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2013年07月08日
209. 堺雅人 結婚・半沢直樹・油揚げ・思い出作りの日々 「はなまるマーケット」
「今年4月にご結婚なさって、おめでとうございます」と皆さん拍手。
「どうですか、ご自身の中で変化は?」と薬丸さん。
「とくにないです」(笑)
もうすぐ始まるドラマ「半沢直樹」の衣装で来られたという堺さん。「私服かと最初思ったので…」局アナの方のツッコミにひるむ堺さん。
今週は七夕にちなんで、短冊に願いを書くのですが、堺さんは「出世したい」と。
「もう十分出世してるじゃないですか!」と金曜レギュラーの勝俣さん。
「半沢と一緒に出世していければ…」なるほど。
「今朝のおめざ」は
「三角定規あぶらあげ」(1袋5個入り 550円) 定規とうふ店(宮城県仙台市)
手のひら大の油揚げを低温と高温で2度揚げし、外はカリカリ、中はふっくらに仕上げているそうです。
「お食べになったことあります?」と堺さん。
「ぼくはお店にいったことあります!」と絶叫調の勝俣さん。
「おいしいですよね」と堺さんが言うと「びっくりしますよね」と勝俣さん。
「食べるより、皆さんの顔を見ていたい」と箸に手を付けない堺さん。
「んー!」と薬丸さんがすごい反応。「なんですか、この食感!?ステーキみたいですね!」「いつ出会ったんですか?」
「2,3年前くらい…『ゴールデン・スランバー』という映画で仙台でロケしたんです。仙台のおとうふ屋さんで仙台の名物。仙台っ子ならだれでも知っている油揚げなんですけれども…」「車で市街地から1時間くらい」
「わざわざ行く価値ありますよね」と薬丸さん。
「揚げたてが食べられる」と堺さんが言うと、「びっくりしますよねー!」と叫ぶ勝俣さん。今日のおめざは勝俣さんのおかげで大変盛り上がります。
「もともと油揚げが好きだったんですか?」
「油揚げを食品として無視してまして…油揚げが何を揚げたものかも知らなかったんです」「そのときのマイブームが油揚げで、罪滅ぼしで食べてて、この油揚げを聞いて…」
私(よしろう)も豆腐関係のものは大好きです。ああ、この油揚げを現地で食べたい!
出発
堺さんは早稲田大学の演劇研究会出身です。早稲田には演劇サークルが30〜40ほどあるそうです。
「なぜここを?」
「一番古い…森繁久彌さんからの…」と堺さん。由緒正しきサークルですね。
「演劇に目覚めたのはいつ?」
「まだ目覚めてないのかもしれない…」いえいえいえ…とツッコんだのは私だけではないでしょう。
堺さんは早大を中退しながらも研究会には所属し、活動を続けたそうです。
実生活で演劇を意識したのは幼稚園のお遊戯会だったとか。
先生の書き間違い(?)の「カベ虫」をこだわりをもって演じたのが出発点だったそうです。
中学はブラスバンド、高校で演劇部に所属しますが、「趣味の一環で始めた」そうです。「今でも趣味の一環で、思い出づくりの毎日ですね」とほほ笑む堺さん。
20歳若返るお茶
「大奥」というドラマに堺さんは出演していましたが、今年40歳になる堺さんが20歳の役を演じなければならないということで行きついたのが「ごぼう茶」でした。
20歳若返ると聞き「これはぼくのために用意されたお茶だ!」と思い、おまじないを兼ねて毎日飲み続けたそうです。ところが…
