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2022年03月15日
sorajiroの介護(介護職の緊急時対応の知識はなぜ必要なのか?)
こんにちは!
今日もとても暖かいですね。
昨日から花粉症がひどく、朝から薬局へ行きアレグラをgetしてきました。
やはり、だいぶ楽です!無理は禁物ですね。花粉症もあなどれないです。
一番は集中力がなくなりますね。今回の症状は目のかゆみが酷いです。でもさすがアレルギー薬です。飲むと目のかゆみも軽減します。目薬は必要なさそうです
皆様は花粉症ですか?定期的に耳鼻科で薬や処置(ネプライザー等)をされていますか?
私的には、花粉症は免疫力の低下によって起こると思ってますので、ストレスや食事内容なども関係しているのかな〜なんて思ってます。
私がなんか、免疫力が下がってる?なんて時には冷凍のブルーベリーをヨーグルトとハチミツをかけて食べたりします。
私は、お菓子も好きなので相当食生活は偏っているのではないかと思います。
少しずつ改善できたらと思ってます
さて、私のブログでは介護に携わろうと思っている方や身内に介護を必要としている方がいるご家族に向けて初心者向けの介護の知識を蓄えてもらうブログとなってます。是非、少しでも参考になっていただけると幸いです。
今回は介護者(職)が緊急時対応の知識を知っておく理由です。
緊急時の対応
◆緊急時対応の知識はなぜ必要なのか?
ここでは、利用者の健康や生命に危機が差し迫り、速やかな対応が求められる事態を「緊急時(緊急事態)」として扱います。
前回述べたように、高齢者はさまざまな身体の機能が低下しているため、いくつもの疾患を抱えていることが多いです。それらの疾患は互いに関連し合っていることも多く、急激に病状が悪化(急変)して生命に関わることがあります。
また、運動機能や嚥下機能、知覚機能などが低下することにより、食事や排せつ、入浴のケアを行う際にも、転倒や誤嚥、熱傷などの事故により生命にかかわることがあります。このように介護職は、いつ何時、急変や事故などの緊急事態に遭遇するかわかりません。
心臓が止まってから時間がたつほど命が助かる可能性は低くなり、助かったとしても脳に障害が残る可能性が高くなります。そのため、緊急時には介護職と医療職が連携し、迅速かつ適切に対応することが重要です。
医療職が常駐しているとは限らない介護現場において、緊急時に介護職に求められることは、利用者の状態の変化に早く気づき、医療職に連絡・相談・報告することです。そして、医療機関を受信するまでや、救急隊が到着するまでに適切な手当て(応急手当)をすることです。そのために介護職は、緊急時対応の基本的な知識を身に着けることが必要です。
◆緊急時への準備
緊急時にあわててしまった原因を振り返ると、日頃から準備しておけば問題なかったと思うことが少なくありません。そのため、日頃から以下のような準備をしておきましょう。
@医療機関、主治医との連携を確認する
緊急時に相談・受診できる医療機関との連携体制を整えておきましょう。連携をスムーズにするために、以下のことを確認しておくとよいです。
・平日と休日、昼間と夜間、年末年始などの受け入れ態勢や、対応可能なケース
・主治医に、利用者に起こりえる緊急事態とその予防法や対応法
A緊急時の体制とマニュアルを整備する
日勤と夜勤では、職員の人数や業務の流れがちがうため、緊急時の対応マニュアルは、日勤と夜勤それぞれを作成しておきましょう。また、職種ごとの役割分担を明確にしておくと、緊急時の連携がスムーズになります。
B利用者の情報を一つのファイルにまとめておく
緊急時の対応に必要な情報をまとめておくと、慌てずに、必要な連絡や報告ができます。たとえば、以下のような情報です。
・氏名、生年月日、性別、住所、血液型、家族の連絡先
・かかりつけ医の連絡先、かかりつけ医との緊急時対応の申し合わせ事項
・治療中の病気(現病歴)、今までにかかった病気(既往歴)
・使用している薬、アレルギーなど
C利用者の急変をいち早く察知する
利用者が急変したあとに、「そういえば、食欲がなかったな」「そういえば元気がなかった」と感じることがあります。急変に至る前には、「いつもと様子がちがう」ということが多くあるのです。
高齢者は症状の自覚が乏しいため、「何となく調子が悪い」「疲れた」というようなあいまいな訴え方をします。認知症や言語障害のある場合は、うまく訴えることができないこともあります。「何か変?」と感じた時に、何が起こっているのかを判断するのではなく、気づいたことや感じたことを医療職に報告・相談することがとても大切です。
利用者の急変をいち早く察知するためには、利用者の健康状態がいつもと何がちがうということに気づく必要があります。そのために介護職は、利用者の日頃の状態や生活の様子を把握しておきましょう。
◆利用者の健康状態を把握するポイント
利用者に「大丈夫」と言われたから大丈夫だと思い、医療職に報告・相談せずに様子を見ていたら急変したとうことも少なくありません。
利用者の健康状態は、主観的情報と客観的情報を合わせていつもと同じなのかどうかを考えることが重要です。「主観的情報」とは、利用者が話した内容そのものです。一方、「客観的情報」とは、体温測定や血圧測定などのように器具を使って測定した値や、食事の量や食べ方など介護職が観察したこと、介護職が利用者の身体に触れて感じたことなどです。
●主観的情報と、客観的情報
主観的情報 ・利用者が話した内容
・利用者からの痛みや辛さなどの訴え
客観的情報 ・体温、血圧、脈拍、身長、体重などの測定した値
・顔色、匂い、手足の冷たさ、熱感など
・食事量、食べ方、話し方、身体の動きなど
あまり緊急時は頻繁に起こるものではありませんが、いつかの為に一読しておくと役に立つのではないかと思います。何かの役に立つと幸いです。
本日は最後まで御覧くださり、ありがとうございました
今日一日皆様が健康で幸せな一日でありますように
今日もとても暖かいですね。
昨日から花粉症がひどく、朝から薬局へ行きアレグラをgetしてきました。
やはり、だいぶ楽です!無理は禁物ですね。花粉症もあなどれないです。
一番は集中力がなくなりますね。今回の症状は目のかゆみが酷いです。でもさすがアレルギー薬です。飲むと目のかゆみも軽減します。目薬は必要なさそうです
皆様は花粉症ですか?定期的に耳鼻科で薬や処置(ネプライザー等)をされていますか?
私的には、花粉症は免疫力の低下によって起こると思ってますので、ストレスや食事内容なども関係しているのかな〜なんて思ってます。
私がなんか、免疫力が下がってる?なんて時には冷凍のブルーベリーをヨーグルトとハチミツをかけて食べたりします。
私は、お菓子も好きなので相当食生活は偏っているのではないかと思います。
少しずつ改善できたらと思ってます
さて、私のブログでは介護に携わろうと思っている方や身内に介護を必要としている方がいるご家族に向けて初心者向けの介護の知識を蓄えてもらうブログとなってます。是非、少しでも参考になっていただけると幸いです。
今回は介護者(職)が緊急時対応の知識を知っておく理由です。
◆緊急時対応の知識はなぜ必要なのか?
ここでは、利用者の健康や生命に危機が差し迫り、速やかな対応が求められる事態を「緊急時(緊急事態)」として扱います。
前回述べたように、高齢者はさまざまな身体の機能が低下しているため、いくつもの疾患を抱えていることが多いです。それらの疾患は互いに関連し合っていることも多く、急激に病状が悪化(急変)して生命に関わることがあります。
また、運動機能や嚥下機能、知覚機能などが低下することにより、食事や排せつ、入浴のケアを行う際にも、転倒や誤嚥、熱傷などの事故により生命にかかわることがあります。このように介護職は、いつ何時、急変や事故などの緊急事態に遭遇するかわかりません。
心臓が止まってから時間がたつほど命が助かる可能性は低くなり、助かったとしても脳に障害が残る可能性が高くなります。そのため、緊急時には介護職と医療職が連携し、迅速かつ適切に対応することが重要です。
医療職が常駐しているとは限らない介護現場において、緊急時に介護職に求められることは、利用者の状態の変化に早く気づき、医療職に連絡・相談・報告することです。そして、医療機関を受信するまでや、救急隊が到着するまでに適切な手当て(応急手当)をすることです。そのために介護職は、緊急時対応の基本的な知識を身に着けることが必要です。
◆緊急時への準備
緊急時にあわててしまった原因を振り返ると、日頃から準備しておけば問題なかったと思うことが少なくありません。そのため、日頃から以下のような準備をしておきましょう。
@医療機関、主治医との連携を確認する
緊急時に相談・受診できる医療機関との連携体制を整えておきましょう。連携をスムーズにするために、以下のことを確認しておくとよいです。
・平日と休日、昼間と夜間、年末年始などの受け入れ態勢や、対応可能なケース
・主治医に、利用者に起こりえる緊急事態とその予防法や対応法
A緊急時の体制とマニュアルを整備する
日勤と夜勤では、職員の人数や業務の流れがちがうため、緊急時の対応マニュアルは、日勤と夜勤それぞれを作成しておきましょう。また、職種ごとの役割分担を明確にしておくと、緊急時の連携がスムーズになります。
B利用者の情報を一つのファイルにまとめておく
緊急時の対応に必要な情報をまとめておくと、慌てずに、必要な連絡や報告ができます。たとえば、以下のような情報です。
・氏名、生年月日、性別、住所、血液型、家族の連絡先
・かかりつけ医の連絡先、かかりつけ医との緊急時対応の申し合わせ事項
・治療中の病気(現病歴)、今までにかかった病気(既往歴)
・使用している薬、アレルギーなど
C利用者の急変をいち早く察知する
利用者が急変したあとに、「そういえば、食欲がなかったな」「そういえば元気がなかった」と感じることがあります。急変に至る前には、「いつもと様子がちがう」ということが多くあるのです。
高齢者は症状の自覚が乏しいため、「何となく調子が悪い」「疲れた」というようなあいまいな訴え方をします。認知症や言語障害のある場合は、うまく訴えることができないこともあります。「何か変?」と感じた時に、何が起こっているのかを判断するのではなく、気づいたことや感じたことを医療職に報告・相談することがとても大切です。
利用者の急変をいち早く察知するためには、利用者の健康状態がいつもと何がちがうということに気づく必要があります。そのために介護職は、利用者の日頃の状態や生活の様子を把握しておきましょう。
◆利用者の健康状態を把握するポイント
利用者に「大丈夫」と言われたから大丈夫だと思い、医療職に報告・相談せずに様子を見ていたら急変したとうことも少なくありません。
利用者の健康状態は、主観的情報と客観的情報を合わせていつもと同じなのかどうかを考えることが重要です。「主観的情報」とは、利用者が話した内容そのものです。一方、「客観的情報」とは、体温測定や血圧測定などのように器具を使って測定した値や、食事の量や食べ方など介護職が観察したこと、介護職が利用者の身体に触れて感じたことなどです。
●主観的情報と、客観的情報
主観的情報 ・利用者が話した内容
・利用者からの痛みや辛さなどの訴え
客観的情報 ・体温、血圧、脈拍、身長、体重などの測定した値
・顔色、匂い、手足の冷たさ、熱感など
・食事量、食べ方、話し方、身体の動きなど
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あまり緊急時は頻繁に起こるものではありませんが、いつかの為に一読しておくと役に立つのではないかと思います。何かの役に立つと幸いです。
本日は最後まで御覧くださり、ありがとうございました
今日一日皆様が健康で幸せな一日でありますように
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2022年03月14日
sorajiroの介護 高齢者の疾患(肺炎の特徴)
こんにちは!
