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2013年11月13日
319. 坂上忍A 季節限定グミ・愛犬・鯖の缶詰・揖保の糸 「はなまるマーケット」
俳優の坂上忍さんが「はなまるマーケット」に登場です。(2013.11.13)
1967年6月1日生まれ。46歳。東京都出身です。
3歳から劇団に所属。芸能生活43年になります。現在は俳優としてだけではなく、タレントや映画監督しても活躍しています。
「いろんな番組に出演されてますね?」
「ぼく、自分の出てる番組、見たことないんで…」と坂上さん。
「出演してる番組見ない?」と薬丸さん。
「えー!だって気持ち悪くない?ヤダー!」とちょっとオネエが入る坂上さん。
坂上さんと薬丸さんは、ドラマ「赤ちゃんに乾杯!」(1987年)で、ずいぶん前に共演しました。
坂上さん20歳。薬丸さん21歳の頃…。
「当時彼はよく缶コーヒーを飲んでいた」と薬丸さん。「缶コーヒー飲んでタバコ吸って…。それの繰り返し…」
「ほとんど主食でした」と坂上さん。(笑)「よく(薬丸さんには)イジメられました」(笑)
「今朝のおめざ」は
「実りのピュレグミ 色づく季節のチェリー味」(オープン価格)カンロ(12月下旬までの限定発売)
季節限定のグミ。ハート形で見た目にもかわいらしく、果肉の食感とさくらんぼの果汁のおいしさを味わえるそうです。
「周りがよくゼリーとか食べてて、全く興味なかったんですけど…」と坂上さん。
食べてみたら「まあ、おいしい!」今年になって目覚めたそうです。
「特にこれは期間限定のやつでチョーうまい!」と坂上さん。「大人の酸っぱさで、大好きですね」
「おいしい…」という声が。
坂上さん、外食はせず、ほとんど自炊だそうです。肉とか鍋とか、「みんなでつつくのが好きじゃない」。
ここにも潔癖症が出てますね。
「『取り分ける』とか余計なお世話…。後輩が取り分けると、てんこ盛りとか…嫌で…」
薬丸さんが、坂上さんのおしぼりだけ他と違っているのを発見。タオルではなく、使い切りの紙おしぼりです。
「だって誰が使っているか分からないじゃないですか…体中拭いたかもしれないし…」確かにそれはそうですが…。
いやあ、面白い。坂上ワールドがまだまだ続きます…。
家族…
続いて坂上さんの「家族」が紹介されました。犬です。潔癖症なのに犬を飼うことにした理由については「徹子の部屋」に出演したときに語っています。こちらです。
七匹の犬の名前は…
長男・佐藤ツトム(チワワ)、次男・高橋ヨースケ(ミニチュアダックスフント)、三男・円山ダイチ(フレンチブルドック)、四男・森田パグゾウ(パグ)、五男・佐久間ギンジ(ヨークシャーテリア)、六男・ジェームス・太陽・ブラウン(チワックス)、七男・白石フユト(チワワ)
「なんでフルネームを付けたの?」と薬丸さん。
「ぼくも分からない」(笑)「ただ長男の佐藤さんと出会ったときに顔見たら、『佐藤さんだな…』って思ってしまったの」「飼い主とペットというよりは、一つの命として尊重したいと思って…」
「何て呼ぶの?」
「佐藤さん」(笑)
「お世話がたいへんでは?」犬7匹ですからね…。坂上さん一人で…。
「日々散歩の生活ですね…」と坂上さん。
基本的に朝・昼・晩と、3回散歩するそうですが、足の速い遅いがあり、一度に7匹は「かわいそうだ」ということで、速力を基準に「3匹、2匹、2匹」と3回に分けて行くそうです。
ということは、3回×3回=9回、坂上さんは散歩に出ているのですね。そしてそのたびにおそらくお風呂に入って、身を清めて…。
「仕事してるときはどうすんの?」
「朝・晩は行ける、『昼の散歩の時間に(スケジュールを)空けてくれ』と…」
「ドラマのときはどうすんの?」
「そりゃ、嘘をついてでも…」(笑)
そして体格のいいパグゾウくんが着られる服を探しているとのこと。「この子だけ着る服が無いんで…」
洗濯機が2台
