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2022年01月07日

運動神経と感覚神経

予想よりかなり雪が降った。
昼過ぎに帰ってジム。この時にはもう積もり始めていた。ジムを出ると5センチくらいは積もっていたか。滑らないよう足を真っすぐ上げて足裏全体を地面に着ける。
雪道で滑った記憶がよみがえる。34年前のすすきの。札幌に転勤して呑みに行く途中に転んだ。遠くから見ていた女子高生から「オジサン転んだ」という声。オジサンではない。いつも若く見られていた、しかも24歳だ。これがショックで記憶に残っている。転ぶ行為自体がオジサンなのだ。
この頃は歩き方なんて考えることもなかった。どの状態の路面を歩いたらいいかくらいだ。数十年を経て歩き方をこれほど考えることになるとは想像すらできなかった。

昨日書いたこと。解りづらく読みにくい文章だ。
寒くて左脚が固まってしまっていたことが殆どなくなったということ、そして固まってもなんとか動かせる状態にできるようになったということ。
昨日、更新してからタバコロード。寒さを感じたのだろう、左脚が少し動かしにくい。意識すればするほど動きにくくなる。頭の中で考える、左脚に過剰な命令がいっているからかと。
車も人も殆ど通らない道だ、スマホを見ながら歩いた。そうすれば左脚の動きがスムーズに。
やはり意識を他に移せばいい、つまり動かそうと意識しないこと。
これはゴルフのスウィングやパターをする時と同じなのだ。

スポーツで力が入るというのはこういうことなのだろうか。
筋肉を動かす命令なのか信号なのか。これがたくさん発令されて筋肉が戸惑うイメージ。合っているのかどうかは不明だが。
“動かすぞ”という命令をせずとも動かせるのは、その筋肉がちゃんと動くから。
自分の場合は歩くためには“動かすぞ”という命令が長い期間必要だったのだ。そして正しい動き方をする習慣をつけた。ずっと意識して歩く行為をしていた。
それを意識しなくても足が動いて歩けるという感覚がこの前から書いている「歩く運動神経」。

いつも思う。自分が実体験してから調べると、もっと早く知っていればという事が多い。
今、運動神経を検索してまた思った。今初めてだ、詳細なことを知ったのは。
運動神経=筋肉を支配する末梢神経で,中枢の興奮を末梢へ伝える遠心性線維から成る。興奮を末梢から中枢へ伝える感覚神経に対する。自律神経系の末梢神経 (血管運動神経など) も運動神経に含める場合があるが,ふつうは脳脊髄神経系に属するものをさす。

つまり運動神経と感覚神経を理解しながらリハビリを進めれば、自分が今何をどうすればいいかがよく解ったのだろう。
詳細なコトバの意味やその働きをキチンと理解することで仮説が立てられる。その仮説を元にリハビリ
をして検証する。もちろん、その患者が理解できていることが絶対条件だが。
それが現状はなされているだろうか。
どうせ説明しても解らないだろうから簡単なコトバで患者に説明。悪いことではないが。
こう身体を動かしてくださいという指示だけのリハビリ。少しはどこかの動きが良くなりますからという説明はあるだろうが。

悪いことではないのだ。
でもそれは“センセイ”のいう事をやっていれば大丈夫という過信。神様ではない。
悪く言えばセンセイが自分の地位を高めるために使える手法でもある。知識のない患者が最下層に来るヒエラルキー。サラリーマンの世界でもよくあることだ。
立派なセンセイは沢山いる。自分の思う立派なセンセイはちゃんと詳細に、患者の理解力も加味して説明できる・指導できる人だと思うのだが間違っているのだろうか。
でもその人たちは実際の症状がある訳ではない。実際の症状のある人が知識を持って検証していって確信し説明できることこそが治療やリハビリが進歩していくことなのだろう。
しかし改善した患者が説明できる機会などない。ヒエラルキー。

ほとんど知識のなかった自分。運動神経と感覚神経、それを司る筋を何かすればまだまだ改善できるという希望が持てた。その何かすればが何かだが。
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posted by shigenon at 09:47| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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