先ほど外に出ましたら、とっても暖かかったです。というより暑い春を通り越して夏日和でした。
桜も咲いていて、家の前の桜は河津桜で咲き始めが早い桜ですね。
春ってなんだかウキウキしませんか?
そんな気持ちを持って介護に向き合えたらいいですね。
では、今回は高齢者に多い疾患、肺炎についてです。
65歳以上の人の死亡原因の上位は、ここ数十年間は変わらず「がん」「心疾患」「肺炎」「脳血管疾患」となっています。
高齢者は加齢にともない体力や抵抗力が低下するため、細菌やウイルスによる感染症にかかりやすく、また、複数の持病を持っていることが多いため、感染症にかかると重症化しやすいといわれています。そのため、医療が進歩して治療薬が開発されていても、肺炎は高齢者にとって死に至る病気の一つなのです。
●高齢者における肺炎の特徴
一般的な肺炎の症状は、発熱、咳、痰、呼吸困難、全身倦怠感、食欲不振などですが、高齢者の肺炎の特徴は、以下のとおりです。
@肺炎の典型的な肺炎の症状が出にくい
発熱、咳、痰などがあまり見られず、倦怠感がある程度という状態も少なくありません。そのため発見が遅れ、診断されたときにはすでに重症化しているケースが多いのです。また、高齢者は心臓病や糖尿病、肺気腫などの持病を持っていることも多く、こうした場合は肺炎が重症化しやすいです。このような高齢者の肺炎の特徴を介護職が理解し、「軽い風かな」と思わずに、医療職に報告することが大切です。
POINT!
・重症化しやすいので早期発見が大事
・高齢者の肺炎の特徴を理解し、「肺炎化も?」と気づくことが大事
A誤嚥性肺炎が多い
嚥下機能が低下するため、飲食物が気管に入ってしまい、その飲食物や唾液などとともに、細菌が気管から肺に入ることで肺炎を発症します。これを誤嚥性肺炎といいます。
気管に異物が入ったとき、私たちは異物を除去しようと反射的に席をします。しかし、高齢者はこの反射が低下しているため、肺炎を発症しやすいのです。また、寝ている間に口腔内の唾液や食べ物の残りかすが気道に入り、知らない間に少しずつ誤嚥している場合があります。これをといい、高齢者の肺炎の大きな原因となっています。
誤嚥性肺炎は、脳血管疾患や長期臥床によりADLが低下している利用者には、特に注意が必要です。これを予防するため、介護職が口腔内を清潔にすることや、食事や寝る際の姿勢を工夫することが大切です。
●肺炎予防のポイント
@手洗い、くがい、口腔ケアの励行
・介護職が感染源にならないよう、自身の手洗いとうがいを励行しましょう。また、必要時にはマスクを着用(今の時代はいつでもしてますね!)。
・細菌の侵入を防ぐため、利用者の手洗いとうがいも励行しましょう
・毎日、利用者の歯磨きをして口腔内の清潔を保ちましょう。
A誤嚥予防
・利用者が、しっかり覚醒した状態で食事をとることが大事です。ぼうっとしていると嚥下がますます悪くなり、誤嚥の危険が高くなります
・落ち着いた環境で食事をとってもらうことが大切です。周囲が騒がしいと食事への注意が散漫になり、誤嚥しやすくなあります
・ゆっくりと食事をしたり、少量ずつ口に入れるように利用者に声をかけます。急いだり、一回に多くの量を口に入れると、うまく飲み込めずにむせの原因になりますので、介護職が介助する場合は、利用者のペースに合わせて食物を口に入れることが重要です
・嚥下機能の低下を防ぐために、食事に必要な口・舌・頬などの運動を行うこと(嚥下体操)で、唾液の分泌を促し、飲み込みにくさやむせの軽減を図りましょう
・利用者の嚥下機能にあった食事の形態を工夫します
・食事は、前かがみの姿勢をとってもらいましょう。上を向いた姿勢では、気道のふたが閉まる前に食物が気道に入り、誤嚥の危険性があります。
・胃液の逆流を防ぐために、食後30分くらいは座ってもらいましょう。
・口腔ケアを毎食後に行いましょう。利用者が食事をしていない場合でも口腔内は汚れていますので、歯磨きを行いましょう
誤嚥性肺炎、本当にちょっとしたきっかけで起こしてしまう怖い病気です。予防策に努めましょう。
そして、介護する私たちも体調管理が大切です。感染症がおさまりきらない今油断せず過信せず自分の身を守りましょう。
今回は最後まで御覧くださり、ありがとうございました
幸運な一日なりますよう祈ってます
先ほど外に出ましたら、とっても暖かかったです。というより暑い春を通り越して夏日和でした。
桜も咲いていて、家の前の桜は河津桜で咲き始めが早い桜ですね。
春ってなんだかウキウキしませんか?
そんな気持ちを持って介護に向き合えたらいいですね。
では、今回は高齢者に多い疾患、肺炎についてです。
肺炎の特徴
65歳以上の人の死亡原因の上位は、ここ数十年間は変わらず「がん」「心疾患」「肺炎」「脳血管疾患」となっています。
高齢者は加齢にともない体力や抵抗力が低下するため、細菌やウイルスによる感染症にかかりやすく、また、複数の持病を持っていることが多いため、感染症にかかると重症化しやすいといわれています。そのため、医療が進歩して治療薬が開発されていても、肺炎は高齢者にとって死に至る病気の一つなのです。
●高齢者における肺炎の特徴
一般的な肺炎の症状は、発熱、咳、痰、呼吸困難、全身倦怠感、食欲不振などですが、高齢者の肺炎の特徴は、以下のとおりです。
@肺炎の典型的な肺炎の症状が出にくい
発熱、咳、痰などがあまり見られず、倦怠感がある程度という状態も少なくありません。そのため発見が遅れ、診断されたときにはすでに重症化しているケースが多いのです。また、高齢者は心臓病や糖尿病、肺気腫などの持病を持っていることも多く、こうした場合は肺炎が重症化しやすいです。このような高齢者の肺炎の特徴を介護職が理解し、「軽い風かな」と思わずに、医療職に報告することが大切です。
POINT!