坂上さんは一人住まいですが、洗濯機が2台あります。
「ぼく用とワンちゃん用…」
この発言に薬丸さんが食いつきました。
「なんで別なの?家族なのに?」
「毛がすごいから…」(笑)確かに…。
ただこの後、坂上さんが洗濯物を汚れの成分で細かく分けて洗濯していることが判明。
そしてタオルも汗の濃度によって取り替えることも分かりました。「お風呂に入ってどっとかく汗を『一番汗』と呼んで…」
一人暮らしなのに大変な量の洗濯を行っているそうです。潔癖症というのも大変ですね…。
「不思議な人だね…昔からそんなだった?」と薬丸さん。
「16から一人暮らしだったんだけど…」「母がガサツな方だったんで、それがイヤでイヤで…」「1人になったらとにかくきれいにしようと…」
お気に入りのストック・調理のこだわり
坂上さんには大量にストックしているものがいくつかあるそうです。大のお気に入りで…。
1つ目は「鯖の缶詰」
「大好きなんです!」「この鯖缶が発売されなくなったらどうしよう?」という恐怖があり、「買い占めておかないと…」
2つ目は「そうめん」銘柄は「揖保乃糸(いぼのいと)」確かにおいしいですよね。
「揖保乃糸」は必ず30袋をキープしていたいようで、「2袋食べたらまた2袋買い足して、30をキープする」のだとか。
3つ目は「ラップ」
「でかラップが10で、ちびラップが30」と決めているそうです。とくにちびラップがお気に入りのようです。
そして「調理」のこだわり
そうめんのゆで時間…45秒 ラーメンのゆで時間…2分15秒 米と水の割合=2.3合:2合
「ぼく、すべてにおいて固めが好きなんで…」
いろいろと実験的に作ってみた結果、この時間が自分としてはベストだということになったようです。
「こういう細かい男性はいかがですか?」と薬丸さんが女性陣に。
「1日は住んでみたいね」と岡江さん。ちょっと怖いもの見たさ、の感じです。
本当にどこをとってもユニークな坂上さんですが、私(よしろう)は、以前「徹子の部屋」でお父さんの作った億単位の借金をほとんど休まず働いて返した、壮絶な体験談を聴いているだけに、いろいろ感じるところがありました。
7匹のワンちゃんに人間の名前を付けて呼んでいるところなど、坂上さんの「人嫌いの、人好き」という相反するところが出ているような気がするのですが…。
神経質で繊細、純粋で潔癖。たくさん裏切られたから、絶対裏切らない犬をとことん面倒見る…。その姿の向こうに、誰にも頼れなくて不安と戦いながら精一杯頑張った、10代〜20代の坂上さんが透けて見えるようです。
犬は裏切らないですもんね…。ほんと、犬はかわいいです。
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2013年11月12日
318. 辺見えみり コーヒーシロップ・食器集め 「はなまるマーケット」
タレントの辺見えみりさんが「はなまるマーケット」に登場です。(2013.11.12)
1976年12月16日生まれの36歳。東京都出身。16歳でドラマデビュー。
お父さんは西郷輝彦さん、お母さんは辺見マリさん、ご主人は俳優の松田賢二さん。そして、今年6月に長女が生まれました。
「お子さんが生まれて生活は?」
「ぜんぜん違いますね…」とえみりさん。「こんなに愛おしいのかと…」
「今朝のおめざ」は
「コーヒーシロップ/デカフェ」(1,575円) IFNi ROASTING&CO (静岡県・静岡市)
生の豆の段階でカフェインを取り除き、ローストの技術で通常のコーヒーと同じに仕立てているそうです。
牛乳で割って飲んだりバニラアイスにかけたりと、いろいろ楽しめる一品。
スタジオでは豆乳で割りました。
「ちょっと大人のコーヒー牛乳のような…。そのシロップを入れるだけでおいしいですし、ノンカフェインなので体にもいいのでぜひ」とえみりさん。
妊娠中にコーヒーを飲みたい方に向いているそうです。
