2022年03月14日
sorajiroの介護 高齢者の疾患(肺炎の特徴)
こんにちは!
先ほど外に出ましたら、とっても暖かかったです。というより暑い春を通り越して夏日和でした。
桜も咲いていて、家の前の桜は河津桜で咲き始めが早い桜ですね。
春ってなんだかウキウキしませんか?
そんな気持ちを持って介護に向き合えたらいいですね。
では、今回は高齢者に多い疾患、肺炎についてです。
65歳以上の人の死亡原因の上位は、ここ数十年間は変わらず「がん」「心疾患」「肺炎」「脳血管疾患」となっています。
高齢者は加齢にともない体力や抵抗力が低下するため、細菌やウイルスによる感染症にかかりやすく、また、複数の持病を持っていることが多いため、感染症にかかると重症化しやすいといわれています。そのため、医療が進歩して治療薬が開発されていても、肺炎は高齢者にとって死に至る病気の一つなのです。
●高齢者における肺炎の特徴
一般的な肺炎の症状は、発熱、咳、痰、呼吸困難、全身倦怠感、食欲不振などですが、高齢者の肺炎の特徴は、以下のとおりです。
@肺炎の典型的な肺炎の症状が出にくい
発熱、咳、痰などがあまり見られず、倦怠感がある程度という状態も少なくありません。そのため発見が遅れ、診断されたときにはすでに重症化しているケースが多いのです。また、高齢者は心臓病や糖尿病、肺気腫などの持病を持っていることも多く、こうした場合は肺炎が重症化しやすいです。このような高齢者の肺炎の特徴を介護職が理解し、「軽い風かな」と思わずに、医療職に報告することが大切です。
POINT!
・重症化しやすいので早期発見が大事
・高齢者の肺炎の特徴を理解し、「肺炎化も?」と気づくことが大事
A誤嚥性肺炎が多い
嚥下機能が低下するため、飲食物が気管に入ってしまい、その飲食物や唾液などとともに、細菌が気管から肺に入ることで肺炎を発症します。これを誤嚥性肺炎といいます。
気管に異物が入ったとき、私たちは異物を除去しようと反射的に席をします。しかし、高齢者はこの反射が低下しているため、肺炎を発症しやすいのです。また、寝ている間に口腔内の唾液や食べ物の残りかすが気道に入り、知らない間に少しずつ誤嚥している場合があります。これをといい、高齢者の肺炎の大きな原因となっています。
誤嚥性肺炎は、脳血管疾患や長期臥床によりADLが低下している利用者には、特に注意が必要です。これを予防するため、介護職が口腔内を清潔にすることや、食事や寝る際の姿勢を工夫することが大切です。
●肺炎予防のポイント
@手洗い、くがい、口腔ケアの励行
・介護職が感染源にならないよう、自身の手洗いとうがいを励行しましょう。また、必要時にはマスクを着用(今の時代はいつでもしてますね!)。
・細菌の侵入を防ぐため、利用者の手洗いとうがいも励行しましょう
・毎日、利用者の歯磨きをして口腔内の清潔を保ちましょう。
A誤嚥予防
・利用者が、しっかり覚醒した状態で食事をとることが大事です。ぼうっとしていると嚥下がますます悪くなり、誤嚥の危険が高くなります
・落ち着いた環境で食事をとってもらうことが大切です。周囲が騒がしいと食事への注意が散漫になり、誤嚥しやすくなあります
・ゆっくりと食事をしたり、少量ずつ口に入れるように利用者に声をかけます。急いだり、一回に多くの量を口に入れると、うまく飲み込めずにむせの原因になりますので、介護職が介助する場合は、利用者のペースに合わせて食物を口に入れることが重要です
・嚥下機能の低下を防ぐために、食事に必要な口・舌・頬などの運動を行うこと(嚥下体操)で、唾液の分泌を促し、飲み込みにくさやむせの軽減を図りましょう
・利用者の嚥下機能にあった食事の形態を工夫します
・食事は、前かがみの姿勢をとってもらいましょう。上を向いた姿勢では、気道のふたが閉まる前に食物が気道に入り、誤嚥の危険性があります。
・胃液の逆流を防ぐために、食後30分くらいは座ってもらいましょう。
・口腔ケアを毎食後に行いましょう。利用者が食事をしていない場合でも口腔内は汚れていますので、歯磨きを行いましょう
誤嚥性肺炎、本当にちょっとしたきっかけで起こしてしまう怖い病気です。予防策に努めましょう。
そして、介護する私たちも体調管理が大切です。感染症がおさまりきらない今油断せず過信せず自分の身を守りましょう。
今回は最後まで御覧くださり、ありがとうございました
幸運な一日なりますよう祈ってます
先ほど外に出ましたら、とっても暖かかったです。というより暑い春を通り越して夏日和でした。
桜も咲いていて、家の前の桜は河津桜で咲き始めが早い桜ですね。
春ってなんだかウキウキしませんか?