・重症化しやすいので早期発見が大事
・高齢者の肺炎の特徴を理解し、「肺炎化も?」と気づくことが大事
A誤嚥性肺炎が多い
嚥下機能が低下するため、飲食物が気管に入ってしまい、その飲食物や唾液などとともに、細菌が気管から肺に入ることで肺炎を発症します。これを誤嚥性肺炎といいます。
気管に異物が入ったとき、私たちは異物を除去しようと反射的に席をします。しかし、高齢者はこの反射が低下しているため、肺炎を発症しやすいのです。また、寝ている間に口腔内の唾液や食べ物の残りかすが気道に入り、知らない間に少しずつ誤嚥している場合があります。これをといい、高齢者の肺炎の大きな原因となっています。
誤嚥性肺炎は、脳血管疾患や長期臥床によりADLが低下している利用者には、特に注意が必要です。これを予防するため、介護職が口腔内を清潔にすることや、食事や寝る際の姿勢を工夫することが大切です。
●肺炎予防のポイント
@手洗い、くがい、口腔ケアの励行
・介護職が感染源にならないよう、自身の手洗いとうがいを励行しましょう。また、必要時にはマスクを着用(今の時代はいつでもしてますね!)。
・細菌の侵入を防ぐため、利用者の手洗いとうがいも励行しましょう
・毎日、利用者の歯磨きをして口腔内の清潔を保ちましょう。
A誤嚥予防
・利用者が、しっかり覚醒した状態で食事をとることが大事です。ぼうっとしていると嚥下がますます悪くなり、誤嚥の危険が高くなります
・落ち着いた環境で食事をとってもらうことが大切です。周囲が騒がしいと食事への注意が散漫になり、誤嚥しやすくなあります
・ゆっくりと食事をしたり、少量ずつ口に入れるように利用者に声をかけます。急いだり、一回に多くの量を口に入れると、うまく飲み込めずにむせの原因になりますので、介護職が介助する場合は、利用者のペースに合わせて食物を口に入れることが重要です
・嚥下機能の低下を防ぐために、食事に必要な口・舌・頬などの運動を行うこと(嚥下体操)で、唾液の分泌を促し、飲み込みにくさやむせの軽減を図りましょう
・利用者の嚥下機能にあった食事の形態を工夫します
・食事は、前かがみの姿勢をとってもらいましょう。上を向いた姿勢では、気道のふたが閉まる前に食物が気道に入り、誤嚥の危険性があります。
・胃液の逆流を防ぐために、食後30分くらいは座ってもらいましょう。
・口腔ケアを毎食後に行いましょう。利用者が食事をしていない場合でも口腔内は汚れていますので、歯磨きを行いましょう
価格:5,980円 |
誤嚥性肺炎、本当にちょっとしたきっかけで起こしてしまう怖い病気です。予防策に努めましょう。
そして、介護する私たちも体調管理が大切です。感染症がおさまりきらない今油断せず過信せず自分の身を守りましょう。
今回は最後まで御覧くださり、ありがとうございました
幸運な一日なりますよう祈ってます
2022年03月12日
sorajiroの介護 介護に役立つ高齢者の疾患(骨粗鬆症)
お疲れ様です。
sorajiroの介護は介護に役立つ情報を少しずつアップし、毎日読むごとに知識を蓄える情報を発信しています。
これから介護に携わるすべての方の初心者向けの情報となります。
日々の介護が少しでも楽に、スムーズに対応できるようになることが私の願いです。介護という暗いイメージを払拭し、明るい介護を目指して楽しんで介護できるようこちらでサポートするつもりでアップさせていただきます。
では、今回は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)についてです。
骨粗鬆症とは、骨量(骨密度)が減少することで、骨の内部がスカスカになり、骨が弱くなる病気です。そのため、骨粗鬆症になると、わずかな外力でも骨折してしまいます。
骨折が原因で要介護状態になったり、寝たきりになったりします。そして、寝たきり認知症が進行することも少なくありません。こられを予防するために、骨粗鬆症と骨折の早期発見、早期治療がとても大切です。
◆骨粗鬆症の原因
骨粗鬆症は、圧倒的に女性が多い病気です。骨は常に新陳代謝を行っていますが、その新陳代謝に関わっているのが、女性ホルモンの一種であるエストロゲンです。閉経後にエストロゲンの分泌が大幅に減ることが、女性に骨粗鬆症が多い理由です。また、薬の副作用や他の病気により骨粗鬆症になる場合もあります。
◆骨粗鬆症の症状
骨粗鬆症は、骨折がなければ自覚症状はありません。上記のとおり、骨粗鬆症になると、わずかな外力でも骨折してしまいます。
大腿骨頸部骨折は、寝たきりの原因になります。
また、日常生活のなかで知らないうちに骨折している場合があり、徐々に背骨が曲がって変形することがあります。これを脊椎圧迫骨折といいます。脊椎圧迫骨折は激しい痛みをともなわない場合があるため発見が遅くなることが多いです。
●骨折しやすい部位
足のつけ根(大腿骨頸部骨折)
・転倒やしりもちをついたときに骨折しやすい
・手術や長期間のリハビリが必要となり、寝たきりの原因になりやすい
手首(橈骨遠位端骨折)
・転倒して手を地面や床についてしまったときに、骨折しやすい
肩(上腕骨近端骨折)
・転倒で直接肩を打った時や、肘や手をついたときに骨折しやすい
背骨(脊椎圧迫骨折)
・尻もちをついて転倒したときに、腰の骨が圧迫されて骨折しやすい
・日常生活の中で知らないうちに骨折している場合があり、徐々に背骨が曲がって変形することがある。
◆ケアのポイント
@運動
骨は刺激を受けることで強くなるため、散歩などの運動を生活に取り入れるように指導しましょう。
A食事
カルシウムやビタミンD、たんぱく質を多く含む食品をとるようにしどうしましょう
B日光浴
カルシウムの吸収率を高めるビタミンDは、日光(紫外線)に当たることにより体内に生成されるため、散歩などで日光に当たるようにすすめましょう
C転倒・転落予防
骨折を予防するために、利用者も介護職も転倒や転落に注意しましょう
最後まで御覧くださり、ありがとうございました。
明日も幸せな一日になりますように。
sorajiro
sorajiroの介護は介護に役立つ情報を少しずつアップし、毎日読むごとに知識を蓄える情報を発信しています。
これから介護に携わるすべての方の初心者向けの情報となります。
日々の介護が少しでも楽に、スムーズに対応できるようになることが私の願いです。介護という暗いイメージを払拭し、明るい介護を目指して楽しんで介護できるようこちらでサポートするつもりでアップさせていただきます。
では、今回は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)についてです。
骨粗鬆症の特徴
骨粗鬆症とは、骨量(骨密度)が減少することで、骨の内部がスカスカになり、骨が弱くなる病気です。そのため、骨粗鬆症になると、わずかな外力でも骨折してしまいます。
骨折が原因で要介護状態になったり、寝たきりになったりします。そして、寝たきり認知症が進行することも少なくありません。こられを予防するために、骨粗鬆症と骨折の早期発見、早期治療がとても大切です。
◆骨粗鬆症の原因
骨粗鬆症は、圧倒的に女性が多い病気です。骨は常に新陳代謝を行っていますが、その新陳代謝に関わっているのが、女性ホルモンの一種であるエストロゲンです。閉経後にエストロゲンの分泌が大幅に減ることが、女性に骨粗鬆症が多い理由です。また、薬の副作用や他の病気により骨粗鬆症になる場合もあります。
◆骨粗鬆症の症状
骨粗鬆症は、骨折がなければ自覚症状はありません。上記のとおり、骨粗鬆症になると、わずかな外力でも骨折してしまいます。
大腿骨頸部骨折は、寝たきりの原因になります。
また、日常生活のなかで知らないうちに骨折している場合があり、徐々に背骨が曲がって変形することがあります。これを脊椎圧迫骨折といいます。脊椎圧迫骨折は激しい痛みをともなわない場合があるため発見が遅くなることが多いです。
●骨折しやすい部位
足のつけ根(大腿骨頸部骨折)
・転倒やしりもちをついたときに骨折しやすい
・手術や長期間のリハビリが必要となり、寝たきりの原因になりやすい
手首(橈骨遠位端骨折)
・転倒して手を地面や床についてしまったときに、骨折しやすい
肩(上腕骨近端骨折)
・転倒で直接肩を打った時や、肘や手をついたときに骨折しやすい
背骨(脊椎圧迫骨折)
・尻もちをついて転倒したときに、腰の骨が圧迫されて骨折しやすい
・日常生活の中で知らないうちに骨折している場合があり、徐々に背骨が曲がって変形することがある。
◆ケアのポイント
@運動
骨は刺激を受けることで強くなるため、散歩などの運動を生活に取り入れるように指導しましょう。
A食事
カルシウムやビタミンD、たんぱく質を多く含む食品をとるようにしどうしましょう
B日光浴
カルシウムの吸収率を高めるビタミンDは、日光(紫外線)に当たることにより体内に生成されるため、散歩などで日光に当たるようにすすめましょう
C転倒・転落予防
骨折を予防するために、利用者も介護職も転倒や転落に注意しましょう
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最後まで御覧くださり、ありがとうございました。
明日も幸せな一日になりますように。
sorajiro
sorajiroの介護 これだけは押さえておこう高齢者の疾患(糖尿病)
こんにちは!
昨日は12時近くまで編み物をしてしまいましたが、今日は母の歯医者の付き添いなので6時起きです。なぜか目覚ましで4時に一回起きましたが
仕事が早番の時はそのくらいに起きます
母の入れ歯が出来上がり、今日はクリーニングをして終了です。入れ歯を作るのは2回目です。1回目の入れ歯は失くしてしまって
と、言うのは半年前、胆管結石で緊急搬送されその時入院先の病院で失くしてしまったようです。入れ歯の作り直しは基本的には自費になります。ただ、半年たてばまた保険で入れ歯を作ることが出来るので、今回作ることになったのです。
部分入れ歯で、右奥歯3本、左奥歯1本、下の歯も両方1本ずつ無いのですが、また失くすといけないので下の歯の入れ歯は断念しました
また、失くすかもしれませんがその時はまた考えます
さて、今回はほんとに怖い糖尿病についてです。
糖尿病は、インスリンという血糖値を下げるホルモンの作用が十分でないため、血糖値が高い状態(高血糖)が続く病気です。自覚症状がないため、放置すると血管がかたくなり(動脈硬化)、神経が障害され、さまざまな合併症を引き起こします。血糖値をコントロールするための食事療法、運動療法、薬物療法が行われます。糖尿病の種類は以下のとおりです。
●糖尿病の種類
1型糖尿病 ・すい臓のインスリンを分泌する細胞が壊れることで、インスリンの分泌が障害される
・子供や若年者に多い
・インスリン療法を行う
2型糖尿病 ・食べ過ぎ、運動不足、肥満などが原因で発症する
・中高年以降に多い
・食事療法、運動療法、薬物療法を行う
◆糖尿病の症状
初期は自覚症状がほとんどありません。症状が進行すると次のような症状が見られます。
・口喝(のどが渇く) ・多飲(水をたくさん飲む)
・多尿(尿量が多くなる) ・頻尿(トイレに行く回数が増える)
・体重減少 ・全身倦怠感 ・傷が治りにくい
◆糖尿病の三大合併症
糖尿病でこわいのは合併症です。高血糖が長く続くと全身の血管が障害され、心筋梗塞や脳卒中、腎障害、網膜症や神経障害などを引き起こします。糖尿病性神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病性腎症は「糖尿病の三大合併症」と呼ばれています。
<糖尿病性神経障害の特徴>
末梢神経の伝達機能が障害されることによって起こります。最も早く出てくる合併症といわれています。糖尿病性神経障害の特徴は、以下のとおりです。
●糖尿病性神経障害の特徴
自律神経障害 胃腸障害(便秘・下痢)、起立性低血圧(立ちくらみ・失神)、発汗異常、排尿困難、インポテンツ、無痛性心筋梗塞
知覚神経障害 しびれ、冷感、神経痛、感覚麻痺、こむらがえり、顔面神経・外眼筋・聴神経の麻痺
<糖尿病性神経障害におけるケアのポイント>
@足の観察
痛みを感じにくくなっているため、足の小さな傷ややけどに気づかず、感染や壊疽を起こして足を切断せざるを得ないこともあります。毎日、足の観察をして傷がないかを確認します。また、切り傷やたこ、魚の目などを発見した場合は、医師の診察を受けさせましょう。
Aやけどの予防
足先の温度感覚が鈍り、熱さを感じないことがあります。やけどを防ぐために、湯舟に入るときには、必ず湯加減を確かめましょう。また、カイロや湯たんぽによる低温やけどにも注意が必要です。
B靴擦れの予防と足の清潔
大切なことは、足を清潔に保つことと傷を作らないことです。靴ずれによる傷をつくらないために、足に合ったサイズの靴を選び、夏でも靴下を履いてもらいましょう。靴下は通気性のよい綿のものを選び、毎日履き替えてもらいます。下駄やサンダルは、傷をつくりやすきので履かないように指導しましょう。
POINT!