「大人のコーヒー牛乳というたとえがよく分かります」と薬丸さん。
「甘味もあるんですけど、大人の甘味というか…、これおススメです。」
雑貨屋で見つけて以来、「今、みんなでハマって…」。この「みんな」というのはどなたのことなんでしょうか?家族、友達…。
妊娠中は食べ物の好みがガラッと変わったそうです。
妊娠初期は「辛いラーメンが食べたかった」と、食べ続け、ある時期からは「とにかく、かりんとうが食べたい」とかりんとうを食べ続けたとか。
出産後、両方とも「パタッと」食べたくなくなったそうです。
「ガリガリ君が食べたくて、しかもよく当たって…」
出産後、あまり当たらなくなったそうですが、これはお腹にいた娘さんが食べたかったのでしょうか?
生まれて5か月
5カ月になる娘さんは全般的にはご主人似だそうです。
「かわいいですね。毎日写真を撮って毎日待ち受け画面を更新して…」とえみりさん。
自分が親になって、「両親をもう一度見直す…感謝」という思いだとか。
お父さんの西郷輝彦さんは娘が母親になったのが信じられない様子でしたが、「涙ぐんで…」。
お母さんの辺見まりさんは「もう少し早く産んでくれたら…」とこぼしながらも、「本格的な」子守唄に、お孫さんがちょっと引いているようなのです。
「子守唄がディナーショー風になる…」「けっこうな声量で、ガツガツ歌う…」とえみりさん。「そのときが一番楽しいみたいです」
親孝行しましたね。
芸能一家に生まれて、お祖母ちゃんから本格的な歌声を聞かされて、将来芸能界へ?
「できれば芸能界に入ってほしくない」というえみりさん。さあ、どうでしょうか?
お子さんが生まれてからいろいろな贈り物が届いた中で、えみりさんが特に印象深いのが黒柳徹子さんから贈られた本だそうです。
「こんにちは 赤ちゃん」というタイトルで、赤ちゃんへのメッセージや、初めて爪切りをした日や、ハイハイした日など、いろいろ記録に残せる本だとか。いうなれば子育てダイアリー?
窯巡り
えみりさんの趣味はガラスの食器集め。
「店に行って、実際に触って、『これに何を入れたらおいしいのかな?』と想像するのが好き」
だんだんその思いが強くなって、窯を見に行ったり、作家さんに会いに行ったり、と「オタクみたいになって」というえみりさん。
そして気に入った食器は自宅で使うだけではなく、ご自分の店で販売もしているようです。
「これからも食器類を集めたい…」
うーん、幸せそうだ…。それにしても皆さん、出産後すぐにきれいになって…。気合が違うのかな…。
それではまた明日。
2013年11月11日
317. 木村多江 栗が好き・果物・野菜狩り・ボクササイズ・陶芸 「はなまるマーケット」
女優の木村多江さんが「はなまるマーケット」に登場です。(2013.11.11)
1971年3月16日生まれ、42歳。東京都出身。
ドラマ「リング」「大奥」「南極大陸」など、映画「ぐるりのこと。」「ゼロの焦点」など、多数出演。
「ぐるりのこと。」「ゼロの焦点」では日本アカデミー賞の主演女優賞、助演女優賞を受賞。主役・脇役と、幅広くこなせる女優さんです。
「今朝のおめざ」は
「菓匠翁(かしょうおきな)」(5個入り 1,350円)仁太郎本店(岐阜県・中津川市)
国産の栗で作った栗きんとんを、こしあんと葛粉で作った生地に竹の皮を巻いて蒸した一品。もちもちっとした食感と栗の風味が楽しめるそうです。
「なぜこれをおめざに?」
「岐阜に2週間くらい撮影に行っていて、その時に主演の萩原聖人さんが差し入れで栗きんとんをくださって…それでいろんな店を食べ歩いて…4軒くらい行って…」見つけたそうです。
「栗きんとんはお好きなんですか?」と薬丸さん。
「栗が好きですねえ…」と木村さん。「太りやすいので、普段は甘いものを控えているんで、ご褒美に食べるという…幸せですね…」
薬丸さん、口に含んで「変わってますね…これおいしい」
「食感がいいですね…栗のままの味が」と木村さん。
果物・野菜ハンター?
