RPGツクールMVでアプリリリースを目指す開発室

海外発のRPGツクールMVに関する情報が出たことで、早く作品をリリースしたいと考えている方も多いと思います。
現在のポイントをまとめてみました。

・海外版RPG Maker MVは2015/10/23に発売。価格は7980円。早期予約なら特典素材+値引き。技術的に日本語化可能(VX Aceのように有志がツールを公開したり、方法がWEBで上がる流れになる可能性大)

・国内版RPGツクールMVは2015年内ということ以外は、発売日、価格未発表。

・VX Ace→MVへのデータ変換ツールはVX Aceのスクリプトとしてリリース。これにより、スクリプト以外の要素がVX Ace→MV用に変換可能。リリース時期はMVリリースの10/23より早くはならないとの見方。

これらを加味すると

◆一刻も早く作りたい場合(2015/10/4現時点の情報)

1.海外版RPGMaker VXAceでマップ、データベース、イベントの順に材料を準備しておく。あるいはVX Aceでのベータ版を制作する。

2.10/23に海外版RPGMaker MVを購入する。

3.MVを日本語化して、作品を製作する。変換ツールが公開されたら、1を変換し、制作期間を短縮する。ベータ版があれば、アプリケーションの出力テストを行う。

リスク
・日本語化の手法が確立含め、人柱になる
・変換ツールの公開タイミングによっては、1の作業の価値が失われる
※だからこそ、マップやデータベースのような、後から追加しても役に立つ部分をVXAceで作る方がよいです。

VX Aceで作品が完成している方は、まずMVの移植をしてみるのも良いですね。

世の中には凄い方がいるもので、早くもHTML5版 RPGMaker MVを解析した猛者が現れました。

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9/30 海外版ツクールMVのHTML5版サンプルゲームが海外公式より公開

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サンプルを解析して、日本語化して再公開
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参考サイト:トモタカラボ
http://tomotaka.tk/tkoolmv-hack-01/


ざっと読んだまとめです。
・海外公式はAWS(amazon web servicesという、クラウドスペースの量り売りのようなサービス)にファイルを置いていて、そこからサンプルゲームのファイルをダウンロード、解析した。

・RGSS3に近い記述なので、VXAceのスクリプトにかわるjavascriptソースは作りやすそう

・日本語化出来た(海外版RPGツクールMVが2バイト文字対応)

・海外のHTML5版の読み込み速度が遅いのは、遠隔地のサーバーやデータセンターの影響を受けていた様子。国内のサーバーにおけば、ローカルで実行するような快適さ。

・サンプルではバトルを動かすように作られていないので、バトル含めた動作はまだ未知数。

しかし解析で仕様の良い面(軽い、VXAceとの親和性の高さ)が見える一方で、国内版の情報公開の遅さや、HTML5公開時のセキュリティの課題が見えてきました。商用の場合はHTML5公開のときは工夫が必要かもしれません。
またGoogleの解析ツールを含めさせられたことから、広告を含めたり、ゲーム以外のツールやアプリ作成にも応用できそうな印象を受けました。
続報に期待です。

HTML5で出力されたデモ版が公開されました。ネットワーク環境とブラウザがあれば、スマートフォンでもプレイできます。

http://preorder.rpgmakerweb.com/rpg-maker-mv/?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=MVPre



iPhone5でプレイした感想
・タップ位置が点滅し、そこに向かってキャラクターが移動する
・調べる、会話、ページ送りはタップ操作(PCでは左クリック)
・メニューを開く/閉じるはスワイプ操作(PCでは右クリック)
・初見ではニューゲームからのロードと、初回の会話ロードで30秒ほど。これが公開直後の負荷によるものなのかわからないため、評価はできません。

なんと国内版よりも早く、海外版の情報が出ました。
RPG Maker MV(海外版/steam)の発売日と価格が決定！

発売日:2015/10/23
価格:7980円
http://store.steampowered.com/app/363890/

VXAceより1000円高い価格設定を考えると国内版は13800円〜あたりと予想されます。

・日本語はサポート外
・10/23までの購入予約特典
-COVER ART CHARACTERS PACK

パッケージの8キャラぶんのキャラチップ、歩行、ダメージ、顔グラフィック、サイドビュー素材、テーマBGM

-ESSENTIALS ADD-ON
＊14曲のBGM素材
＊4種類のダンジョン用タイルチップ素材
＊街のインテリア、エクステリア素材
＊RPG Maker MV主人公用の顔素材

海外版ツクールことRPG Makerのwebサイトより、国内サイトにはない情報を書き出します。

参考サイト:RPG Maker web
http://www.rpgmakerweb.com/products/programs/rpg-maker-mv/

・サンプルマップの収録数は100以上
・javascriptの編集によって戦闘UIの変更が可能(これはサイドビュー対応とは違うことを言っているようです。例えばluna engineのような…)

・プラグインマネージャー(アドオンした機能のオンオフ切り替えツール？)の画像(ここでluna engineが確認できるので、標準でluna engineが含まれているのかも？)