・神経障害により感覚が鈍くなると、事故やけがの危険が大きい
・熱さ→熱いお風呂、湯たんぽやあんかなどでやけどをしてしまう
・痛み→けがをしても気づかず、処置せず放置して傷が化膿してしまう
<糖尿病網膜症の特徴>
網膜の血管障害で起こり、自覚症状がないまま進行します。重症になると失明することもあります。糖尿病と診断されたら定期的に眼科で検査を受け、適切な時期に治療することが大切です。激しい運動は網膜症を進行させることがあるため、医師の指示を守りましょう。
<糖尿病性腎症の特徴>
腎臓の血管が障害され、老廃物をろ過する機能が低下します。糖尿病性腎症が進行すると腎不全になり、人工透析が必要になります。糖尿病性腎症の発症と進行を防ぐために、食事療法にきちんと取り組むことが大切です。
◆糖尿病と感染症
糖尿病の合併症でこわいのは、感染症です。糖尿病があると感染症にかかりやすいだけでなく、重症化したり、回復するのに時間がかかったりします。感染症により血糖値が上昇し、糖尿病の状態がより悪くなり、感染症をさらに進行させるという悪循環が生まれます。高齢者の場合は、加齢による抵抗力の低下もあるため、介護職は、糖尿病のある利用者の感染予防に注意をしてケアをすることがとても重要です。
●起こりやすい感染症とケアのポイント
感染症
ケアのポイント
歯周病
・毎食後に口腔ケアをして清潔を保ちます。その際、歯ブラシなどで傷つけないように注意しましょ う。
・口腔ケアあのときに、口腔内を必ず観察しましょう。歯茎の傷や腫れ、痛みなどを見つけたら、す ぐに医療職に報告しましょう
尿路感染症
・水分をなるべく多くとるように促します
・陰部の清潔を保ちます。おむつ交換の際は、陰部清拭や洗浄を必ずしましょう。
・排便後は、前から後ろに拭きます
風邪、肺炎、肺結核 ・手洗い、うがいを励行します
・インフルエンザが流行する前に予防接種をします
・「風邪かな」と思ったら、医療職に報告しましょう
皮膚感染症
・白癬(水虫)になりやすいので、足の清潔を保ちましょう。
入浴後は、足指の間の水分はよく拭き取ります
・高齢者は皮膚の乾燥によりかゆみが生じます。皮膚をかいて傷つけないように保湿を心がけましょう
・靴擦れを予防しましょう。また、足の観察と清潔も必ず行いましょう
・陰部や口腔など皮膚の薄い部分は
<感染しやすい理由>
私たちの身体は、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入すると、白血球が病原体を取り込んで食べてしまうことで、感染を防ぐ働きが弱くなるために感染しやすい状態になります。感染を防ぐ機能が弱くなる理由は、次のとおりです。
@高血糖により白血球の機能が低下する
血糖値が高くなると、白血球の機能が低下し、細菌やウイルスを排除する力が弱くなるため、感染しやすくなります。
A全身の血管障害により血流が悪くなる
高血糖状態が長く続くと、細い血管が障害され、血液の流れが悪くなります。そのため、細菌やウイルスに感染した部分に白血球が届かなくなり、細菌やウイルスが繁殖しやすい状態になります。
B糖尿病性神経障害により感覚が鈍くなる
神経障害がある場合、感覚が鈍くなって痛みを感じないことがあり、傷の発見が遅れることがあります。抵抗力が低下しているため、細菌が増殖し、気づかないうちに重症化します。
糖尿病はやはり様々な合併症が怖いですね。私のように介護する側はそれなりの年齢の方が多いと思いますので私たちも健康には気を付けたいですね!(私はいろいろとがたが来てます)
最後まで御覧くださり、ありがとうございました。今日も一日頑張っていきましょう
昨日は12時近くまで編み物をしてしまいましたが、今日は母の歯医者の付き添いなので6時起きです。なぜか目覚ましで4時に一回起きましたが
仕事が早番の時はそのくらいに起きます
母の入れ歯が出来上がり、今日はクリーニングをして終了です。入れ歯を作るのは2回目です。1回目の入れ歯は失くしてしまって
と、言うのは半年前、胆管結石で緊急搬送されその時入院先の病院で失くしてしまったようです。入れ歯の作り直しは基本的には自費になります。ただ、半年たてばまた保険で入れ歯を作ることが出来るので、今回作ることになったのです。
部分入れ歯で、右奥歯3本、左奥歯1本、下の歯も両方1本ずつ無いのですが、また失くすといけないので下の歯の入れ歯は断念しました
また、失くすかもしれませんがその時はまた考えます
さて、今回はほんとに怖い糖尿病についてです。
糖尿病の特徴
糖尿病は、インスリンという血糖値を下げるホルモンの作用が十分でないため、血糖値が高い状態(高血糖)が続く病気です。自覚症状がないため、放置すると血管がかたくなり(動脈硬化)、神経が障害され、さまざまな合併症を引き起こします。血糖値をコントロールするための食事療法、運動療法、薬物療法が行われます。糖尿病の種類は以下のとおりです。
●糖尿病の種類
1型糖尿病 ・すい臓のインスリンを分泌する細胞が壊れることで、インスリンの分泌が障害される
・子供や若年者に多い
・インスリン療法を行う
2型糖尿病 ・食べ過ぎ、運動不足、肥満などが原因で発症する
・中高年以降に多い
・食事療法、運動療法、薬物療法を行う
◆糖尿病の症状
初期は自覚症状がほとんどありません。症状が進行すると次のような症状が見られます。
・口喝(のどが渇く) ・多飲(水をたくさん飲む)
・多尿(尿量が多くなる) ・頻尿(トイレに行く回数が増える)
・体重減少 ・全身倦怠感 ・傷が治りにくい
◆糖尿病の三大合併症
糖尿病でこわいのは合併症です。高血糖が長く続くと全身の血管が障害され、心筋梗塞や脳卒中、腎障害、網膜症や神経障害などを引き起こします。糖尿病性神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病性腎症は「糖尿病の三大合併症」と呼ばれています。
<糖尿病性神経障害の特徴>
末梢神経の伝達機能が障害されることによって起こります。最も早く出てくる合併症といわれています。糖尿病性神経障害の特徴は、以下のとおりです。
●糖尿病性神経障害の特徴
自律神経障害 胃腸障害(便秘・下痢)、起立性低血圧(立ちくらみ・失神)、発汗異常、排尿困難、インポテンツ、無痛性心筋梗塞
知覚神経障害 しびれ、冷感、神経痛、感覚麻痺、こむらがえり、顔面神経・外眼筋・聴神経の麻痺
<糖尿病性神経障害におけるケアのポイント>
@足の観察
痛みを感じにくくなっているため、足の小さな傷ややけどに気づかず、感染や壊疽を起こして足を切断せざるを得ないこともあります。毎日、足の観察をして傷がないかを確認します。また、切り傷やたこ、魚の目などを発見した場合は、医師の診察を受けさせましょう。
Aやけどの予防
足先の温度感覚が鈍り、熱さを感じないことがあります。やけどを防ぐために、湯舟に入るときには、必ず湯加減を確かめましょう。また、カイロや湯たんぽによる低温やけどにも注意が必要です。
B靴擦れの予防と足の清潔
大切なことは、足を清潔に保つことと傷を作らないことです。靴ずれによる傷をつくらないために、足に合ったサイズの靴を選び、夏でも靴下を履いてもらいましょう。靴下は通気性のよい綿のものを選び、毎日履き替えてもらいます。下駄やサンダルは、傷をつくりやすきので履かないように指導しましょう。
POINT!
・神経障害により感覚が鈍くなると、事故やけがの危険が大きい
・熱さ→熱いお風呂、湯たんぽやあんかなどでやけどをしてしまう
・痛み→けがをしても気づかず、処置せず放置して傷が化膿してしまう
<糖尿病網膜症の特徴>
網膜の血管障害で起こり、自覚症状がないまま進行します。重症になると失明することもあります。糖尿病と診断されたら定期的に眼科で検査を受け、適切な時期に治療することが大切です。激しい運動は網膜症を進行させることがあるため、医師の指示を守りましょう。
<糖尿病性腎症の特徴>
腎臓の血管が障害され、老廃物をろ過する機能が低下します。糖尿病性腎症が進行すると腎不全になり、人工透析が必要になります。糖尿病性腎症の発症と進行を防ぐために、食事療法にきちんと取り組むことが大切です。
◆糖尿病と感染症
糖尿病の合併症でこわいのは、感染症です。糖尿病があると感染症にかかりやすいだけでなく、重症化したり、回復するのに時間がかかったりします。感染症により血糖値が上昇し、糖尿病の状態がより悪くなり、感染症をさらに進行させるという悪循環が生まれます。高齢者の場合は、加齢による抵抗力の低下もあるため、介護職は、糖尿病のある利用者の感染予防に注意をしてケアをすることがとても重要です。
●起こりやすい感染症とケアのポイント
感染症
ケアのポイント
歯周病
・毎食後に口腔ケアをして清潔を保ちます。その際、歯ブラシなどで傷つけないように注意しましょ う。
・口腔ケアあのときに、口腔内を必ず観察しましょう。歯茎の傷や腫れ、痛みなどを見つけたら、す ぐに医療職に報告しましょう
尿路感染症
・水分をなるべく多くとるように促します
・陰部の清潔を保ちます。おむつ交換の際は、陰部清拭や洗浄を必ずしましょう。
・排便後は、前から後ろに拭きます
風邪、肺炎、肺結核 ・手洗い、うがいを励行します
・インフルエンザが流行する前に予防接種をします
・「風邪かな」と思ったら、医療職に報告しましょう
皮膚感染症
・白癬(水虫)になりやすいので、足の清潔を保ちましょう。
入浴後は、足指の間の水分はよく拭き取ります
・高齢者は皮膚の乾燥によりかゆみが生じます。皮膚をかいて傷つけないように保湿を心がけましょう
・靴擦れを予防しましょう。また、足の観察と清潔も必ず行いましょう
・陰部や口腔など皮膚の薄い部分は
<感染しやすい理由>
私たちの身体は、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入すると、白血球が病原体を取り込んで食べてしまうことで、感染を防ぐ働きが弱くなるために感染しやすい状態になります。感染を防ぐ機能が弱くなる理由は、次のとおりです。
@高血糖により白血球の機能が低下する
血糖値が高くなると、白血球の機能が低下し、細菌やウイルスを排除する力が弱くなるため、感染しやすくなります。
A全身の血管障害により血流が悪くなる
高血糖状態が長く続くと、細い血管が障害され、血液の流れが悪くなります。そのため、細菌やウイルスに感染した部分に白血球が届かなくなり、細菌やウイルスが繁殖しやすい状態になります。
B糖尿病性神経障害により感覚が鈍くなる
神経障害がある場合、感覚が鈍くなって痛みを感じないことがあり、傷の発見が遅れることがあります。抵抗力が低下しているため、細菌が増殖し、気づかないうちに重症化します。
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糖尿病はやはり様々な合併症が怖いですね。私のように介護する側はそれなりの年齢の方が多いと思いますので私たちも健康には気を付けたいですね!(私はいろいろとがたが来てます)
最後まで御覧くださり、ありがとうございました。今日も一日頑張っていきましょう
2022年03月11日
sorajiroの介護(高齢者の疾患・気管支喘息の特徴)
こんにちは!
