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2017年12月02日
身につく練習とは
どんな競技でも、幼少の頃から始めるべきなのだろうか?
卓球"愛ちゃん"は、3歳から頑張ってたな。競技による。ってことかもしれない。卓球、体操、水泳、フィギュア等。
幼い頃から、始めるべき競技もあることも事実だが、年代にあった年相応に体力、技術を身につけていく競技もあるというわけだネ。
競技動作を身につけるためには、基本的な動作を身につけておく必要があると考える。その応用として、競技動作が行えるのではないだろうか。基本動作を「今」やれば、"明日"出来るのだろうか?出来れば、それに越したことはないが。低学年で、覚えた動作が、数年後、高学年になって活きてくると思う。幼少期に、完成形に近づける競技出なければ、ゆっくりでも、ゆるいトレーニングでも、年相応に"確実"に身につける指導の必要性を感じる。
動作の上達には、遺伝や環境に影響を受けるのかもしれない。遺伝はシャアないとしても、「環境」は、与えられると思う。
一定の年齢でなければ、練習の効果がないとも言われている。その時期を逃すと、一生身につけられないか、習得効率が悪くなる動作、技術もあるという。
(参考文献)
宮下充正:運動の指導〜6つの"なぜ"に迫る、杏林書院、2013
2017年12月01日
プレッシャー
サッカー王国と言えば、ドイツやブラジルが出てくる。国内での人気は、やはり他の競技より頭ひとつ出ているのだそだ。
そんなドイツでは、高校生まで"全国大会"が無いのだそうだ。U-17、U-19で全国一を決める大会があるのだとか。ほぼ、他のサッカ強豪国も、こんな感じで、育成世代には全国大会がないのだとか。戦後の日本では、"経済的な問題"で行われていなかったのかな?
じゃ、何故?
「勝つか、負けるか」という"プレッシャー"は、大人でも.、結構厳しいよネ。まして、子どもたちには・・・。また、子ども時代に身につけておくべき、「技術」よりも勝ちにいく術のみを教えていては、「将来」が・・・。案の定、2000年のヨーロッパ選手権、グループリーグ敗退したのだとか。
これを契機に、大改革が始まり、「勝利至上主義」を見直し、年代別トレーニングプログラム、環境整備、公式戦の日程からしくみ、子どもの太町管理を、各クラブで無理なく取り組めるプログラムをつくり、協会が中心に推進したんだって。
この時期の子どもたちが、2014年のW杯優勝メンバーだっていうから、"すごいね"。
「勝ち」にこだわるのは、ある程度年齢を重ねたところから、やるべきなのかもしれない。日本の野球なら、「高校生」辺りかな。
それまでは、身につけるべき「技術」習得中心でもいいと思うが。
指導者も「保護者」も、厳しく「指導」することが、上達の近道と考えているのだろうか?
我が子が、試合で活躍すれば、うれしい。しかし、エラーしようものなら、また、それが、負けに繋がった日には・・・。
怒号が・・・、そんな「野球」もうやめよう
育成期の子どもたちは、エラーをし、チャンスに打てないのは、当たり前なんだと。
だから、「練習」しているんだ。
子どもたちのエラーに、ミスに腹が立つなら、"自分の指導"が、足りないと思うべきでしょ。(これも、指導者へのプレッシャーだね。)
子どもたちも、大人(指導者、保護者)ともに、育成期は「プレッシャー」を避け、身につけるべき「技術習得」に専念するのも、いいのではないだろうか。
子どもたちに、プレッシャーかけますか?
(参考文献)
中野吉之伴:ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする、ナツメ社、2017
2017年11月30日
素養を磨く
礼節を教えるための暴力では・・・。気持ちはわかるが、刑法に罰が定められている立派な違法行為にしかならない。残念
ドミニカ共和国に、MLBの各チームのアカデミーがあるという。メジャーリーガーを目指し、15〜18歳こ子が、トライアウトで入るのだとか。当然、育成プログラムは、アメリカからくるのだろう。
立派な施設で、フィールド、トレーニングジム、カフェテリア、宿舎もたいしたものなのだそうだ。未来のスパースター目指して頑張ってるのは、日本と変わらない。
育成プログラムに注目したい。立派な施設で、温かな国、一年中、朝から晩まで"野球漬け"なのだろうか?
違うのだそうだ。
野球とリラックス、ON/OFFのある生活をしているのだとか。メジャーリーガーとしての"素養"を身に付けるための勉強、英会話の講義もあるのだそうな。
野球から離れた後のことも、"自立"していけるようにプログラムができているのだナ。
日本の高校生と同年代である。日本の高校生(硬式野球部)なら、甲子園(全国大会)を目指すが。学業も、身につけているだろうか、また、その努力をしているだろうか?