木村さんは果物や野菜を採りに行くのが行くのが大好きだそうで、「行くと子どもに戻る」のだとか。
「子どものころ、木登りや虫取りが好きだった…」「心が浄化される」「深く呼吸ができる感じ」と、果物狩り・野菜狩りに何度も足を運んでいるそうです。家族や近所の子どもたちを連れて行くのだとか。
今年の収穫は…
「冬…いちご、しいたけ」、「春…タケノコ」、「夏…ブルーベリー」、「秋…梨、芋、ぶどう、栗、青蜜柑、柿」
大変なもんですね…。
「大忙しなんですよ」と木村さん。「旬のものをいただくのは贅沢なことで…」
狩りにいくのは「けっこう近いところです」「タケノコは20本採ってきて近所に10本配って…」「ずっと毎日タケノコ料理…」
ご主人も料理上手で分担して作っているそうです。
「昨日も鯵の押し鮨、ブリのカルパッチョ、なめろう…」と木村さん。「ええっ!」という声が。
「ご主人、プロ(料理人)の方?」と薬丸さん。
「いえ、普通の会社員です」「『お鍋が食べたい」と言うと『あんこう鍋』が出てきたり…」
木村さん、いい人と結婚しましたね。思うに木村さんはかなり食べることがお好きそうです。そういう方にはぴったりのご主人…。
木村さんのモットーは「家族の中では太陽のように」機嫌よくいることらしいですが、「それだけ料理上手なダンナやったら、だれでもニコニコできるわ!」とテレビの前でツッコミを入れた方もいるんじゃないでしょうか?
一日でそば打ちと陶芸
木村さん、「命」というドラマの撮影で早朝に現地に行ったところ、朝の10時に仕事が終わったことがあったそうです。
そういうときのためにあらかじめ調べていたのが、「そば打ち」と「陶芸」を楽しめるところ。
初めてのそば打ちは難しかったものの、食べたらやっぱりおいしかったそうで、「きちんと細く切るのは難しい」とプロの技に改めて感心したとか。
そのあと、陶芸作りに行き、初めてのろくろに挑戦。本当にアグレッシブです。
うーん、イメージと違うなあ…。なんか、エネルギーに満ちてますよねえ…。
極めつけは「ボクササイズ」。音楽に合わせて、ボクシングのようにパンチを繰り出すのですが、目的はダイエット。殴り合ったりはしません。
出産後、体重を落とすのにいろいろトレーニングをした中で「一番合っていて」現在も続けているようです。
うーん、はかなげで、ちょっと不幸で、独特の陰があって、けっこう怖くて…というのは木村さんの演技の賜物なんでしょうか…。
人生を目一杯楽しんでいる印象の木村多江さんでした。
それではまた明日…。
2013年11月09日
316. 種田陽平 映画美術・ジブリ・音楽 「サワコの朝」
1960年生まれ、53歳。大阪府出身。映画美術界の第1人者で、クエンティン・タランティーノ監督とは「キル・ビル」で、三谷幸喜監督とは新作「清須会議」で4作目の仕事となります。
「記憶の中で今もきらめく曲」は
映画「アメリカの夜」(1973年)のテーマ曲。
フランソワ・トリュフォー監督作で、映画を撮る過程を描いた作品。美術セットの仕掛けをはじめとして、「映画を撮る」ということがどういうことか、非常によく分かる映画です。
「美術セットの魅力が詰まった映画」と種田さん。現場、特に「厳しい現場」に行くときに車の中で聞くと「気分が高揚する」曲なのだとか。「セットが見えてくる…」
「CGで何でも作れる時代に美術セットを作る意味は?」とアガワさん。