そんな気持ちを持って介護に向き合えたらいいですね。
では、今回は高齢者に多い疾患、肺炎についてです。
肺炎の特徴
65歳以上の人の死亡原因の上位は、ここ数十年間は変わらず「がん」「心疾患」「肺炎」「脳血管疾患」となっています。
高齢者は加齢にともない体力や抵抗力が低下するため、細菌やウイルスによる感染症にかかりやすく、また、複数の持病を持っていることが多いため、感染症にかかると重症化しやすいといわれています。そのため、医療が進歩して治療薬が開発されていても、肺炎は高齢者にとって死に至る病気の一つなのです。
●高齢者における肺炎の特徴
一般的な肺炎の症状は、発熱、咳、痰、呼吸困難、全身倦怠感、食欲不振などですが、高齢者の肺炎の特徴は、以下のとおりです。
@肺炎の典型的な肺炎の症状が出にくい
発熱、咳、痰などがあまり見られず、倦怠感がある程度という状態も少なくありません。そのため発見が遅れ、診断されたときにはすでに重症化しているケースが多いのです。また、高齢者は心臓病や糖尿病、肺気腫などの持病を持っていることも多く、こうした場合は肺炎が重症化しやすいです。このような高齢者の肺炎の特徴を介護職が理解し、「軽い風かな」と思わずに、医療職に報告することが大切です。
POINT!
・重症化しやすいので早期発見が大事
・高齢者の肺炎の特徴を理解し、「肺炎化も?」と気づくことが大事
A誤嚥性肺炎が多い
嚥下機能が低下するため、飲食物が気管に入ってしまい、その飲食物や唾液などとともに、細菌が気管から肺に入ることで肺炎を発症します。これを誤嚥性肺炎といいます。
気管に異物が入ったとき、私たちは異物を除去しようと反射的に席をします。しかし、高齢者はこの反射が低下しているため、肺炎を発症しやすいのです。また、寝ている間に口腔内の唾液や食べ物の残りかすが気道に入り、知らない間に少しずつ誤嚥している場合があります。これをといい、高齢者の肺炎の大きな原因となっています。
誤嚥性肺炎は、脳血管疾患や長期臥床によりADLが低下している利用者には、特に注意が必要です。これを予防するため、介護職が口腔内を清潔にすることや、食事や寝る際の姿勢を工夫することが大切です。
●肺炎予防のポイント
@手洗い、くがい、口腔ケアの励行
・介護職が感染源にならないよう、自身の手洗いとうがいを励行しましょう。また、必要時にはマスクを着用(今の時代はいつでもしてますね!)。
・細菌の侵入を防ぐため、利用者の手洗いとうがいも励行しましょう
・毎日、利用者の歯磨きをして口腔内の清潔を保ちましょう。
A誤嚥予防
・利用者が、しっかり覚醒した状態で食事をとることが大事です。ぼうっとしていると嚥下がますます悪くなり、誤嚥の危険が高くなります
・落ち着いた環境で食事をとってもらうことが大切です。周囲が騒がしいと食事への注意が散漫になり、誤嚥しやすくなあります
・ゆっくりと食事をしたり、少量ずつ口に入れるように利用者に声をかけます。急いだり、一回に多くの量を口に入れると、うまく飲み込めずにむせの原因になりますので、介護職が介助する場合は、利用者のペースに合わせて食物を口に入れることが重要です
・嚥下機能の低下を防ぐために、食事に必要な口・舌・頬などの運動を行うこと(嚥下体操)で、唾液の分泌を促し、飲み込みにくさやむせの軽減を図りましょう
・利用者の嚥下機能にあった食事の形態を工夫します
・食事は、前かがみの姿勢をとってもらいましょう。上を向いた姿勢では、気道のふたが閉まる前に食物が気道に入り、誤嚥の危険性があります。
・胃液の逆流を防ぐために、食後30分くらいは座ってもらいましょう。
・口腔ケアを毎食後に行いましょう。利用者が食事をしていない場合でも口腔内は汚れていますので、歯磨きを行いましょう
価格:5,980円 |
誤嚥性肺炎、本当にちょっとしたきっかけで起こしてしまう怖い病気です。予防策に努めましょう。
そして、介護する私たちも体調管理が大切です。感染症がおさまりきらない今油断せず過信せず自分の身を守りましょう。
今回は最後まで御覧くださり、ありがとうございました
幸運な一日なりますよう祈ってます
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