なんだか、最近?眠気が強いな〜と思う今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
朝活をしたいのですがね。春の陽気のせいでしょうか?
では、気を取り直して今日は気管支喘息の特徴についてです。
気管支喘息は気管支に慢性的な炎症が起こり、その結果、気管支が狭くなり、咳や呼吸困難などの症状が出ます。子供の喘息の原因はアレルギーによるものですが、中高年以降に発症する喘息は、細菌やウイルスによる気道内の感染が原因であることが多いです。高齢者は呼吸機能が低下しているので、命にかかわることもあります。
●気管支喘息の症状
・息を吐いたときにゼーゼー、ヒューヒューという音が聞こえます(喘鳴)
・気管、気管支が狭くなっているため、息を吐きだしにくく呼吸が苦しくなります。上半身を起こした方が呼吸が楽になります(起座呼吸)
・痰がからむ咳が見られます
●ケアのポイント
・処方されている薬は、医師の指示通りに使用してもらいます。症状が落ち着いているからと、利用者や介護者が自己判断で中止してはいけません
・利用者の室内の掃除、シーツ交換などにより清潔な環境を心がけます
・風邪などの感染症の予防を心がけてもらいます
・急激な温度変化や冷たい空気を吸い込まないように注意を促します
・ストレスや睡眠不足、過労を避け、規則的な生活を心がけてもらいます
・体操やウォーキングなどの運動で体力の保持に努めてもらいます
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総省です。喫煙や大気汚染などにより有害物質を長期に吸い込むことで、肺に炎症を起こし、徐々に呼吸機能が低下する病気です。主な原因は喫煙であることから、「肺の生活習慣病」ともいわれています。
●症状と日常生活への影響
代表的な症状は、息切れと慢性の咳や痰です。悪化すると息切れが強くなり、息苦しさのため歩行や入浴、食事、会話などが困難になります。このように日常生活にさまざまな支障をきたしますので、早期に適切な治療を受け、重症化させないことが大切です。
身体を動かすと息切れが強くなるため、あまり身体を動かさなくなります(身体活動量の低下)。それにより、食欲低下による栄養不足や筋力低下による呼吸機能の低下が起こり、息切れがますます強くなるという悪循環を繰り返します。
●ケアのポイント
@食事
息切れや身体活動量の低下により、食欲が低下します。呼吸に使う筋肉(呼吸筋)を一生懸命動かして呼吸するため、多くのエネルギーを使いますが、食欲低下により十分な食事がとれないことから、栄養不足になり、やせてしまいます。十分な栄養をとることは、呼吸筋の維持や病気に対する抵抗力を高めます。また、満腹になり胃が膨らむと息苦しさが増すので、1回の食事で大量に食べないように気を付けてもらいます。1回の食事量を減らした分、食事の回数を増やしたり間食を取り入れたりして、必要栄養量は摂取してもらうように工夫しましょう。
A運動
筋力や体力の低下を予防するために、ストレッチ体操などの運動を毎日の生活に取り入れましょう。運動の内容は医師に相談して決めます。
B感染予防
感染症に対する抵抗力が低下しています。利用者も介護者も、うがいや手洗いなどの予防対策を忘れないようにしましょう。
C呼吸法
息苦しさを軽減し、呼吸を楽にする呼吸法として「口すぼめ呼吸」があります。慢性閉塞性肺疾患の人は、気道が狭く、息を十分に吐きだすことができません。吐き残しがあると新しい空気を吸えないので、しっかりと吐き出すことが大切です。
※口すぼめ呼吸
鼻から息を吸い、口をすぼめてゆっくりと息を吐く呼吸法です。息を吐くときは、吸うときの倍の時間をかけてゆっくりと吐きます。肺の空気を全部吐き出すようなイメージで、口笛を吹くような口の形でゆっくりと息を吐きます。
D入浴
入浴は体力を消耗しますので、長湯はやめましょう。また、胸に水圧がかかると息苦しくなるため、湯舟には方まで浸からず利用者の胸の下くらいまでにしましょう。
E排泄
和式トイレはかがみ込むときに体力を要しますので、洋式トイレを使いましょう。また、長く座っていることやいきむことで呼吸が苦しくなることがありますので、便秘を予防することが大切です。
患者さんにとってつらい症状の一つですね。
患者さんに寄り添って、笑顔で接して安心感を与えましょうね。
本日は、貴重なお時間に最後まで御覧くださり、ありがとうございました
幸運な一日が遅れますように
なんだか、最近?眠気が強いな〜と思う今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
朝活をしたいのですがね。春の陽気のせいでしょうか?
では、気を取り直して今日は気管支喘息の特徴についてです。
気管支喘息の特徴
気管支喘息は気管支に慢性的な炎症が起こり、その結果、気管支が狭くなり、咳や呼吸困難などの症状が出ます。子供の喘息の原因はアレルギーによるものですが、中高年以降に発症する喘息は、細菌やウイルスによる気道内の感染が原因であることが多いです。高齢者は呼吸機能が低下しているので、命にかかわることもあります。
●気管支喘息の症状
・息を吐いたときにゼーゼー、ヒューヒューという音が聞こえます(喘鳴)
・気管、気管支が狭くなっているため、息を吐きだしにくく呼吸が苦しくなります。上半身を起こした方が呼吸が楽になります(起座呼吸)
・痰がからむ咳が見られます
●ケアのポイント
・処方されている薬は、医師の指示通りに使用してもらいます。症状が落ち着いているからと、利用者や介護者が自己判断で中止してはいけません
・利用者の室内の掃除、シーツ交換などにより清潔な環境を心がけます
・風邪などの感染症の予防を心がけてもらいます
・急激な温度変化や冷たい空気を吸い込まないように注意を促します
・ストレスや睡眠不足、過労を避け、規則的な生活を心がけてもらいます
・体操やウォーキングなどの運動で体力の保持に努めてもらいます
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の特徴
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総省です。喫煙や大気汚染などにより有害物質を長期に吸い込むことで、肺に炎症を起こし、徐々に呼吸機能が低下する病気です。主な原因は喫煙であることから、「肺の生活習慣病」ともいわれています。
●症状と日常生活への影響
代表的な症状は、息切れと慢性の咳や痰です。悪化すると息切れが強くなり、息苦しさのため歩行や入浴、食事、会話などが困難になります。このように日常生活にさまざまな支障をきたしますので、早期に適切な治療を受け、重症化させないことが大切です。
身体を動かすと息切れが強くなるため、あまり身体を動かさなくなります(身体活動量の低下)。それにより、食欲低下による栄養不足や筋力低下による呼吸機能の低下が起こり、息切れがますます強くなるという悪循環を繰り返します。
●ケアのポイント
@食事
息切れや身体活動量の低下により、食欲が低下します。呼吸に使う筋肉(呼吸筋)を一生懸命動かして呼吸するため、多くのエネルギーを使いますが、食欲低下により十分な食事がとれないことから、栄養不足になり、やせてしまいます。十分な栄養をとることは、呼吸筋の維持や病気に対する抵抗力を高めます。また、満腹になり胃が膨らむと息苦しさが増すので、1回の食事で大量に食べないように気を付けてもらいます。1回の食事量を減らした分、食事の回数を増やしたり間食を取り入れたりして、必要栄養量は摂取してもらうように工夫しましょう。
A運動
筋力や体力の低下を予防するために、ストレッチ体操などの運動を毎日の生活に取り入れましょう。運動の内容は医師に相談して決めます。
B感染予防
感染症に対する抵抗力が低下しています。利用者も介護者も、うがいや手洗いなどの予防対策を忘れないようにしましょう。
C呼吸法
息苦しさを軽減し、呼吸を楽にする呼吸法として「口すぼめ呼吸」があります。慢性閉塞性肺疾患の人は、気道が狭く、息を十分に吐きだすことができません。吐き残しがあると新しい空気を吸えないので、しっかりと吐き出すことが大切です。
※口すぼめ呼吸
鼻から息を吸い、口をすぼめてゆっくりと息を吐く呼吸法です。息を吐くときは、吸うときの倍の時間をかけてゆっくりと吐きます。肺の空気を全部吐き出すようなイメージで、口笛を吹くような口の形でゆっくりと息を吐きます。
D入浴
入浴は体力を消耗しますので、長湯はやめましょう。また、胸に水圧がかかると息苦しくなるため、湯舟には方まで浸からず利用者の胸の下くらいまでにしましょう。
E排泄
和式トイレはかがみ込むときに体力を要しますので、洋式トイレを使いましょう。また、長く座っていることやいきむことで呼吸が苦しくなることがありますので、便秘を予防することが大切です。
リリーフ 3回分吸収 安心のうす型 M-L 梱販売(44枚*2コ(88枚)入)【リリーフ】[紙おむつ 大人用 介護用品 大人用紙パンツ] 価格:6,215円 |
患者さんにとってつらい症状の一つですね。
患者さんに寄り添って、笑顔で接して安心感を与えましょうね。
本日は、貴重なお時間に最後まで御覧くださり、ありがとうございました
幸運な一日が遅れますように
2022年03月09日
sorajiroの介護(パーキンソン病の特徴について)
こんにちは!
今日は春らしい陽気ですね
これから散歩がてらお買い物にでも行こうかと思います。
私自身の話になりますが、趣味が編み物で結構はまってます(編み物中毒かな?)