「集団で作るよさ、なんですね」と種田さん。「職人さんたちがいて、初めて出来てくるものなんですね…」「ああだこうだ、言いながら…」
背景画家の人たちの仕事が無くなっていく現実があるそうですが。
「職人仲間たちといい映画を残していきたいんですよ…」と種田さん。
一度失われた技術は取り戻せませんものね。
少年のころ
「そもそもは映画の美術監督になろうと思っていたわけじゃなくて…」とアガワさん。「武蔵野美術大学出身…」
「最初は油絵科で…」と種田さん。
「将来は美術関係に進みたいと?」
「子どものころから絵を描いて、切り抜いて、立たせたりとか…」「当時は自分の好きな漫画やアニメのキャラクターものとかあまり出てなかった…。売ってなかったんですよ」
そしてお父さんは大の西部劇好き。
「シェーン」をいたく気に入った種田少年、馬、少年、山を描き、切り抜いて「シェーン、カムバック!」とやっていたそうです。
これはあまり人に見られたくない「ひとり遊び」だったようで、「『リカちゃんハウス』が欲しかったんです」
なるほど、女の子がよくする「ままごと」と通底するものがありますね。
「セットの模型を作って、三谷さんと話していると、そこに戻る」と種田さん。
「美術」という仕事
仕事の依頼があると、「監督とよく話をする」と種田さん。そこがスタートだとか。
そして平面図を描き、次に俯瞰図と作っていき、模型を作ります。それでOKなら、いよいよセットを組み立てます。セットは短くて1か月、長いものでは1年ほどにもなるそうです。
「ぼくの仕事の半分くらいは予算と時間との戦いなんです」と種田さん。「いついつまでに出来ないといけない…。ここで役者さんが来るから」「予算はこれしかない」
「『これしかない』と言われたら、どうするんですか?」
「あとちょっとあればこれができるんだけど…」(笑)
「この予算ではここの部分は削らないと」というと三谷さんは「それは絶対イヤだ!」
こうして監督との「共犯関係」が出来ていくそうです。
映画はドリーム、セットは現実
「笑っちゃうような失敗は?」とアガワさん。軽く訊くなあ…。
「2ヵ月かけて作ったセット、撮影しなかった…」
「キル・ビル」のときだったそうです。千葉真一さんが鍛冶をする沖縄の家。
「完璧な出来だ」と監督も言っていて「最終日に撮る」とのことだったのですが、結局「時間が無いから撮れない」。
「プロデューサー、『ちゃんとメイキング撮ったから…』」(笑)「そういうもんじゃないんだと…。映画の中に残すのが仕事なので…」「映画に残らなかったら意味が無い」
逆にこういうこともあったそうです。映画「マジック・アワー」のセットがあまりにも素晴らしいので、三谷さんは「これは残したい」と言ったとか。
「一刻も早く壊したい」と種田さん。「映画はドリームなので、美術は映画のドリームに貢献する役割なんです。現実であっちゃダメなんです」「非現実を作っていかないといけない…」「それを残すと現実のものになっちゃう…」「映画が出来たらすぐ取り壊したい」「壊すことで次に進める」「次の挑戦…でないとワクワク感が無い…」
種田さんは見るからに優しい、温厚そうな方なのですが、これらの言葉はまことに力強いものでした。
ジブリと仕事
「ワクワク感を求めて」種田さんはジブリとも仕事をしました。
映画「借りぐらしのアリエッティ」の「アニメの世界を現実のものにする」という試みでした。
「宮崎駿さんは自分で建築の設計図を描いてしまうような人なので…」
