2015年11月15日
ツクールMV コモンイベントと変数を使って閃きシステムを再現
ツクール初心者の、初心者による、初心者のための講座です。
ツクールにはコモンイベントと変数という、自由度を高める仕組みがあります。
・コモンイベント:マップ、バトル問わず発生させることができるイベント
・変数:独自に値を設定できる(スイッチを数値化して管理するようなイメージ)
今回はコモンイベントと変数を組み合わせて、閃きシステムを再現してみたいと思います。
・閃きシステム:ロマンシングサガ2以降のサガシリーズに採用されている、戦闘中の行動からスキルを覚える仕組み
コモンイベントと変数の詳しい説明は、公式の初心者向け講座がとても役に立ちます。
※この記事を読んでピンとこない方は、初心者講座を一通り見てからご覧になってください
------------------------
参考:
ツクールVXAce 初心者向け講座
コモンイベントを作る
http://tkool.jp/products/rpgvxace/lecture/006_007
変数について
https://tkool.jp/products/rpgvxace/lecture/006_005a
------------------------
【準備】
・「閃くために使わせたいスキル」と「閃きで覚えるスキル」を作成しておきます
例)↑では閃くために使わせたいスキル「紳士の名乗り」、閃きで覚えるスキル「紳士の威厳」としています
【手順】
データベース>コモンイベントタブの作業
(1)コモンイベントを設定します
コモンイベントの名前:スキルの系統が一目でわかるように「(職業名/アクター名/武器種類/技系統)の閃き)」のようなわかりやすい名前が良いです
トリガー:なし
スイッチ:空欄
(2)実行内容の1行目を次のように作成します。
◆変数の操作:
・変数の操作ウィンドウ
変数:単独
スキルの使用回数をカウントするための変数(=カウントを覚えておく場所)を作成します
・変数の選択ウィンドウ
変数の名前は、コモンイベントの名前と関連性があるものにしておきましょう。
・変数の操作ウィンドウ
操作:加算
オペランド:
スキルの使用回数で覚えさせたい場合は「定数」で「1」
スキルの使用回数+ランダムで覚えさせたい場合は「乱数」で「1〜3」など
設定が終わったら「OK」ボタンを押下します。
(4)2行目の実行内容を次のように作成します。
◆条件分岐:
条件分岐>スイッチの選択ウィンドウ:
スイッチのボックスをクリックするとスイッチの選択ウィンドウが立ち上がります
次のようにスイッチを作成します
・スイッチの操作ウィンドウ
スイッチ:単独
操作:ON
・スイッチの選択ウィンドウ
「閃きで覚えるスキル」名でスイッチの名前を付けて、「OK」ボタンを押下します。
条件を満たさないときの分岐を作成にチェック
「OK」ボタンを押下します。
この条件分岐設定により、既に覚えた技を、何度も閃くことを防ぎます。
(5)実行内容の3行目を次のように作成します。
◆条件分岐:
条件分岐ウィンドウ
・変数「(2)で作成した変数」を指定「>」
定数または変数を指定
例)10回スキルを使用したら覚える場合は定数「10」にします。
条件を満たさないときの分岐を作成にチェック
「OK」ボタンを押下します。
(6)4行目は、閃き時の画面効果を作成します
画面のフラッシュ>「フレーム」「完了までウェイト」にチェックを入れた状態で「OK」ボタンを押下します。
良く分からなければ、既定のままで大丈夫です。
(7)5〜6行目は、ひらめき時のメッセージを作成します。
文章の表示を開き「XXを覚えた」のようにメッセージを作成します。
※アクター、職業固定ではないスキルの場合は、アクター名などはメッセージに含めない方がいいでしょう
(8)7行目はスキルを習得する内部処理を行います。
「スキルの増減」から「アクター」に対してスキルを覚えるように設定します。
(9)8行目はスキルを習得したスイッチをONにする設定をします。
「スイッチの操作」から(4)で作成したスイッチをONにする設定をして、OKボタンを押下します。
ここまでの操作でコモンイベントが出来上がりました。
まだ完成ではありません。
■ポイント
・上記のように作成した実行内容を範囲選択したら、Ctrl+Cでコピーができます。
新規のコモンイベントの実行内容にCtrl+Vを押下することで貼り付けができますので、2回目以降は内容編集するだけ作業が削減できます。
(10)データベース>スキルタブから「閃くために使わせたいスキル」を選択し、使用効果欄の空欄をクリックします。
・「0001 攻撃」に割り当てると、他のアクターや敵の攻撃でも閃いてしまいますので注意してください
・敵も使うスキルに割り当てると、敵のスキルで、アクターが閃くので、注意してください
(応用すると、敵の攻撃からスキルを閃くという魅せ方もできます)
(11)使用効果ウィンドウで「その他」>「コモンイベント」>「(10)で作成したコモンイベント」を選択し、OKボタンを押下します。
これで完成です。
【まとめ】
・「変数」でスキルの使用回数を記録する
・「コモンイベント」で変数(スキルの使用回数)を条件分岐にスキルを覚えるようにする
・「閃くために使わせたいスキル」に「作成したコモンイベント」を関連付ける
このコモンイベントには、まだ改良の余地があります。
例)閃くと同時に覚えたスキルを使う(使おうとしたスキルをキャンセルする)
閃くと同時にカットインで特殊効果/アニメーションが入る
お好みに合わせてアレンジなさってください。
【動画】
50秒と1分17秒、2分9秒でそれぞれ新しいスキルを覚えるコモンイベントが作動しています。
https://youtu.be/xDH0ixSONfU
ツクールにはコモンイベントと変数という、自由度を高める仕組みがあります。
・コモンイベント:マップ、バトル問わず発生させることができるイベント
・変数:独自に値を設定できる(スイッチを数値化して管理するようなイメージ)
今回はコモンイベントと変数を組み合わせて、閃きシステムを再現してみたいと思います。