今編んでるのが、ネットバッグ。春らしいし、毛糸を買うときに持っていってわんさかそのネットに沢山入れようかと
ネットで気になっていたラフィアという編み物用の糸?紐が届いたのでちょっとしたお買い物バッグを編んでみようかと今思っているところです
さて
今回はパーキンソン病についてです。
パーキンソン病は、神経伝達物質であるドーパミンの減少により脳から全身に出される運動の指令がうまく伝わらなくなり、身体の動きに障害が現れる病気です。パーキンソン病の主な症状は、運動症状です。そのほかに、自律神経症状や精神症状が現れることもあります。
<運動症状>
運動症状として、「振戦」「筋固縮」「無動・寡動」「姿勢反射障害」の4つの特徴的な症状があります。
●パーキンソン病のの運動症状
・振戦(手足が震える)何もしていないときに手足にふるえが現れ、手足や身体を動かし始めるとふるえは止まる
・筋固縮(筋肉がこわばる)筋肉がこわばり、手首や肘などを動かそうとすると、歯車のようなカクカクとした抵抗がある
・無動・寡動(動きが遅い)動き始めるのに時間がかかり、動きもとても遅くなる
・姿勢反射障害(バランスが取れない)バランスを保てなくなり、膝を軽く曲げて少し前かがみの姿勢になる。また、バランスを崩すと元に戻しずらく、軽く押されただけで簡単に転倒したり、振り向いたときに転倒したりする
これらの症状により、日常生活には次のような障害が現れることがあります。
・前かがみの姿勢で、手の振りが少なく、小刻みに足を引きずるおうに歩く
・はじめの一歩が出しにくい
・一度歩き出すと、加速して止まらなくなり突進する
・後ろから声をかけられても振り向くことが困難になる
・寝返りをすることがとても困難になる
・まばたきの回数が少なくなる
・小さな声で抑揚のない単調な話し方になる
・顔や舌、喉の筋肉に障害が現れると、食べ物が飲み込みにくくなる
・書く文字がふるえて、小さくなる
<精神症状>
抑うつ、認知症、睡眠障害、幻覚、妄想などが現れます。
<自律神経症状>
便秘、頻尿、発汗異常、起立性低血圧などが現れます。
※起立性低血圧
体内の血液は重力のために下半身に集まりますが、自律神経の働きで下半身の血管が収縮し、上半身に十分な血液が流れるように調節しています。自律神経に障害が生じた場合、脳へ血液が回らなくなり、一時的にめまいや立ちくらみが起こります
●ケアのPOINT
@運動やリハビリが大切です。日常生活動作は、できる部分は時間がかかってもやってもらいましょう。あせったり緊張したりすると、うまくできなくなるので、ストレスを与えないように見守りましょう
A転倒には気を付けましょう。足の動きを観察しながら歩行介助をします。また、後ろから急に声をかけるのはやめましょう
B表情が乏しいため、他の利用者から誤解を受けやすいです。介護職は、利用者同士のコミュニケーションの橋渡しを心がけましょう
ひとくくりにパーキンソン病と言っても色々な症状がありますね。一読していただいて何となくでも頭の片隅に入れておくとよいと思います。
ここまでご覧くださいありがとうございました
今日は春らしい陽気ですね
これから散歩がてらお買い物にでも行こうかと思います。
私自身の話になりますが、趣味が編み物で結構はまってます(編み物中毒かな?)
今編んでるのが、ネットバッグ。春らしいし、毛糸を買うときに持っていってわんさかそのネットに沢山入れようかと
ネットで気になっていたラフィアという編み物用の糸?紐が届いたのでちょっとしたお買い物バッグを編んでみようかと今思っているところです
さて
今回はパーキンソン病についてです。
パーキンソン病の特徴
パーキンソン病は、神経伝達物質であるドーパミンの減少により脳から全身に出される運動の指令がうまく伝わらなくなり、身体の動きに障害が現れる病気です。パーキンソン病の主な症状は、運動症状です。そのほかに、自律神経症状や精神症状が現れることもあります。
<運動症状>
運動症状として、「振戦」「筋固縮」「無動・寡動」「姿勢反射障害」の4つの特徴的な症状があります。
●パーキンソン病のの運動症状
・振戦(手足が震える)何もしていないときに手足にふるえが現れ、手足や身体を動かし始めるとふるえは止まる
・筋固縮(筋肉がこわばる)筋肉がこわばり、手首や肘などを動かそうとすると、歯車のようなカクカクとした抵抗がある
・無動・寡動(動きが遅い)動き始めるのに時間がかかり、動きもとても遅くなる
・姿勢反射障害(バランスが取れない)バランスを保てなくなり、膝を軽く曲げて少し前かがみの姿勢になる。また、バランスを崩すと元に戻しずらく、軽く押されただけで簡単に転倒したり、振り向いたときに転倒したりする
これらの症状により、日常生活には次のような障害が現れることがあります。
・前かがみの姿勢で、手の振りが少なく、小刻みに足を引きずるおうに歩く
・はじめの一歩が出しにくい
・一度歩き出すと、加速して止まらなくなり突進する
・後ろから声をかけられても振り向くことが困難になる
・寝返りをすることがとても困難になる
・まばたきの回数が少なくなる
・小さな声で抑揚のない単調な話し方になる
・顔や舌、喉の筋肉に障害が現れると、食べ物が飲み込みにくくなる
・書く文字がふるえて、小さくなる
<精神症状>
抑うつ、認知症、睡眠障害、幻覚、妄想などが現れます。
<自律神経症状>
便秘、頻尿、発汗異常、起立性低血圧などが現れます。
※起立性低血圧
体内の血液は重力のために下半身に集まりますが、自律神経の働きで下半身の血管が収縮し、上半身に十分な血液が流れるように調節しています。自律神経に障害が生じた場合、脳へ血液が回らなくなり、一時的にめまいや立ちくらみが起こります
●ケアのPOINT
@運動やリハビリが大切です。日常生活動作は、できる部分は時間がかかってもやってもらいましょう。あせったり緊張したりすると、うまくできなくなるので、ストレスを与えないように見守りましょう
A転倒には気を付けましょう。足の動きを観察しながら歩行介助をします。また、後ろから急に声をかけるのはやめましょう
B表情が乏しいため、他の利用者から誤解を受けやすいです。介護職は、利用者同士のコミュニケーションの橋渡しを心がけましょう
ひとくくりにパーキンソン病と言っても色々な症状がありますね。一読していただいて何となくでも頭の片隅に入れておくとよいと思います。
大麦と果実のソイキューブ 800g 小麦粉不使用 大豆 大豆粉 大麦粉 ヘルシー おやつ お菓子 クッキー 価格:3,434円 |
ここまでご覧くださいありがとうございました
2022年03月08日
sorajiroの介護 脳血管疾患ケアのPOINT
こんにちは!
今日の朝は雨が降ってましたね。そんな日は低気圧のせいでしょうか、頭が重だるい感じ頭痛まではいかなかったですが、結構低気圧で頭痛を起こす人が多いと思いますが、皆様はどうですか?
さて、今回は脳血管疾患にかかっている方のケアのPOINTです。
●ケアのポイント
<早期発見>
発症後、できるだけ早く治療を開始することで病状の悪化を防ぐことができます。そのため、以下のような症状を発見したら、脳血管疾患が疑われますので、速やかに医師の診察を受けてもらいましょう。
・頭痛・意識障害・顔や手足がしびれる・片方の手足に力が入らない・ろれつがまわらない・言葉が出ない・話を理解できない・目が片方もしくは両方とも見えにくい・視野が欠ける・物が二重に見える・立てない、歩けない、ふらつく
<再発予防>
脳血管疾患の既往歴がある利用者は、脳血管疾患を起こしやすい生活習慣や病気などがあるため、再発する可能性があります。再発すると、後遺症が重くなったり新たな後遺症が増えたりして、日常生活への支障が大きくなるため、再発を防ぐことがとても大切です。注意点は以下のとおりです。
@内服
高血圧や糖尿病、高脂血症、不整脈などは脳血管疾患の危険因子といわれています。これらの病気を持っている利用者で内服している場合は、処方どおりに確実に内服させましょう。また、脳梗塞の場合、再発予防のために血栓をできにくくする薬が処方されますので、確実に内服させましょう。
POINT!
血栓をできにくくする薬を内服している場合、止血しにくくなるため、けがをしないように注意しましょう
A入浴
血圧の変動に注意しましょう。熱いお湯での入浴や、脱衣所と浴室の温度差で血圧は上場します。また、冬場などは脱衣所の保温に気をつけましょう。
B脱水
脱水状態になると、血液が濃くなって固まりにくくなり、脳梗塞がおこりやすくなります。高齢者はのどの渇きを感じにくいので、特に水分補給には注意が必要です。入浴時間が長いと脱水になりやすいので、長湯はやめ、入浴後には必ず水分補給を促しましょう。また、運動のあとなどにも水分補給が必要です。
C便秘
便秘になると、排便時に強い腹圧をかけていきむので、血圧が上昇します。便秘予防のため、食事と運動に気を付けてもらいましょう。
D運動
適度な運動は、糖尿病や高脂血症、肥満に効果があります。医師の指示のもと、運動を行ってもらいましょう。
●脳血管疾患の危険因子
・高血圧(高血圧が続くと常に血管に大きな圧力がかかり、動脈がもろくなり、詰まったり、破れやすくなる
・糖尿病(高血糖状態が続くと動脈硬化が進みやすいため、脳梗塞が起こりやすくなる
・脂質異常症(体内のコレステロールや中性脂肪が多くなる病気で、動脈硬化の危険因子
・不整脈(心房細動は不整脈を一種。心房細動で痙攣し、心房内の血液の流れが滞ると、血液の塊が出来やすくなる。
心房が小刻みに震えて心房の収縮が不規則になるため、心臓の血液の流れが滞って、心臓に血栓が血液とともに流れ、脳の血管に詰まってしまうと、脳梗塞を引き起こします
・喫煙(喫煙により、ニコチンやタール、一酸化炭素が体内に入り、全身の血管が収縮して血圧が上がる。さらに、脳の血液の流れが一時的に悪くなる
・運動不足(高血圧や動脈硬化になりやすくなる)
・肥満(脳卒中の危険因子である高血圧や糖尿病の原因になる)
・脱水(血液が濃くなり、固まりやすく、脳梗塞の原因となる)
私は最近こまめに水分を取るようにしてます!お気に入りは炭酸水。炭酸飲料ではなくてね水分を取るときには糖分が入ってないものを飲んでね
脳血管疾患、やはり介護度が高くなる疾患でとても怖いですね。身近な方がなると本当に大変だと思います。今からでも予防に努めましょ
最後まで御覧くださり、ありがとうございました。
次回はパーキンソン病についてです。
今日の朝は雨が降ってましたね。そんな日は低気圧のせいでしょうか、頭が重だるい感じ頭痛まではいかなかったですが、結構低気圧で頭痛を起こす人が多いと思いますが、皆様はどうですか?