ジブリの秘密の一端に触れることができるのではないかという思いで、仕事をしているそうです。
種田さんの今の心配は「映画がドラマを描かなくなっていること」。
ドラマはテレビに移っていて、映画は3Dなどの「飛び出る」方向に行っている、と。
「美術は奥行きを作るものなので…」と種田さん。「『あまちゃん』に負けたくない」
「今、心に響く曲」は
「Make You Feel My Love」(2008)アデル
これは仕事の疲れをいやしてくれる曲なのだそうです。
「朝聴くのが『アメリカの夜のテーマ』なら、これは夜寝る前に聴く曲…」
種田さんは音楽が大好きで、一日のいろんな場面でその時に合った曲を聴いていたい、という思いが強いのだとか。
ああ、日本にはいろんなプロがいるなあ、と思いながら見ていました。この人もまさしく日本文化を支えるお一人ですね。ほっそりしていてダンディ、おとなしそうで芯はかなり強い、頑固…。
本当に魅力的な種田さんでした。
2013年11月08日
315. 小川菜摘 野沢直子・ローストビーフ・食器・クッション 「はなまるマーケット」
9年ぶりの「はなまるカフェ」だそうです。
「とんだクソババアになってしまいまして…」(笑)
この言葉に大喜びなのが水曜レギュラーの熊谷真実さん。お2人は仲良しらしいのです。
「昼ドラでご一緒させていただいて…。うれしくて…」と熊谷さん。
「もう泣きそうなんです」と小川さん。
「今朝のおめざ」は
「ごく旨 食べるだしネギ醤油」(1瓶 630円) ずるずる処 せじけん(東京都・渋谷区)
ネギとだし醤油を絶妙に調合した醤油だそうです。
卵かけごはんにこの醤油をかけて皆さんで試食します。
「おいしーい!」という声が。
「おいしいでしょ?これ」と小川さん。「ネギの食感が…」
「一人暮らしには助かるなあ…」と山本匠晃アナがつぶやくと、
「なに?そのつぶやき」と小川さん。
「つぶやくほどおいしかった…」と薬丸さんのフォロー。
山本アナは気性の激しい(失礼)女性から攻撃の対象になりやすいですねえ。(和泉ピン子さん 参照 2013.7.11 出演)
「ずるずる処 せじけん」とは「千原兄弟」のお兄さん、千原せいじさんの経営する居酒屋の名前です。
店に食べに行ったときにこれがおいしくて買ってきたそうです。
「今、店に買いに行くと、彼のサインが付いてくるようですよ」と小川さん。
「それは要らないですねえ」と薬丸さん。(笑)
親友・野沢直子さん
小川さんの親友、野沢直子さんは家族でアメリカに在住していますが、毎年子どもたちが夏休みの間、日本に1人戻り「出稼ぎ」をしているそうです。
浜田家に泊まるのいつもは2、3日だそうですが、今年は「1か月半!」浜田家に居候したそうです。実家ももちろんあるのですが、仕事をするのには不便だそうで。
「和室が空いてるからいいよ」と小川さんは野沢さんに言ったそうです。
「ご家族の反対は?」
ご主人の浜田雅功さんに確認すると「えーっ!1か月半も!」と最初は絶句。しかし、野沢さんと浜田さんは吉本の同期と言ってもいいような間柄。「ええよ」ということに。
野沢さんは食事や洗濯のお手伝いもしてくれて、小川さんは助かることも多かったとか。
「1か月半、とても楽しかった…」
たまに家族全員で食事をするとき、テーブルを見ると野沢さんが真っ先に来て、箸を持って待っていたそうです。
「頭の悪い長女か!」と小川さん。
さすが浜田さんの奥さん、なかなかのツッコミで…。
