もちろん1番乗りだ。今は7時半出社の16時半退社のフレックス。早く帰れるにこしたことはない。
1番に出社すると面倒くさいことをやらなければいけない。
ブラインドを上げるのだ。
道に面して全面ガラス窓だ。そのブラインドの数は16。
1人でやるにはけっこうな作業だ。簡単な作業だが、巧緻運動障害にとっては紐をうまく運ぶことは難しい。
手を上下に繰り出すときに左右の手が当たる。紐を離したり握ったりするタイミングももどかしさを感じる。
放っておいたら誰か来たらやってくれるのだろうが、去年退職した1番に来てた人がやっていたので仕方なくやっている。
やりながらも、これもリハビリになると思ってはいるのだが。
そのあとはコーヒーのセットアップ。デロンギのマシーンの受け皿を洗って水と豆を補給。
自分が飲むのだから仕方ない。最初、水を給湯室から運んでいると少しこぼすことが多かった。筋トレで何十キロも動かすのだが、実生活で重いものを持つのは辛い。加重プラス細かな動きが加わることに苦労する。
いまだ左手だけで2リットルのペットボトルからコップに水を移すことに緊張する。
重いとペットボトルを掴む力が強くなってしまうのだ。
昨日、卵を割っていて1つを排水溝に流してしまった。
これも巧緻運動障害。ふつう器に卵をぶつけるときに、当たった瞬間に瞬時で卵の殻の硬さを感知して力加減を調節している。少なくとも自分はこれまでそうだったと思う。紙コップを掴んだ瞬間に、つぶさない握力で持つのと同じ能力なのだろう。
この能力というか感覚が麻痺している。麻痺ではないか、喪失しているのかも。
目で見て硬い・柔らかいを判断して注意はできるが、触感による自動センサーは働かない。
こう考えると人間の持つ機能はすごい。
一時、ファジー技術というコトバが流行った。適度に判断して動かす。これこそが脳と神経と筋肉の絶妙な働きなのだろう。
良い職人はこの3つの組み合わせが秀でているのだろう。
昨日はシャツのボタンを付けるのに一苦労した。糸の最後の結び目に。それでもなんとかやれる。指が・腕が動くからだ。動くことを幸せに思わないといけない。
今日は金曜日。
居酒屋Qで過ごす日だ。TGIF!
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