さて、今回は脳血管疾患にかかっている方のケアのPOINTです。
●ケアのポイント
<早期発見>
発症後、できるだけ早く治療を開始することで病状の悪化を防ぐことができます。そのため、以下のような症状を発見したら、脳血管疾患が疑われますので、速やかに医師の診察を受けてもらいましょう。
・頭痛・意識障害・顔や手足がしびれる・片方の手足に力が入らない・ろれつがまわらない・言葉が出ない・話を理解できない・目が片方もしくは両方とも見えにくい・視野が欠ける・物が二重に見える・立てない、歩けない、ふらつく
<再発予防>
脳血管疾患の既往歴がある利用者は、脳血管疾患を起こしやすい生活習慣や病気などがあるため、再発する可能性があります。再発すると、後遺症が重くなったり新たな後遺症が増えたりして、日常生活への支障が大きくなるため、再発を防ぐことがとても大切です。注意点は以下のとおりです。
@内服
高血圧や糖尿病、高脂血症、不整脈などは脳血管疾患の危険因子といわれています。これらの病気を持っている利用者で内服している場合は、処方どおりに確実に内服させましょう。また、脳梗塞の場合、再発予防のために血栓をできにくくする薬が処方されますので、確実に内服させましょう。
POINT!
血栓をできにくくする薬を内服している場合、止血しにくくなるため、けがをしないように注意しましょう
A入浴
血圧の変動に注意しましょう。熱いお湯での入浴や、脱衣所と浴室の温度差で血圧は上場します。また、冬場などは脱衣所の保温に気をつけましょう。
B脱水
脱水状態になると、血液が濃くなって固まりにくくなり、脳梗塞がおこりやすくなります。高齢者はのどの渇きを感じにくいので、特に水分補給には注意が必要です。入浴時間が長いと脱水になりやすいので、長湯はやめ、入浴後には必ず水分補給を促しましょう。また、運動のあとなどにも水分補給が必要です。
C便秘
便秘になると、排便時に強い腹圧をかけていきむので、血圧が上昇します。便秘予防のため、食事と運動に気を付けてもらいましょう。
D運動
適度な運動は、糖尿病や高脂血症、肥満に効果があります。医師の指示のもと、運動を行ってもらいましょう。
●脳血管疾患の危険因子
・高血圧(高血圧が続くと常に血管に大きな圧力がかかり、動脈がもろくなり、詰まったり、破れやすくなる
・糖尿病(高血糖状態が続くと動脈硬化が進みやすいため、脳梗塞が起こりやすくなる
・脂質異常症(体内のコレステロールや中性脂肪が多くなる病気で、動脈硬化の危険因子
・不整脈(心房細動は不整脈を一種。心房細動で痙攣し、心房内の血液の流れが滞ると、血液の塊が出来やすくなる。
心房が小刻みに震えて心房の収縮が不規則になるため、心臓の血液の流れが滞って、心臓に血栓が血液とともに流れ、脳の血管に詰まってしまうと、脳梗塞を引き起こします
・喫煙(喫煙により、ニコチンやタール、一酸化炭素が体内に入り、全身の血管が収縮して血圧が上がる。さらに、脳の血液の流れが一時的に悪くなる
・運動不足(高血圧や動脈硬化になりやすくなる)
・肥満(脳卒中の危険因子である高血圧や糖尿病の原因になる)
・脱水(血液が濃くなり、固まりやすく、脳梗塞の原因となる)
私は最近こまめに水分を取るようにしてます!お気に入りは炭酸水。炭酸飲料ではなくてね水分を取るときには糖分が入ってないものを飲んでね
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脳血管疾患、やはり介護度が高くなる疾患でとても怖いですね。身近な方がなると本当に大変だと思います。今からでも予防に努めましょ
最後まで御覧くださり、ありがとうございました。
次回はパーキンソン病についてです。
2022年03月07日
sorajiroの介護(高齢者に多い疾患、脳血管疾患の特徴)
こんにちは!
今回は知っておいたほうがよい病気。
脳血管疾患についてです
脳血管疾患とは、脳の血管の血流障害によって、脳細胞に栄養が届かなくなり、脳細胞が死んでしまう病気です。突然手足がしびれたり、話せなくなったり、意識がなくなったりすることから、脳卒中と昔から呼ばれているそうです。
脳血管疾患は、「がん」「心疾患」「肺炎」とともに日本人の死亡原因の上位に入っています。そして、一命をとりとめたとしても何らかの後遺症を残すことが多く、要介護状態になる要因の一つです。
ひぇ〜
<脳卒中の言葉の由来>
脳が卒然として(急に)悪い風に中る(当たる)ために起こる病気
●脳血管疾患の種類
脳血管疾患は、脳の血管が詰まることによって起こるものと、脳の血管が破れることによって起こるものに分けられます。
脳卒中→血管が詰まる→脳梗塞(脳血栓、脳塞栓)
→血管が破れる→脳出血、くも膜下出血
●脳梗塞の症状
脳梗塞は、脳に栄養や酸素を送る血管が詰まって、脳細胞がしんでしまう病気です。この脳梗塞が起こる原因によって、脳血栓と脳梗塞の2種類に分けられます。
最も多い症状は、阪神のまひやしびれ、言語障害、めまいやふらつき、視野が欠ける、物が二重に見えるなどです。麻痺や言語障害の後遺症により、介護が必要になるこどが多くなります。
・脳血栓→動脈硬化によって脳の血管が狭くなったところに、血小板や血液の塊(血栓)が詰まる
・脳梗塞→心房などの他の臓器でできた「血液・脂肪・組織片」などの塊(栓子)が詰まる
POINT!
・脳梗塞は再発しやすく、再発するごとに症状が重くなるといわれています。高齢者の場合、脱水により血液の流れが悪くなることで再発しやすくなります
・介護職は、脳梗塞の既往がある利用者の食事や水分の摂取量に注意が必要です
●一過性脳虚血発作の症状
一時的に血管が詰まり、半身の麻痺やしびれ、ろれつがまわらない、めまいやふらつきなどの症状が出るものの、血流が回復し、症状が10〜15分、長くても24時間以内に治まるものを一過性脳虚血発作といいます。脳梗塞の前触れともいわれ、回復しても注意が必要です。
●脳出血の症状
脳の血管が破れ、脳内に出血する病気です。出血部位や出血量によりそれぞれ症状や程度が異なりますが、突然の頭痛、吐き気、片麻痺、意識障害が見られ、出血が多量の場合は、死に至ることがあります。
POINT!
・加齢とともに動脈硬化が進み、動脈の弾力性が低下します。そのため、血管に高い血圧が加わると、血管が耐えられずに破れて出血します。このため、高血圧や糖尿病などを抱える利用者は注意が必要です。
●くも膜下出血の症状
脳を覆っている3層の膜(軟膜、くも膜、硬膜)のうち、くも膜と軟膜の間にある動脈瘤が破れ、膜と膜の間にあふれた血液が脳全体を圧迫します。
突然、ハンマーで殴られたような激しい頭痛と嘔吐が特徴で、死に至ることもあります(怖い)
脳の病気は本当に突然で怖いですね。
次回はケアのポイントです
今回は知っておいたほうがよい病気。
脳血管疾患についてです
高齢者に多い疾病(脳血管疾患)の特徴
脳血管疾患とは、脳の血管の血流障害によって、脳細胞に栄養が届かなくなり、脳細胞が死んでしまう病気です。突然手足がしびれたり、話せなくなったり、意識がなくなったりすることから、脳卒中と昔から呼ばれているそうです。
脳血管疾患は、「がん」「心疾患」「肺炎」とともに日本人の死亡原因の上位に入っています。そして、一命をとりとめたとしても何らかの後遺症を残すことが多く、要介護状態になる要因の一つです。
ひぇ〜
<脳卒中の言葉の由来>
脳が卒然として(急に)悪い風に中る(当たる)ために起こる病気
●脳血管疾患の種類
脳血管疾患は、脳の血管が詰まることによって起こるものと、脳の血管が破れることによって起こるものに分けられます。
脳卒中→血管が詰まる→脳梗塞(脳血栓、脳塞栓)
→血管が破れる→脳出血、くも膜下出血
●脳梗塞の症状
脳梗塞は、脳に栄養や酸素を送る血管が詰まって、脳細胞がしんでしまう病気です。この脳梗塞が起こる原因によって、脳血栓と脳梗塞の2種類に分けられます。
最も多い症状は、阪神のまひやしびれ、言語障害、めまいやふらつき、視野が欠ける、物が二重に見えるなどです。麻痺や言語障害の後遺症により、介護が必要になるこどが多くなります。
・脳血栓→動脈硬化によって脳の血管が狭くなったところに、血小板や血液の塊(血栓)が詰まる
・脳梗塞→心房などの他の臓器でできた「血液・脂肪・組織片」などの塊(栓子)が詰まる
POINT!
・脳梗塞は再発しやすく、再発するごとに症状が重くなるといわれています。高齢者の場合、脱水により血液の流れが悪くなることで再発しやすくなります
・介護職は、脳梗塞の既往がある利用者の食事や水分の摂取量に注意が必要です
●一過性脳虚血発作の症状
一時的に血管が詰まり、半身の麻痺やしびれ、ろれつがまわらない、めまいやふらつきなどの症状が出るものの、血流が回復し、症状が10〜15分、長くても24時間以内に治まるものを一過性脳虚血発作といいます。脳梗塞の前触れともいわれ、回復しても注意が必要です。
●脳出血の症状
脳の血管が破れ、脳内に出血する病気です。出血部位や出血量によりそれぞれ症状や程度が異なりますが、突然の頭痛、吐き気、片麻痺、意識障害が見られ、出血が多量の場合は、死に至ることがあります。
POINT!