・閃きシステム:ロマンシングサガ2以降のサガシリーズに採用されている、戦闘中の行動からスキルを覚える仕組み
コモンイベントと変数の詳しい説明は、公式の初心者向け講座がとても役に立ちます。
※この記事を読んでピンとこない方は、初心者講座を一通り見てからご覧になってください
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参考:
ツクールVXAce 初心者向け講座
コモンイベントを作る
http://tkool.jp/products/rpgvxace/lecture/006_007
変数について
https://tkool.jp/products/rpgvxace/lecture/006_005a
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【準備】
・「閃くために使わせたいスキル」と「閃きで覚えるスキル」を作成しておきます
例)↑では閃くために使わせたいスキル「紳士の名乗り」、閃きで覚えるスキル「紳士の威厳」としています
【手順】
データベース>コモンイベントタブの作業
(1)コモンイベントを設定します
コモンイベントの名前:スキルの系統が一目でわかるように「(職業名/アクター名/武器種類/技系統)の閃き)」のようなわかりやすい名前が良いです
トリガー:なし
スイッチ:空欄
(2)実行内容の1行目を次のように作成します。
◆変数の操作:
・変数の操作ウィンドウ
変数:単独
スキルの使用回数をカウントするための変数(=カウントを覚えておく場所)を作成します
・変数の選択ウィンドウ
変数の名前は、コモンイベントの名前と関連性があるものにしておきましょう。
・変数の操作ウィンドウ
操作:加算
オペランド:
スキルの使用回数で覚えさせたい場合は「定数」で「1」
スキルの使用回数+ランダムで覚えさせたい場合は「乱数」で「1〜3」など
設定が終わったら「OK」ボタンを押下します。
(4)2行目の実行内容を次のように作成します。
◆条件分岐:
条件分岐>スイッチの選択ウィンドウ:
スイッチのボックスをクリックするとスイッチの選択ウィンドウが立ち上がります
次のようにスイッチを作成します
・スイッチの操作ウィンドウ
スイッチ:単独
操作:ON
・スイッチの選択ウィンドウ
「閃きで覚えるスキル」名でスイッチの名前を付けて、「OK」ボタンを押下します。
条件を満たさないときの分岐を作成にチェック
「OK」ボタンを押下します。
この条件分岐設定により、既に覚えた技を、何度も閃くことを防ぎます。
(5)実行内容の3行目を次のように作成します。
◆条件分岐:
条件分岐ウィンドウ
・変数「(2)で作成した変数」を指定「>」
定数または変数を指定
例)10回スキルを使用したら覚える場合は定数「10」にします。
条件を満たさないときの分岐を作成にチェック
「OK」ボタンを押下します。
(6)4行目は、閃き時の画面効果を作成します
画面のフラッシュ>「フレーム」「完了までウェイト」にチェックを入れた状態で「OK」ボタンを押下します。
良く分からなければ、既定のままで大丈夫です。
(7)5〜6行目は、ひらめき時のメッセージを作成します。
文章の表示を開き「XXを覚えた」のようにメッセージを作成します。
※アクター、職業固定ではないスキルの場合は、アクター名などはメッセージに含めない方がいいでしょう
(8)7行目はスキルを習得する内部処理を行います。
「スキルの増減」から「アクター」に対してスキルを覚えるように設定します。
(9)8行目はスキルを習得したスイッチをONにする設定をします。
「スイッチの操作」から(4)で作成したスイッチをONにする設定をして、OKボタンを押下します。
ここまでの操作でコモンイベントが出来上がりました。
まだ完成ではありません。
■ポイント
・上記のように作成した実行内容を範囲選択したら、Ctrl+Cでコピーができます。
新規のコモンイベントの実行内容にCtrl+Vを押下することで貼り付けができますので、2回目以降は内容編集するだけ作業が削減できます。
(10)データベース>スキルタブから「閃くために使わせたいスキル」を選択し、使用効果欄の空欄をクリックします。
・「0001 攻撃」に割り当てると、他のアクターや敵の攻撃でも閃いてしまいますので注意してください
・敵も使うスキルに割り当てると、敵のスキルで、アクターが閃くので、注意してください
(応用すると、敵の攻撃からスキルを閃くという魅せ方もできます)
(11)使用効果ウィンドウで「その他」>「コモンイベント」>「(10)で作成したコモンイベント」を選択し、OKボタンを押下します。
これで完成です。
【まとめ】
・「変数」でスキルの使用回数を記録する
・「コモンイベント」で変数(スキルの使用回数)を条件分岐にスキルを覚えるようにする
・「閃くために使わせたいスキル」に「作成したコモンイベント」を関連付ける
このコモンイベントには、まだ改良の余地があります。
例)閃くと同時に覚えたスキルを使う(使おうとしたスキルをキャンセルする)
閃くと同時にカットインで特殊効果/アニメーションが入る
お好みに合わせてアレンジなさってください。
【動画】
50秒と1分17秒、2分9秒でそれぞれ新しいスキルを覚えるコモンイベントが作動しています。
https://youtu.be/xDH0ixSONfU
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ご回答が遅くなり、申し訳ありません。
思いつきで作ったなんちゃって閃きシステムなので、私も深掘りができておらず、すぐにお力になれそうにありません。
2ちゃんねる、したらばなどの技術的な話題を扱っている板や、Yahoo!知恵袋にMVで閃きシステムを実装したい旨を質問してみるのがよいかもしれません。
この記事を見て閃きシステムを製作中なのですが
使おうとしたスキルをキャンセルして閃く処理を入れたいのです
一体どうすればできるのでしょうか?よろしくお願いします。