「台本が変更になって、16歳…」心が折れてしまった堺さん、「ごぼう茶では太刀打ちできない」ということで今に至るのだとか。
「『ぜんぜん若くないじゃないか!』というクレームが来たときに、ごぼう茶のせいにできると思ったんですが…」
役作り
「ゴールデンスランバー」ではひたすら走り続ける役を演じました。
「走るのはカモシカだろう」と堺さんは動物園へ出かけました。
「動物園のカモシカ…走っていない」そりゃあそうでしょう、動物園ですから。
弁護士の役作りでは京都地裁に通って、裁判の傍聴をしました。
「話題の事件を傍聴するのは大変ですけれど、そうでなければ簡単に傍聴できるんです」
ある離婚調停で、傍聴席にいたのが堺さん一人ということがあったそうです。
「奥さんと、もめた旦那と浮気相手とぼく!」「居づらくて…『なんでお前がいるんだ!』と…」「どっと疲れ果てて…半日離婚の泥沼に巻き込まれて…『言った、言わない、あの時は好きだったのか、どうなのか…』途中で立てない!小会議室だったので…」
「勉強になりましたか?」
「なりました!悪意とトラブルと、自分の外側にあるものだと思ってた…それと向き合うのがこんなに大変なものだとは…」
香川照之さん
「半沢直樹」で共演する香川照之さんが堺さんのことを語りました
「おはようございます。上戸彩です」と自己紹介。
「堺さんは、心の部屋を整理整頓されていて、『汚くなってもめちゃくちゃになってもどっちでもいい!』という覚悟のもとに心を整理整頓されている…意味ない例えで…」確かにあまりよく分かりません。
堺さんに感謝していることは
「主役のポジションで文鎮を上から押さえる感覚が太くて大きいものがあるので…安心感かな」
そして
「飲んでぐでんぐでんになると小日向文世さんの顔になるという特徴がある」
堺さん、ニコニコしつつも恐縮しながら聴いていました。
「憧れの先輩で、ありがとうございます。眠そうな顔で…」
皆さん、早朝から番宣に走り回ってるのですね…無理しませんように。
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2013年07月05日
208. 藤あや子 マツコデラックス・本田圭佑・割り勘男はダメ! 「笑っていいとも!」
いつものように艶やかなお着物姿。七夕の短冊をあしらっています。
「ふだんはジーパンですよね」とタモリさん。(笑)
花束の中に「マツコ・デラックス」という名前があります。「私、大好きなんですよ」
そして「橋真梨子」という名前も。「私の母が大ファンで」
次に「EXILE」とあって…。「ある番組でご一緒して…」なかなか交友関係が広いですね。
着物は暑い
「暑い…」と一言。「涼しそうに見えますが、実際中にはいっぱい着てますから」「私もともと洋服体型なんで、いろいろ巻き付けて…」
「やせた男が、彼女と花火なんかで浴衣着てると、入院患者みたいで…」とタモリさん。(笑)
「やせてる人が多いですよね、もっと食べなきゃ」と藤さん。
「顔に汗かかないんですか?」
「顔だけはかかないんです…それ以外はすごくて…」
「ステージ出るとやせます?」
「1キロはね…だから(体重というのは)ほとんど水分なんでしょうね」
理想の男は本田圭佑、割り勘男はダメ!!