・加齢とともに動脈硬化が進み、動脈の弾力性が低下します。そのため、血管に高い血圧が加わると、血管が耐えられずに破れて出血します。このため、高血圧や糖尿病などを抱える利用者は注意が必要です。
●くも膜下出血の症状
脳を覆っている3層の膜(軟膜、くも膜、硬膜)のうち、くも膜と軟膜の間にある動脈瘤が破れ、膜と膜の間にあふれた血液が脳全体を圧迫します。
突然、ハンマーで殴られたような激しい頭痛と嘔吐が特徴で、死に至ることもあります(怖い)
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脳の病気は本当に突然で怖いですね。
次回はケアのポイントです
sorajiroの介護(高齢者に多い疾患、脳血管疾患の特徴)
こんにちは!
今回は知っておいたほうがよい病気。
脳血管疾患についてです
脳血管疾患とは、脳の血管の血流障害によって、脳細胞に栄養が届かなくなり、脳細胞が死んでしまう病気です。突然手足がしびれたり、話せなくなったり、意識がなくなったりすることから、脳卒中と昔から呼ばれているそうです。
脳血管疾患は、「がん」「心疾患」「肺炎」とともに日本人の死亡原因の上位に入っています。そして、一命をとりとめたとしても何らかの後遺症を残すことが多く、要介護状態になる要因の一つです。
ひぇ〜
<脳卒中の言葉の由来>
脳が卒然として(急に)悪い風に中る(当たる)ために起こる病気
●脳血管疾患の種類
脳血管疾患は、脳の血管が詰まることによって起こるものと、脳の血管が破れることによって起こるものに分けられます。
脳卒中→血管が詰まる→脳梗塞(脳血栓、脳塞栓)
→血管が破れる→脳出血、くも膜下出血
●脳梗塞の症状
脳梗塞は、脳に栄養や酸素を送る血管が詰まって、脳細胞がしんでしまう病気です。この脳梗塞が起こる原因によって、脳血栓と脳梗塞の2種類に分けられます。
最も多い症状は、阪神のまひやしびれ、言語障害、めまいやふらつき、視野が欠ける、物が二重に見えるなどです。麻痺や言語障害の後遺症により、介護が必要になるこどが多くなります。
・脳血栓→動脈硬化によって脳の血管が狭くなったところに、血小板や血液の塊(血栓)が詰まる
・脳梗塞→心房などの他の臓器でできた「血液・脂肪・組織片」などの塊(栓子)が詰まる
POINT!
・脳梗塞は再発しやすく、再発するごとに症状が重くなるといわれています。高齢者の場合、脱水により血液の流れが悪くなることで再発しやすくなります
・介護職は、脳梗塞の既往がある利用者の食事や水分の摂取量に注意が必要です
●一過性脳虚血発作の症状
一時的に血管が詰まり、半身の麻痺やしびれ、ろれつがまわらない、めまいやふらつきなどの症状が出るものの、血流が回復し、症状が10〜15分、長くても24時間以内に治まるものを一過性脳虚血発作といいます。脳梗塞の前触れともいわれ、回復しても注意が必要です。
●脳出血の症状
脳の血管が破れ、脳内に出血する病気です。出血部位や出血量によりそれぞれ症状や程度が異なりますが、突然の頭痛、吐き気、片麻痺、意識障害が見られ、出血が多量の場合は、死に至ることがあります。
POINT!
・加齢とともに動脈硬化が進み、動脈の弾力性が低下します。そのため、血管に高い血圧が加わると、血管が耐えられずに破れて出血します。このため、高血圧や糖尿病などを抱える利用者は注意が必要です。
●くも膜下出血の症状
脳を覆っている3層の膜(軟膜、くも膜、硬膜)のうち、くも膜と軟膜の間にある動脈瘤が破れ、膜と膜の間にあふれた血液が脳全体を圧迫します。
突然、ハンマーで殴られたような激しい頭痛と嘔吐が特徴で、死に至ることもあります(怖い)
脳の病気は本当に突然で怖いですね。
次回はケアのポイントです
今回は知っておいたほうがよい病気。
脳血管疾患についてです
高齢者に多い疾病(脳血管疾患)の特徴
脳血管疾患とは、脳の血管の血流障害によって、脳細胞に栄養が届かなくなり、脳細胞が死んでしまう病気です。突然手足がしびれたり、話せなくなったり、意識がなくなったりすることから、脳卒中と昔から呼ばれているそうです。
脳血管疾患は、「がん」「心疾患」「肺炎」とともに日本人の死亡原因の上位に入っています。そして、一命をとりとめたとしても何らかの後遺症を残すことが多く、要介護状態になる要因の一つです。
ひぇ〜
<脳卒中の言葉の由来>
脳が卒然として(急に)悪い風に中る(当たる)ために起こる病気
●脳血管疾患の種類
脳血管疾患は、脳の血管が詰まることによって起こるものと、脳の血管が破れることによって起こるものに分けられます。
脳卒中→血管が詰まる→脳梗塞(脳血栓、脳塞栓)
→血管が破れる→脳出血、くも膜下出血
●脳梗塞の症状
脳梗塞は、脳に栄養や酸素を送る血管が詰まって、脳細胞がしんでしまう病気です。この脳梗塞が起こる原因によって、脳血栓と脳梗塞の2種類に分けられます。
最も多い症状は、阪神のまひやしびれ、言語障害、めまいやふらつき、視野が欠ける、物が二重に見えるなどです。麻痺や言語障害の後遺症により、介護が必要になるこどが多くなります。
・脳血栓→動脈硬化によって脳の血管が狭くなったところに、血小板や血液の塊(血栓)が詰まる
・脳梗塞→心房などの他の臓器でできた「血液・脂肪・組織片」などの塊(栓子)が詰まる
POINT!
・脳梗塞は再発しやすく、再発するごとに症状が重くなるといわれています。高齢者の場合、脱水により血液の流れが悪くなることで再発しやすくなります
・介護職は、脳梗塞の既往がある利用者の食事や水分の摂取量に注意が必要です
●一過性脳虚血発作の症状
一時的に血管が詰まり、半身の麻痺やしびれ、ろれつがまわらない、めまいやふらつきなどの症状が出るものの、血流が回復し、症状が10〜15分、長くても24時間以内に治まるものを一過性脳虚血発作といいます。脳梗塞の前触れともいわれ、回復しても注意が必要です。
●脳出血の症状
脳の血管が破れ、脳内に出血する病気です。出血部位や出血量によりそれぞれ症状や程度が異なりますが、突然の頭痛、吐き気、片麻痺、意識障害が見られ、出血が多量の場合は、死に至ることがあります。
POINT!
・加齢とともに動脈硬化が進み、動脈の弾力性が低下します。そのため、血管に高い血圧が加わると、血管が耐えられずに破れて出血します。このため、高血圧や糖尿病などを抱える利用者は注意が必要です。
●くも膜下出血の症状
脳を覆っている3層の膜(軟膜、くも膜、硬膜)のうち、くも膜と軟膜の間にある動脈瘤が破れ、膜と膜の間にあふれた血液が脳全体を圧迫します。
突然、ハンマーで殴られたような激しい頭痛と嘔吐が特徴で、死に至ることもあります(怖い)
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脳の病気は本当に突然で怖いですね。
次回はケアのポイントです
2022年03月06日
介護者が最低限の疾病の基礎知識が必要なわけ
介護者が適切なケアを提供するためは最低限の疾病の基礎知識が必要
●利用者の安全を守ることが大前提
医療食の人員配置が少ない介護現場では、病気を多く抱える利用者に対して、「何かあったらどうしよう」「どう対応したらよいのか不安を抱えている」という介護職の声をたびたび聞きます。
介護職が安心して利用者をケアするために、疾病の基礎知識を学ぶことはとても意味があると思っています。必要な観察やケアのポイントがわかり、医療職をより活用できるようになるからです。
ケアを行ううえで、利用者の意思を尊重することは大切ですが、時に意思を尊重して健康状態を悪化させることがあります。たとえば、高血圧と狭心症のある利用者が熱めのお風呂に入りたいと強く希望した場合を考えると、本人の意思を尊重すると心臓に負担がかかり、症状を悪化させてしまいます。利用者の意思を尊重したとしても、これでは適切なケアを提供したことにはなりません。適切なケアとは、利用者の安全を守ることが大前提ですから、疾病の基礎知識が必要なのです。介護職が疾病の基礎知識を身につけていると、利用者にケアの必要性を説明できるようになります。
また介護職が、利用者がどのような病気を抱え、どのような症状があるのかを知っておくと、医療職との連携がスムーズになります。たとえば、糖尿病の利用者が爪切りで指先を傷つけたとき、糖尿病は感染を起こしやすく、傷が治りにくいとうことを介護職が把握していれば、医療職にすぐに報告しようと考えます。
とはいえ介護職には、疾病の詳しい知識を求められているわけではありません。介護職に必要な知識は、その病気によって生活にどのような影響があるのか、病気を悪化させないためにどのようなことに気を付ければよいのかということです。
最後まで目を通していただきありがとうございました
●利用者の安全を守ることが大前提
医療食の人員配置が少ない介護現場では、病気を多く抱える利用者に対して、「何かあったらどうしよう」「どう対応したらよいのか不安を抱えている」という介護職の声をたびたび聞きます。
介護職が安心して利用者をケアするために、疾病の基礎知識を学ぶことはとても意味があると思っています。必要な観察やケアのポイントがわかり、医療職をより活用できるようになるからです。
ケアを行ううえで、利用者の意思を尊重することは大切ですが、時に意思を尊重して健康状態を悪化させることがあります。たとえば、高血圧と狭心症のある利用者が熱めのお風呂に入りたいと強く希望した場合を考えると、本人の意思を尊重すると心臓に負担がかかり、症状を悪化させてしまいます。利用者の意思を尊重したとしても、これでは適切なケアを提供したことにはなりません。適切なケアとは、利用者の安全を守ることが大前提ですから、疾病の基礎知識が必要なのです。介護職が疾病の基礎知識を身につけていると、利用者にケアの必要性を説明できるようになります。
また介護職が、利用者がどのような病気を抱え、どのような症状があるのかを知っておくと、医療職との連携がスムーズになります。たとえば、糖尿病の利用者が爪切りで指先を傷つけたとき、糖尿病は感染を起こしやすく、傷が治りにくいとうことを介護職が把握していれば、医療職にすぐに報告しようと考えます。
とはいえ介護職には、疾病の詳しい知識を求められているわけではありません。介護職に必要な知識は、その病気によって生活にどのような影響があるのか、病気を悪化させないためにどのようなことに気を付ければよいのかということです。
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最後まで目を通していただきありがとうございました