学業の成績は、正規分布するのか()知らないが、点数化すれば、席次や偏差値が出てきてしまう。有名大学の入試なら、成績の良い順に合格させるのだろうが。学業は、その子の"すべて"ではない。
ただ、努力だけは、怠って欲しくない。
はじめから、文武"別道"は・・・。
野球を離れてからの人生の方が長いのだから。
MLBでも、日本の高校でも、"人間つくり"を謳っているんだよネ。
2017年11月29日
文武両道の努力
プロ野球で、戦力外通告を受けた選手が、日本を代表する総合商社に就職とのこと。有名国立大卒業した人の職域は広い。芸人でも、本業の"お笑いネタ"は見たこと無いが、クイズ番組で見ない時がない人がいる。"プロのクイズ解答者"という領域を作ったんだネ。
ある元プロ野球のスーパースターが、薬物で逮捕されていた。引退後の身のふりかたが、上手くいかなかったのか?
野球界で、指導者(監督、コーチ)になるには、現役時代から理論やプレゼンの技術を磨かないと・・・。
現在、アスリートの育成計画のなかに、引退後のキャリアについても言及されている。
トップアスリートでなくとも、学生ならしっかり学業をしてもらいたい。人生設計。高校以上なら、将来見据えて、「今」なにをするべきか「計画」、そして、「実行」だよネ。「メンタルトレーニング」の本を読むと出てくるよネ。
目標は、「甲子園」"だけ"じゃなく。
皆が、夢をかなえ、皆が成功すればよいが・・・。
現実は、それはない
「努力」だけは、怠ってはいけない。
スポーツも学業も。
トーナメントなんだから、半数の学校の高校球児は、3年時で初戦敗退を経験するんだよナ。
初戦敗退でも、「努力した」実感さえもっていれば・・・。
2017年11月28日
トップダウンだけ?
学童野球の指導方法は、"教えること"と"やって見せること"が大切だと思う。低学年と高学年では、「言葉」もかえる必要がある。全く野球をやったことがない子は、投げる、捕る、バットを使って打つ等、イメージ出来ない。だから、やってみせることが必要なんだネ。
日本野球科学研究会/つくば野球研究会 大会報告書に、ジャイアンツアカデミーの技術指導の論文があった。幼児から小学6年までの育成計画をたて、各年代ごとに指導するものだ。細かく計画されている。
Gアカデミーの研修会に、参加してみた。テキストは、とてもわかりやすく、イラスト、写真で、説明され、Gアカデミー特有の動作の定義もある。元プロの選手が、日本体育協会の資格を取得して、指導されているとのこと。
最初から、現在と同じかというと、違うとのことだ。「現場」で指導するに当たって、子どもたちに合わせ、プログラムを見直し、現在のかたちになったとのこと。現在でも、"今の子どもたち"にあった指導か、プログラムは"見直している"のだそうだ。
子どもたちの視線にたって、今の指導方法は、効果があるのだろうか?
振り返ってみることも、子どもたちの"意見"も取り入れてみてもいいのではないだろうか。
(参考文献)
石田他:ジャイアンツアカデミーにおける技術指導、日本野球科学研究会第2回大会 第9回つくば野球研究会共催 大会報告書、p.39-40,2014
2017年11月27日
育成について
ドイツのサッカーは、2000年のヨーロッパ選手権グループ敗退から、大規模な"育成改革"を行ったらしい。2014年のW杯で優勝したメンバーは"新しい育成方法"で育った選手なのだそうだ。
どういう改革なのだろうか?
「勝利至上主義」を見直したという。日本の指導者の中で、"試合をする以上、勝つ"という人がいる。これも立派な「勝利至上主義」と思うが・・・。
年代、競技目的によっては、「勝つ」ことを前面にだすこともあるだろう。
育成世代(ジュニア期15歳以下)でも同じだろうか?
ドイツサッカーが、見直したのは育成期の子どもたちの指導である。
目の前の"勝利"を目指した「練習」は、「楽しい」のだろうか?
低学年の子どもたちを、上達させるためにの"厳しい"指導は、必要なんだろか。
だからこそ、中長期の育成計画が必要なんだよナ。
子どもたちの肩、肘、腰に"ケガ"を負わせてまでも、「勝利」を追求するのが"育成期"の「目的」なのだろうか?