「サッカーファンなんですか?」
「ドキュメンタリー見てから、本田圭佑さん、素敵だなと思って…」
「サッカーファンじゃなくて…」
「本田さんが好きで…それからですね、サッカーも見るようになって…」
「へえ…本田はどうですか?」とタモリさん。
「いやあ、ねえ…男だったら、ああやって生きたいじゃないですか。今どきいないんじゃないですか、ああいう日本男児っぽい人なんて…ひょろっとした人多いでしょ?」
「今、女の子とデートして注文できない男がいるらしいですよ」とタモリさん。
「ええっ!」
「女の子に『君、注文して』って」
「あと、ほら、最近ほとんど割り勘が多いって聞いたんですけど、あの、デートしても、あれってあります?」
「いやあ、我々の世代はありえないですね」とタモリさん。
「ある?」と会場にいる女性に尋ねる藤さん。うなずく客席の女性たち。
「ダメよ!そんな男!」と絶叫する藤さん。なんかすごい迫力。 「割り勘の男はダメよ!」
「昔は借金してでも払いましたからね」とタモリさん。
「男はそういう男じゃなきゃダメよ!!」「私の娘が以前、お誕生日なのに、ランチで割り勘されたって…『そんな男、ダメよ!別れろっ』て言ったんですよ。もう頭来ました、そんなの…」
「ランチで割り勘?」
「誕生日ですよ!…ちょっと力入っちゃった…」(笑)ちょっとじゃなかったですよ。かなり力入ってました。
「でも多いんだ…変わりましたね」と寂しげな藤さん。「本田君はぜったい割り勘しないと思うんです…ね、やってたりして…ちょっとガクってなる」
そうか、藤さんにとって男性の理想は本田圭佑のように夢を追い求めて果敢にチャレンジするタイプなんですねえ。肝心の本田さんが、割り勘主義だったりして…。それでも彼の素晴らしさは変わらないと思うんですけれど。
2013年07月03日
207. 高嶋ちさ子 おみやげアドバイザー・母との闘い 「笑っていいとも!」
ずらっと並ぶ花束のネームの中に「おみやげアドバイザー 高嶋ちさ子様」というのをタモリさんが見つけました。
「今、おみやげアドバイザーというのをやってまして、海外に行くとお土産買ってくるの、大変じゃないですか?新婚旅行に行くと、同僚の分とか…そういうものを予約するという…」
「サイトやってんすか?」とタモリさん。
「アドバイザーをやってるんです」
「へえ、すごいねえ…。どれくらいの範囲で買えるの?」
「いろいろありますよ、ヨーロッパもあるし、アジアもあるし、食べるものもあるし、コスメとかもあるし…」
「おみやげ、大変なんすよね、おみやげの制度だけは変わりませんね…」
「とくに会社に行ってる方だと、あの人にあげて、この人にも…、うちの旦那は会社員なので、個数があるものを買いますね、1箱30個とか…」
「私は外国に行かないということもあるんですが、おみやげは一切買わないことにしてるんです!」タモリさん、ご自分の流儀を話し出します。
「そうなんですか!?」
「年賀状も一切出さないことにしているんです」
「素晴らしい!それ、統一しちゃうとラクですよね」と高嶋さん。
「統一するとラクです」
おみやげアドバイザーのことをもっと聞きたかったんですが、話題は変わります…。
ハワイでケンカ
「ハワイでお母さんと取っ組み合いのケンカをしたとか…」
「原因は…忘れました…子どもの面倒見ないんです。孫の面倒を見させるために連れていってあげてるのに、それをすっかり忘れて、『私、パンケーキがいい』『私、中華がいい』…面倒見ないのでブチ切れて…」
さらに「この間、神妙な顔で『私余命10年ないの…』って言われちゃって…」と高嶋さん。「咳が止まらないので病院に行ったら、『発病してるかどうかわからない。発病してたらけっこう大変ですよ…』って言われた。でも余命10年って言われても、もう70代後半ですからねえ…。まあ、そこそこいいんじゃないの?」(笑)
「大往生ですよね」と高嶋さん。「そこから母がかわいこぶりっこしちゃって、『私、もういらないもの全部捨てたの』…かわいそうオーラを出すんですよ。『晩年だからね…楽しいことしたいのよ、させろ!』みたいな、ね、言ってくるんですよ。
