LAには日本人の投手がいて、是非勝ってもらいたい。日本では、横浜がリーグ3位から、日本一に挑戦している。日米とも、「ビデオ判定」システムを導入している。
最近のプロや、世界大会、全国大会ナドでは、「ビデオ判定」が採用されている。より厳密な"ジャッジ"が求められているのかモ、選手も、観客も。
ならば、全部とは言わないが、出来るところは、全部「ビデオ判定」でやれば、と思うが・・・。
しかし、「ビデオ判定」が出来るのは、プロや世界大会、国内でも全国大会レベルの試合ダケだろう。
普通の「学童野球」ではないよナ。
だから、審判員は必要なんだナ。
公認野球規則には、"誤審"なる言葉はない。(と、思う。)
規則適用において、誤りがある場合、監督が審判員に確認は出来るが・・・。それ以外は、アウト/セーフ、ストライク/ボール、フェア/ファールに関しては、審判員がくだした裁定に従わなアカンことになっている。
「フェアプレイ」の精神から、審判員に敬意を表し、全てお任せしよう
トトカルチョしてる訳じゃないから、審判員だって、最大限の努力してるのだから、一つの判定より、勝ち負けより、大事なことあるでショ。
選手たちに気を配って欲しい
2017年10月30日
体格差・・・
学童野球の間は、「体格」のいい子が優位かもしれない。体格は、親からの遺伝もあり、環境で変えることは不可能だと思うが・・・。
中学以降も、「体格」のいい子だけが、活躍するのだろうか?必ずしも、そうとは言えないのではないだろうか。本人の努力により、また、周りのサポートにより、変わってくるのではないだろうか。
背が大きい、筋力があるに、こしたことはないが。自分の目標に向けて、トレーニングすることが大事なんだよネ。体格が良くても、何もしなければ、やがて体格のアドバンテージは失われてしまうし。
必ず、「甲子園」に出場するチームの中に、身体が小さくても、レギュラーを獲得する子もいるし。
どんな子も、「不断の努力」は必要なので、「目標を立て」、出来る出来ないではなく、最後までやりきって欲しい
それをサポートするのが、「指導者」の役割のひとつだと思う。
MLBのアストロズのアルトゥーべ選手は、168cmだという。実際に、彼に会った人は、もっと小さくないかといっていたが・・・。
もう、投手以外で日本人の体格では、MLBに通じないということはないと思う。