次男のバースデーパーティーは吉本の若手の誕生日と合同で行ったそうですが、あと2、3日でアメリカに帰る予定の野沢さんのケーキもサプライズで出したそうです。
「バイバイ直ちゃん、また来年ね」と書かれたプレートを見て、野沢さんは号泣。
「ババア、大泣き!」(笑)
その後、見送りの羽田空港でも2人は抱き合って号泣。それを見てもらい泣きした人もいたとか。
「同い年で、つきあって25年の親友…」「大事な友だちで何でも言い合える。価値観が合うんです…くだらないんですよ」
1つ面白いことがあると、2、3年そのことで笑いあえる仲だそうです。
「涙流して笑える友だちです」
焼かないローストビーフ
仕事柄家でパーティーを開いたり、お呼ばれすることも多い小川さん。ローストビーフが「固くなったり、焼きすぎたり」とどうもうまく作れないでいました。
あるときテレビを見ていたら、「焼かないローストビーフ」の作り方が紹介されていました。
「やってみたら簡単でおいしくて…」と小川さん。「周りに火が通って、中がレアな感じで」
そのレシピは…
「材料」
牛もも肉、マーマレード、にんにく、タマネギすりおろし、塩、ローリエ、ブラック粒胡椒、醤油、オリーブオイル。
「作り方」
@半分に切った牛もも肉と調味料類を耐熱袋に入れて、一晩漬け込む。
Aお湯が沸騰したら火を止め、お湯に耐熱袋ごと入れ、ふたをして40分置く。
これだけのようです。なんか本当にお手軽な感じですね。
宝物
小川さんは今年、26年ぶりに舞台に復帰しました。
「今度舞台に立つときには楽屋のれんを欲しいな、と思って…」と小川さん。「楽屋のれんを作るときは、大好きで、尊敬している熊谷真実さんに…。どうしても名前が欲しくて…」
熊谷さんに相談したところ、書道家のご主人(中沢希水さん)が名前をしたためた素敵なのれんをプレゼントしてくれたそうです。
「楽屋に入るのがとても嬉しくて…」また泣きそうになる小川さんでした。
「プライベートな話ですけれど、彼氏ができたときに号泣してくれたんですよ…」と熊谷さん。「それまでの私を知ってるからよけいなんですけれど…」
「嬉しくて嬉しくて…女優さんとしては素晴らしいんですけれど、女性としても幸せになってほしかったんですよ…」と小川さん。「おこがましいですけど、ほんとに素敵なご主人見つけて…」
小川さんが出た舞台というのは「吉本百年物語」の2月公演ではないかと思います。
吉本興業の100年の歴史を月替わりで上演。昨年から始まった舞台ですが、小川さんが出たのは今年の2月公演。そのときのテーマが「ダウンタウン誕生」だったのです。
小川さんの役はダウンタウンと仕事をした女性演出家。松ちゃんや浜ちゃんをビシビシしごく役だったそうで。
「私が見に行ったとき、たまたま浜田さんも見に来ていて、舞台の浜田さんを見ている本物の浜田さんがいて…」と熊谷さん。
お気に入りのクッション・マグカップ
小川さんが最近ハマって集めている、クッション、マグカップがあります。それはイギリスのtakkoda(タッコーダ)という雑貨屋の製品で、ヘップバーンやマイケルジャクソン、ガガ、スティービー・ワンダーなどが、犬や猫のイラストにアレンジされてプリントされているものです。
クッションやマグカップ以外にもいろいろ出ているようですから、まだまだ小川さんのコレクションは増えるかもしれませんね。
今日の「はなまる」では、明るく元気な小川さんだけではなく、人との縁を大事にする、涙もろい人情家の一面を知ることができました。