http://live.nicovideo.jp/watch/lv285174125
いつも応援して頂いてる側なので、ささやかですが他作者さんのご紹介を兼ねて感想を書いていきたいと思います。
放送の解説者はドワンゴの伊豫田(伊予柑)さん。
伊豫田さんは分析に長けている方で、放送においても丁寧な解説とより良く見せるポイントなどを織り交ぜて説明されていらっしゃいました。
言葉の裏を読み、色々な目線で見て感じることは、ヒントの発見につながります。
■InfinityStory
作者:すふぃあさん
http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm544
[特徴]
・キャラクター、ストーリーに重点をおいたRPG
・フルボイス、オリジナルの立ち絵
・バトルシステム:エンカウント時のガラス割れ演出、ATB、ボイス付、フキダシ演出
[kuroコメント]
冒頭から流れるようなストーリー展開、キャラクターに力を入れているのが良く分かる設計、90〜00年代(SFC、PS)の名作RPGの流れを感じる作風でした。
作者さんのRPG愛、キャラクター愛を感じます。
冒頭15分で最初の山場である村が襲われるシーンが配置されているのは、ユーザーを引き付けるうえで大きなポイントだと思います。
■きみと ゆうきの ものがたり
作者:吉良@STUDIO KOALAさん
http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm579
[特徴]
・独自システムのアクションRPG(キャラクター切り替えも可能)
・一体感のある音楽、イラスト、テキスト
[kuroコメント]
物語の導入、プレイヤーの誘導など細部まで計算、設計されている上級者ならではの作品でした。
聖剣伝説シリーズが好きな方には、とてもオススメです。
観ていて面白さが伝わるのは、本当に優れた作品ならではですね。
一方で、プレイヤーにある程度のテクニックを要求される部分もあるので、そこを私ならどう吸収するか……なんてことを考えながら拝見していました。
■白の雪と古の魔女
作者:おっぎーさん
http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm206
[特徴]
・自作イラスト
・やりがいのあるバトルバランス
・バトルリザルト画面:スコア式で評価
・古き良き〜と形容されるJRPGの長所
[kuroコメント]
実は平日の移動時間の合間にプレイさせて頂いてます。
おっぎーさんは(おそらく)エンジニアの方なので、理論的なゲーム設計とご自身がお好きなRPGの良いところを研究して制作された感が随所から読み取れます。
クリアまで8時間というボリュームに対してプレイヤーが離れないのは、考えつくされたゲームデザインだからなのだと思います。
RPG好きな方ほど発見が多い作品です。
私も引き続きプレイさせて頂きます。
■Steel howling
作者:Achamoth(アカモート)さん
http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm474
[特徴]
・全編自作イラスト、自作BGM
・パンク&ロックな完全にオリジナリティに溢れた世界観
[kuroコメント]
映画「Trainspotting(トレインスポッティング)」を思わせるファッション&アートなビジュアル。
イラスト集に収まらないよう、ゲーム性も随所に設計されていて、人の心を読みながら制作されたことが伺えました。
ゲームである理由が実装されていること、これって私とても大事だと思います。
素敵なイラストならイラスト集、素敵なBGMならニコニコ動画の方が適してますからね。
あえてゲームで公開する理由を捉えているからこそ、達したクオリティではないでしょうか。
※尖った世界観ですが、作者さん、Twitter上ではとても優しい方です。
合いの手の入れるタイミングが素晴らしく、人心を理解されている方だなといつも思ってます。
■穏やかなる遠州
作者:えるふぁさん
http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm989
[特徴]
・アートワーク全般(自作イラスト、実写素材)
・作者さんの唯一無二の個性
[kuroコメント]
作者さんの知識を下敷きにした(自然への造詣の深さ、イシガニ愛)環境ゲームとして観ていました。
「ゲームとは何ぞや」的なお堅いものを追わずに、マイペースに物語を運び、場面を描く。
ゲームと言いつつも、良質な映像作品に通じるものを感じます。
分かりやすい例えだと「世界の車窓から」が近いですね。
シンプルイズベスト、そんな言葉が浮かびました。
タイトルに偽りなしです。疲れた心にぜひ。
■感想の感想を終えて
ここまで素敵な作品をありがとうございました。
私自身もちょっと抱えているので、感想の感想はここまでとさせて頂きます。
全部書ききれなくて心苦しい。本当に。
伊豫田さん、論理的な思考の方で、感想という体ながらヒントをたくさん発信していらっしゃいました。
私自身、ヒット作の法則を探していた時期があるので、1つ1つ参考になりました。名解説者です。
この路線で作品紹介をするコンテンツがあると、作者さんは喜ぶでしょうね。
視聴者の方々も好意的な反応が多かったのが印象的でした。
今回紹介された作品は、どれもが好き好きの方向を向いていて楽しかったです。
RPGで装備できるもの/できないもの、魔法が使える人/使えない人がいるように、色々な作者さんがいて、試行錯誤して送り出す作品がある。楽しんでくださる方がいる。
良い世界ですね。
ではでは。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image