「あるときメールで『孝行したいとき親はなし』って…」(爆笑)「ね!それでずっとスクロールしたら下のほうに『今でしょ!』って書いてあるの」(爆笑)
いやあ、面白い、高嶋さんの毒舌は冴えわたります。
「(母は)頭使うことばかりやってるんですよ…麻雀とかピアノとかパソコンも使って…病院で薬出されたら、すぐ検索して…」
「麻雀は長いの?」とタモリさん。
「40年。朝10時から夜6時まで。うちの兄の幼稚園のママ友とやっているから40年。お仲間の最年長が94歳…将来の夢は国士無双…父にはお料理教室って言ってたんです」
いやあ、驚きました。しかしお元気なのが一番、親孝行するのは「今でしょ!」高嶋さん。
2013年07月02日
206. 東貴博 安めぐみ・キングの椅子・東八郎・サプライズ好き 「はなまるマーケット」
安めぐみさんと入籍して1年半、結婚披露宴を行って約1年経ちました。似合わない(失礼)涙涙の披露宴でした。
「今朝のおめざ」は
「生どら焼き」(1個150円) 御菓子司みすゞ (東京墨田区)
しっとり焼き上げたどら焼きの生地の間に、厳選された北海道産の小豆と生クリームがサンドされているそうです。冷凍しても美味しい、夏にぴったりのおめざです。
「ひんやりしておいしいですよ」「アイス風で食べてもおいしい」
「もともと冷えてる?」と薬丸さん。
「そうそう。夏の差し入れに最高です」と東さん。
「なぜこれを?」
「もともとはテレビのロケで初めて行って食べたらおいしくてファンになった」らしいのです。それから、あちこちへの差し入れに使っていたら、東さんのもとに礼状が届きました。
そしてこのお店の現在の主人が、東さんの高校の後輩であることが分かったのです。
「それで店に行って、『おれのこと、覚えてる?』って聞いたら、『東さん、昔、スカしてましたよ』って。そういうこと言う!?」
「今でもスカしてる」とすかさず薬丸さん。
無理して(?)豪邸
お金持ちキャラで売ってる東さん、本当のところはどうだかわかりません。「お前、必死だな」と言われるらしいのですが、現在豪邸に住んでいるのは事実です。
その新居、広い庭にはアジサイが咲いていて、なかなかいい感じです。
広いリビングには中山秀征さんから引っ越し祝いで贈られた70インチのテレビ。華やかなシャンデリアに暖炉と、意外に(?)リッチな雰囲気が漂っています。
足元にはかわいいウサギが。安さんがかわいがっているのですが、東さんが近づくとひたすら逃げます。
安さんにプロポーズするとき、東さんはウサギに服を着せ、その首のあたりに結婚指輪を付けたそうです。サプライズですね。ウサギを抱いた安さんがその指輪に気づき…。
いざその時、ウサギは逃げ回り、その最中に服は脱げてしまいました。服に付いた指輪を東さんは渡そうとするのですが、安さんは走るウサギを追いかけて…と散々だったとか。
しゃれたリビングの一角にひときわ目立つ重厚な椅子が一脚…。
「ぼくはキングの椅子って呼んでるんです」濃い色の皮張りで、まさにキングが座るにふさわしい重々しさです。
「安は趣味が悪いって言ってたんだけど、ハマカーンがTHE MANZAIで、決勝前日にこの椅子に座らせて、次の日優勝したんです」
縁起のいい椅子ですね。それから安さんもときどき座るようになったとか。
椅子に深々と座っている東さんの写真を見て、「東MAX座ってるよね?」と薬丸さん。「なぜキングになれない?」
いつもより毒舌気味の薬丸さん。東さんはかつてのはなまるレギュラーだったので仲がいいんですよね。
ミニカーが大きくなって…
一昨年のクリスマス前のこと。安さんは12月22日が20代最後の誕生日で、その前日に入籍しました。
東さんは安さんに、ミニカーと鍵のついたネックレスをプレゼント。当時安さんは免許をとったばかりで車を欲しがっていました。「うわあ、車だ!」とミニカーを見て喜んでいたとか。
そしてその翌日、東さんは本物の車を安さんと買いに出かけたのです。
ミニカーが本物の車に!「金の力で魔法をかけて…」安さんは大感動したとか…。
キレイなエピソードですが、ちょっとムカつくのは私だけでしょうか。これってやっかみ?
