水曜日のゴルフ、朝の気温は低かった。前日の火曜日はポカポカ天気だったのだが、風も少しある。
ゴルフ場はかつてよく行っていた、ホールインワンもしたことのある笠間カントリークラブ。
ゴルフ場に着いたらもうスタートの時間が迫っていた。素振り1度くらいしかできずにスタート。
前半を3ホールくらい残したときか。前下がりでのショットが続いていた。前下がりで右足上がりという状態。一度素振りをする。その瞬間に腰に激痛。やってしまった。ギックリ腰だ。
ゴルフに対する欲もある。とりあえずは腰を使わないよう手打ちで続けた。
痛くて全く動けないわけではない。動けるが、動かす角度によって激痛で“イタッ”と声が出る。
痛みを感じると新たな動きをしないかぎりは痛くない。
午後のラウンドも痛みを抱えながら続けた。座ったり立ったりするときに痛みがある。まあ我慢できないことはない。スコアはもうどうでも良かった。それよりも、今回のゴルフには違う楽しみがあった。
左腕に筋肉が戻ってきたのだ。その筋力がどう働くかをゴルフで感じたかった。
筋トレはただ加重が軽く感じるとか、結果として筋肉が付いたでしか評価できない。その筋肉が働くかどうかはずっとやっていたスポーツなどで評価できる。
しかし、バタバタのスタート。頭の中は受傷前の打ち方にインプット。受傷後にちゃんと打てるように工夫した右手で打つ打ち方の意識を封印。
まあ、後になって思うことだが、余計に変な力が右手にかかっていたのだろう。ちゃんと振れていない。
だからドライバーもテンプラばかり。左手に力を入れていたら余計に左手を使えずに身体が入り込んでいるのだ。それを修正する前にギックリ腰になったから打つのが精一杯になってしまった。
まあ、何の効果も得られなかったゴルフだ。ゴルフに行っただけのゴルフ。
寒かったので“歩き”を楽しむこともできていなかった。
そのギックリ腰。さあどうしたものか。YouTubeでギックリ腰などよくある急性の症状への治療法がアップされている。帰りの車でそれを見る。
何人かの治療家がアップしていたが、ギックリ腰になる理由から説明してくれている。
ギックリ腰は腰の捻挫。腰椎だけを動かしていることによる。股関節が使えていないことで起きやすい。
なるほど。確かに。前になったのはちょうど受傷した1年前。風呂掃除をしていたとき。
風呂掃除は狭い場所で手と腰だけを動かしがちだ。股関節を使わない。その後の風呂掃除でも、浴槽をブラシで洗った後は腰が痛いことがよくあった。それは、股関節を動かさずに手と腰だけを動かしているからだったのだ。
今回のゴルフそうだった。寒い中、特に左腕だけに意識をしていたから脚が使えていなかったのだろう。
脚の体臭移動もなかったのだ。多くの衝撃を腰椎が吸収していたのだろう。
どうやって治療するか。それは目からウロコだった。
股関節の動きを良くすることで緩和できるというのだ。股関節の動きを良くするには腸腰筋と大腿筋膜張筋がポイントらしい。肩甲骨の動きも関係あると解説している人もいた。
腰の横の前部の大腿筋膜張筋を押さえて前後左右に身体を動かす。
不思議だ。それだけで腰の痛みがほとんど消えた。
夜はそのままEさんと飲みに行ったのだが、ギックリ腰は完治したわけではない。
車の中は何度も大腿筋膜張筋を押して凌いだが、居酒屋の椅子とテーブルの高さの関係だろうか、ジョッキ持つだけで痛みが出る。身体のおかれた体制で骨格の動かし方が変わるからだろう。
改めてそれぞれの筋肉や身体の動かし方による影響を知った。こんなに簡単で複雑なのだ。
素人は腰が痛ければ腰に物理的な刺激を求める。でも違う。そんなことを身をもって知った。この身体になって色んな事を学んだり実感したからすぐに受容できたのだろう。
まだ痛みはある。でも痛く感じたら大腿筋膜張筋を押す。確かに押していて随分張っているなと感じる。筋膜は全て繋がっている。アナトミートレインをAセンセイから教えてもらっていたから解る。
結果的に良い経験をした。
ゴルフ後、まあ最近は歩けているから特に歩きが良くなったとは感じなかった。前に感じていた“ゴルフ後の歩き”は今では日常に変わったのだ。
火曜日のウォーキングの時に居酒屋Sで良く飲んでいたSさんに会ったこと、夜に大阪時代のお好み焼きのママから電話があったことを書こうと思っていたが、ギックリ腰での気づきで頭の中が埋まっている。
さあ、金曜日。居酒屋Qの日。今日も行くし、明日はスッポンを予約している。
スッポンは元気になるという。これも昔から。
身体にどう作用して元気になるのだろう。調べてみよう。
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