RPGツクールMVでアプリリリースを目指す開発室

RPGツクールMV 国内体験版が一般公開開始されました。

ダウンロード先:
http://dl.tkoolmv.com/tkool-mv-trial

・製品版と同内容で、30日間プレイ可能(プロジェクトは製品版に引き継ぎ可能)
・規約条件を守れば、プレイ動画、スクリーンショットをweb公開可能

体験期間中に、短い作品を作ってみてはいかがでしょうか。

参考:
約10時間で制作したミニゲームの制作工程の記事はこちら
https://fanblogs.jp/tabirpglab/archive/194/0

ツクールMV　初心者向け講座一覧
https://fanblogs.jp/tabirpglab/archive/227/0

ツクールMV 2015/11/26リリースの修正プラグインの適用手順をまとめてみました。

◆手順
1.修正パッチと素材をダウンロードする

ダウンロード先：
https://steamcommunity.com/linkfilter/?url=https://dl.dropboxusercontent.com/u/17078211/RPG%20Maker%20MV%20Updates%20Part%201.rar

2.「RPG Maker MV Patches」フォルダを解凍する


【制作中のプロジェクトに適用する場合】
3.プロジェクトのフォルダを開く


4.プロジェクト名→js→pluginsフォルダを開き、その中に2のファイルをコピーする


5.ツクールMVに戻り、F10キーを押下またはツール→プラグインマネージャー選択でプラグインマネージャーを起動する


6.空欄をクリック


7.Name欄から修正プラグイン名を選択し、StatusがONであることを確認する


2015/11/26リリースの修正プラグインは次の2つ
「KSU_ParallaxSmoothing.js」：視差ゼロ時の品質改善
「TDDP_FluidTimestep.js」：環境による処理速度異常を改善

【新規プロジェクトに適用する場合】
NewDataフォルダのある場所→js→pluginsフォルダに2のファイルをコピーする
以降は新規プロジェクトを作成時に5〜7を実行する

Steam版：
C:\Program Files (x86)\Steam\SteamApps\common\RPG Maker MV\NewData\js\plugins

国内版：
C:\Program Files (x86)\KADOKAWA\RPGMV\NewData\js\plugins

ツクールMVのサンプルゲーム第三弾公開されました。
公式サイトには講座が追加されており、ルーラの作り方が解説されております。

サンプルゲーム
https://tkool.jp/mv/#sumple

新機能活用講座:イベントコマンド
https://tkool.jp/mv/course/03.html

【新機能】
・決定キー長押し:連打扱い+選択肢では止まる
・選択肢のデフォルト項目を個別設定できる
(「はい」、「いいえ」の選択肢で「いいえ」を初期位置にできる)
・選択肢が6つに増加
(Hime Works様の次のプラグインを使えばさらに拡張可能)
■選択肢の上限を変更
Large Choice
制作者：Hime Works様
説明/ダウンロード先：
http://himeworks.com/2015/10/large-choices-mv/

・装備部位の増減が可能
例では足防具という項目が追加されていましたが、装飾品2、装飾品3…といったようにアクセサリ枠を増やすような使い方(さらにアクセサリにスキルを付加するファイナルファンタジー6的なことも)できそうです。

読み応えある講座なので、ぜひご覧ください。

ツクールMV製 ブラウザゲーム（WEBアプリ版）のバッテリ消費テストを行ってみました。
演出効果の高いプラグインやアニメーションを多用すると、消費はより高くなりそうですね。

◆共通環境
・iPhone5c
・ホーム画面に追加でプレイ
・音は消音
・ゲーム以外のアプリは起動しない

■ケース1
・LTE回線
・自作ゲーム「いじわるなダンジョン」で通常プレイ(移動、バトル)
・30分:15%(約226mAh)

■ケース2
・LTE回線
・とろボウ様作「すごろクエスト」でダイスをふる画面で放置
・30分:17%(約256mAh)

■ケース3
・wifi回線
・自作ゲーム「manurpg」フィールド画面で常に移動を繰り返し
・30分:18%(約271mAh)

ツクールMV製のブラウザゲーム/WEBアプリ版について、幾つかプレイした感想を書いていきます。

・ミニゲーム、体験版のPRとしてとても有効
WEB上の宣伝ページから即起動できるため、体験版と相性が良いと思います。
また環境をあまり選ばずにプレイできるのは、大きなメリットです。

・スマートフォンの縦持ちプレイに対応
基本はブラウザ上の起動なので、片手操作の縦持ちプレイと相性が良いと思います。

・長時間プレイを想定したゲームには向いていない
特にスマートフォンでは、画面の小ささもあり、長時間プレイでは操作性が気になってきました。
特にメニュー画面での操作全般は、タップする領域が狭く、一苦労です。
また後述のエラーによる中断がリスクとして、つきまといます。

・ロードの長さが気になる
サーバーまでのトラフィック、素材の容量/数にもよると思いますが、ロード時間が気になりました。
特にサイドビューバトルでは、動きが多いものですから、初めて読み込むアニメーションが入る度に待ち時間が生じることもありました(毎回重たいわけではありません)。

・ゲーム中に発生するエラーについて
ゲーム内で発生するのは、大別してこれらのエラーが多いです。
ユーザー側で対処出来るものもあれば、対処しようもないものがあります。

-Your browser does not support Web Audio API.
対応していないブラウザで起動することで発生します。
Firefox,Safari,Chomeで起動してみてください。

-(xx.pngなどの)ファイル名が表示〜
ゲームで使われる素材ファイルが含まれていない場合に発生します。素材を読み込むタイミングで発生するため、起動時/マップ切り替え時/バトル時/スキル使用時など条件は様々です。

-そのほか通信環境が不安定である場合やサーバーへのトラフィックが混雑している場合は、エラーが発生する場合があります。

・非対応環境や注意事項の説明は重要
IEで動作しない、Twitterのブラウザ機能で動作しないという非対応環境の情報は、配信者から積極的にプレイヤーへ伝える必要を感じました。
せっかくゲームへのリンクにアクセスして下さっても、非対応環境の問題がゲームの問題と考えられるのはとても勿体無いことです。
特にTwitterで宣伝する場合は、そのままTwitterのブラウザで開かれがちなので、注意が必要です。

・こまめなセーブは強く推奨
移動中にキャリアの回線でプレイするような、通信環境が不安定な状況だとエラーが発生しやすくなります。
セーブ画面を開こうとして、エラーがでるとやり直す気力もなくなるので、プレイヤーにこまめなセーブを意識させたいところです。
同じ理由から、操作ができない、見るだけの長いイベントは、エラーが起こったときにまた繰り返さなければならず、避けた方が良いように思えます。
(スキップする機能を付ければ、この辺りは解決できそうですね)

総評:
スマートフォンとしては、厳しい部分が目立ちました。
しかしPC上でプレイする限りでは、割と安定するので、作品の宣伝としては有効だと思います。