安めぐみさんへのアンケート
「夫 東貴博さんの好きなところ」
「サプライズ好き、不器用ですが優しい、後輩想い、甘えん坊、さびしがりやさん、カッコいい、連絡がマメ、色々と買ってくれる」
「やっぱりおれの財産目当てか」という東さん。
「少し困ったところ」
「週の半分くらいは酔っぱらって床で寝てしまうところ」
「後輩が家の近所に住んでいて…家に着いたとたん、寝てしまって」「玄関マットがフカフカなもので」「以前は安も横に寝てくれたんだけど、最近はほったらかし…」
「言われてうれしかったこと」
「『かっこいいこと言っていい?めえの笑顔を一生かけて守ります』と昔言われたこと。最近はまったく言ってくれません」
うーん、確かにかっこいいかもしれない…。
東さんのお父さん
東さんのお父さんは、早くに亡くなられたコメディアンの東八郎さんです。生前テレビで拝見していて「この人は優しい人なんだろうな…」と思ったことがあるのですが、やはり優しいお人柄だったそうです。
「夜中に帰ったら、『朝食べなさいね』と弁当作ってくれていたり、『今日も頑張って勉強するんだよ』って一人一人にメッセージが書いてあって…(忙しくて)会っていなくても近くにいるような気がして…」
その敬愛するお父さんは46歳のとき、家族や親せき、家で働くお手伝いさんも連れてハワイに行き、それが貴博さんにはすごくいい思い出になったとか。
現在43歳の貴博さん、「初めての親父越え」ということで家族や後輩を連れてこの夏ハワイに行くことにしたそうです。
「でも一番高いときで、お金がかかって…」やはりお金は言うほどにはない!?
三宅裕司さん演出の「熱海五郎一座」はもう10年目を迎えるそうですが、東さんは出演の常連です。またご自身の作・演出で「こちら自由の丘学園」にも後輩のハマカーンさんらと取り組んでいます。
なんだかんだ言っても、この人が多くの人たちから慕われ、愛されているのは事実です。
「西のたむけん(田村けんじ)、東の東MAX」面倒見のいい、両巨頭です。
これからもご活躍を…。
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2013年07月01日
205. 長沼毅 生物学・宇宙飛行士・未知の生き物 「サワコの朝」
「科学界のインディ・ジョーンズ」と呼ばれ、深海や南極・北極、火山など、およそ生物のいなさそうなところで新たな生物を発見し続ける科学者です。
辺境の地とは「人間が生きにくい場所」だそうで、そういった場所で生きていくには体が小さい、いわゆる微生物になるのだとか。
「微生物って?」
「1000分の1ミリより小さい…顕微鏡の力を借りて見ないと見られない生物です」
「私、ミジンコ飼ってたんです、ミジンコは微生物?」
「肉眼でも何とか見えるので…ギリギリです」
「ミジンコはとても賢くて…単細胞なのに」とアガワさん。
「ミジンコは単細胞ではないです」と長沼さんは即座に訂正。
そして微生物には動物、植物、菌類とあるのだとか。
「菌類は動物でも植物でもないです。植物は太陽の力を借りるので…」いわゆる光合成ですね。
「微生物が極限で生きていけるのです。大変な環境にはあまり大きな動物はいない」
「恐竜だって辛かったんだもんね…」とアガワさん。恐竜の友だちかい!
「極限的なところでも頑張れる、そこに生命というもののたくましさを見たりする」「生命そのものは非常にたくましいと思ってる…個々の生物は弱いですよ、潰しちゃえば死んじゃうし」「でも生命は40億年前に生まれてからずーっと、連綿と絶えることなく生き続けている…40億年も続いている現象ってなかなかないですよ!」
「素晴らしい、面白い現象ですよね、生命というのは…」土曜日の朝から、なんて壮大な話でしょう!
