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posted by fanblog

2017年06月24日

糖尿病性腎症の病期分類

糖尿病の怖さは合併症にありますというのは、今までもお話してきました。
糖尿病の三大合併症として有名なのは、
糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害でしたね。
その内、糖尿病性腎症が進行した場合、
今までの糖尿病の食事療法とは違う食事療法を行う必要が出てきます。

糖尿病性腎症の進行度によっても食事療法は変わってきます。
そのために食事療法を行う前に、どの病期に当てはまるのかを知っておく必要があります。
お手元に血液検査データをご準備下さい。
【糖尿病腎症病期分類】
              尿アルブミン値あるいは尿蛋白値           GFR(eGFR)
第1期(腎症前期)      正常アルブミン尿(30未満)              30以上
第2期(早期腎症期)     微量アルブミン尿(30〜299)              30以上
第3期(顕性腎症期)  顕性アルブミン尿(300以上)或いは持続性蛋白尿(0.5以上)  30以上  
第4期(腎不全期)          問わない                   30未満
第5期(透析療法期)         透析療法中

【食事療法】 Pro=たんぱく質、NaCl=塩分、K=カリウム
第1期:糖尿病食を基本(25〜30kcal/kg/体重/日、Pro1.0〜1.2g/s体重/日、高血圧ならNaCl6.0g/日)
第2期:糖尿病食を基本(25〜30kcal/kg/体重/日、Pro1.0〜1.2g/s体重/日、高血圧ならNaCl6.0g/日)
第3期:たんぱく質制限(25〜30kcal/kg/体重/日、Pro0.8〜1.0g/s体重/日、NaCl6g未満)
第4期:低たんぱく質食(25〜35kcal/kg/体重/日、Pro0.6〜0.8g/s体重/日、NaCl6g未満、K1.5g未満)
第5期「血液透析」:30〜35kcal/kg/体重/日、Pro0.9〜1.2g/s体重/日、NaCl6g未満、K2.0g未満
第5期「腹膜透析」:30〜35kcal/kg/体重/日、Pro0.9〜1.2g/s体重/日、NaCl除水量×7.5+尿量×5g

このように腎疾患が進行すると、腎臓に負担をかけるタンパク質制限が徐々に厳しくなり、
透析投入となるとたんぱく質制限は緩くなります。
ただし、透析導入となると水分期限(ウエイトコントロール)や
電解質制限(カリウムやリンなど)が厳しくなります。
塩分については糖尿病の時から注意する必要がありますが、
腎障害が進行すると浮腫も現れるようになるので、
水分をため込まないようにするために厳格な塩分制限且つ血圧コントロールが重要です。
カリウムも高値だと食事療法にてカリウムを制限することになります。

ここに列挙したのは、あくまでも一般的な食事療法なので、
かかりつけの先生や管理栄養士に相談してくださいね。

こちらのブログでも糖尿病性腎症の方向けの宅配食「彩ダイニング」を紹介していきます。
また宅配食レビューをアップしますので、ご覧下さいね!










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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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