低学年の子どもたちに、ボールを遠くに"飛ばす"バッティング、ゴロ、フライを捕球する楽しさ、狙ったところへ投げることも面白さを覚えてもらい、試合でそれができた/やろうとしたが失敗したという「経験」を大事にして欲しいと思う。
やがて、自分で判断できる年齢で、やはり「野球」がしたいと選択してもらいたい。
別の競技へのトランスファーを否定しないが、育成期、特に低学年の子どもたちの指導が影響してくると思う。
指導者自身の「指導ポリシー/哲学」を、"常に見直し"しよう。
(参考文献)
中野吉之伴:ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする、ナツメ社、2017
2017年11月25日
個人差・・・
同じ学年、同じ時期に野球を始め、同じメニューで練習しても、「個人差」は出てくる。
"遺伝"なのかと言うと、答えは"No"という。
ただし、筋肉繊維の構成、身長などは"遺伝"の影響を受けるが、それだけではない。練習や日頃の過ごし方など"環境"も影響するという。
だから、「個人差」は"遺伝"、"環境"によって、出てくるというんだナ。
何度も言うけれど、指導者は「個人差」を理解し、受容し、進捗の遅い子を観察し、指導方法を見直していくことが大事なんだネ。
指導者が目指す「目標」は大切であるが、到達出来ない子もいるし。その子らに合った練習、トレーニングも必要だと思う。
常に、指導方法の見直しが大事なんだネ。
(参考文献)
宮下充正:運動指導〜6つの"なぜ"に迫る、杏林書院、2013
2017年11月24日
食事
"食トレ"という言葉がある。成長期の子どもたちは、食べることもトレーニングの一部だとか。体を造るためには、食事から栄養を取るしかないが、食事の取り方は、考えた方が良いと思う。
中年を過ぎると、運動不足、不規則、かつ、偏った食事で、体に良くない現象があらわれる。メタボリック症候群とか。特に、糖類の摂取、血糖値について、健康診断で医者から指導をうける。
成長期の子どもたちの食事は、どうなんだろうか?
体を縦にも、横にも"大きく"することで、パワーつけ、バッティングでは遠くに、投手なら速い球を投げたいんだよナ。
目的は、上記のことだろうと思う。手段として、食事なんだろうけれど。筋力をつけるためには、上肢、下肢や体幹の筋力をつけることになるのだと思う。
お相撲さんは、筋肉の上に脂肪の鎧という。それぞれの競技に見あった体作りが必要だ。
野球なら、大胸筋、三角筋だとか。どの程度、筋肉をつけると良いのだろうか?
ボディービルダーのように、美しい筋肉が必要なのだろうか?
野球に必要な筋肉だけをつければいいのか?
人それぞれ、体質に見あった筋力をつけるべいで、プロのアスリートの取り組みが、即、良いということはないと思う。
先ずは、体力テストで自分自身をよく知り、どこを、どうするか、計画的にトレーニングするようにすべきかナ。
やみくもに、たらふく食べる前に、"自分にあった"食事と、必要最低限の栄養の知識を、選手も指導者も身につけてみょう。
2017年11月23日
「動作」の学習
新しい「動作」を身に付けるには、指導者の教示(模範動作)、資料、自分の経験を通して「学習」するという。ある程度、「動作」が身につくと、「反復練習」でより洗練された動作へと変化していく。
このとき、つぎの2つの情報を中枢性処理機構へフィードバックしているという。
1)"視覚"情報
2)筋肉の発揮する力、体内センサー(関節の角度、圧力、振動等)からの情報
情報をフィードバックし、「動作」を制御し、"上手な「動作」"を身につけていくのだという。
そして、「記憶」として、脳に定着し、良い「動作」が再現できるんだナ。メカニズムは、皆、同じなんだろうけれど・・・。調整力には、体の特性(持久力、敏捷性、平衡感覚等)なんかで、「個人差」でちゃうんだナ。
重要なのは、「反復練習」でメニューの内容と、指導の「言葉」なんだろう。また、指導者は、「個人差」の認識と個々の指導方法の"工夫"が必要なんだネ。
過去の成功例も大事だと思うが、それだけではないよネ。
(参考文献)
宮下充正:運動指導〜6つの"なぜ"に迫る、杏林書院,2013
2017年11月22日
巧みな"指導"
様々な動作の「コツ」をつかんだ子は、「動作の巧みな子」と呼ばれる。
いろいろな「巧みな動作」を"脳"に記憶していて、状況に応じて、適切な「巧みな動作」を引き出して使うのだそうだ。
では、「巧みな動作」は"誰でも"記憶させることが出来るのだろうか?
練習で、指導者だけが熱くなっても・・・。先ずは、子どもたちが、"上手になりたい"と思うことからだよネ。低学年の子どもたちは、高学年のプレイを"観て"、あんなプレイがしたいと、感じてくれるのがいいな。
いいお手本が、身近にあるといいんだが。人の脳には、「ミラーニューロン」なるものがあり、共感するというが・・・。
「個人差」なるものがあるので、指導者も"巧みな指導"が求められ、いろいろな子どもたちへに"対処/指導方法"を、"脳"に記憶しておくことが大切だネ。
"巧みな指導"を目指したいと思っています。
(^_^)v