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記憶の中で今もきらめく曲
「空も飛べるはず」スピッツ
長沼さんのかつての夢は「宇宙飛行士になること」でした。
「この曲が流行っていたとき、宇宙飛行士の募集があって、応募して、落っこちたんです」 募集があって、準備をして応募して、期待。そして結果を知って…という「一連の動きのなかで、ずっとこの曲が流れていたんです」
「空も飛べるはずだったのに飛べなかった…」
「リンクしてるのね」とアガワさん。「宇宙飛行士になる夢が破れて、それで…?」
「しばらくは空を見上げられない…」「ずっと下ばかり見て、『今自分が見ているのは地球の表面だな』と…」
「なるほど!」
「自分は地球から離れられないのだから、どうせなら地球の端から端まで歩いてやろう!」
「開き直りましたね」
「宇宙が無理なので、地球の表面、南極・北極、砂漠、火山…」「沸騰する温泉にも生き物がいる!」「南極4000mの氷山の下の湖、穴を開けてみると生き物がいる」
幼少期に芽生えた疑問
「そういったことに興味を持ったのは?」とアガワさん。
「子どものときですかねえ…幼稚園のとき、滑り台をさーっと降りたとき、『自分はあそこからここまで降りたけれども、本当のところ、自分はどこから来てどこに行くんだろう?』と思って…」「ふと思いついちゃったんです…しばらくそれを考えてました」
「誰かに話した?」
「話しても無駄だと思った」
「イヤな子供だねえ…」(笑)
そのときから漠然とした思い…「生命全体の始まりと終わりを知りたい」という願いが長沼少年の心に芽生えたのです。
その思いをかなえようとして、まずは宇宙へ、それが無理なら生命を追究する科学者…すごく明快な生き方だなあ!
どんな場所にも生き物が生息する例として、長沼さんは謎の深海生物「チューブワーム」の話をしました。
チューブワームとは、「チューブ状のワーム(虫)」という意味なのですが、海底火山のお湯の吹き出すあたりに生息。普通の生き物だったら毒になる硫黄のガスをエネルギー源にしているのだとか。
「たぶん普通の海で競争に負けた…そこで地獄のようなところに逃げ込んだ…そしてパラダイスにした」
毒になるものをエネルギー源にすることと関連して、長沼さんは「突然変異」に触れました。
「ランダム(でたらめ)に突然変異を起こす…そして環境に適合するんです」
未知の生き物
地球上の生物は200万種と言われているのですが、実際には、動物、植物、菌類…たった6000種しか分かっていないそうなのです。
「様々な場所で生物を発見して共通性があることに気づきました…増える、はびこる…チャンスさえあればはびこってやろうという…生命の本質ではないかと」
「生命力というものだと?」
「生命とはたくましいな、と」「生命としての体はぜい弱、でも体を動かしている生命力はたくましいと思う」「それが1人1人の中に宿っている」「できるだけたくさんの人に知ってほしい」
「今はすぐに落ち込んじゃう人が多いような…」とアガワさん。
「それはあなたの脳が考えているわけで、生命力そのものは指の先から足の先まで詰まっている…生命は『生きたい!』と思っている。生命の内部にあるものを知ってほしい」
ああ、話を聴いていて感激、いろんな思いが渦巻きました…。
キレイ好きについて
キレイ好きというか、潔癖な人が多くなり、バクテリアなるものは敬遠されますが…。
「実は共同体。細胞は60兆ぐらい、しかし皮膚の常在細菌、腸内細菌は100兆くらい…」「私たちの体は60兆の細胞と100兆の細菌との共同作業なんです」「そのバクテリアを排除することはできても、そうするとたぶん生きていけない…」
「日本は過敏過ぎ…」とアガワさん。「外国に行ってすぐにお腹を壊す日本人」
「落ちたものは拾って食べるんです」と長沼さん。「それで体を鍛える」
なるほど!
私も食べ物を落としても、すぐに拾える場合は、食べてしまう派です。そのことを非難された場合の反論の根拠を得ました。
「今、心に響く曲」は
「風になりたい」THE BOOM
この歌が流行ったのは1994年。長沼さんは新天地「広島大学」に移動のため動き回る最中にこの歌を聴き、歌詞に励まされたとか…。
ああ、本当に様々なことを思い、考えた「サワコの朝」でした。良かった…。