そこの店主のお母さんとよく話すようになった。火を消さずに灰皿に放り込む奴、空き缶を地面に置いていく奴、主にマナーの悪さについて話しする。
寒ければ「今日は寒いですね」とか。中に居ることが多く、ガラス戸越しに挨拶だけの時もある。最近はよく外に出ている。
昨日は、湯河原の話になった。実は昨日か今日、湯河原の客先に行く予定だったが中止になった。雪が降るかもという状態で遠出はしたくない。そんな話をしていたら、母さんは湯河原にマンションを持っているという。もう放置しているだけらしいが。
母さんの母親が湯河原の病院に入院している時に、魚屋で刺身を5000円分頼んだらすごい量を造ってくれたという話になった。「僕も魚は大好きで・・、地方は活きの魚が手軽に食べられるけど、東京はねぇ」とか話していた。他に魚料理とかの話をした。
すると母さんが「いいものあげるわ!、サンマだけど」「後であげる、いや、今取ってくる」といって、自分のビルの中の住家まで取りに行ってくれた。
真空パックに入った三陸産のサンマだった。御礼をいって頂いた。
いや、どうしよう。家で魚は焼きたくない。一度も魚コンロは使用していない。居酒屋Yに持っていくか。前日も飲んで遅かった、さすがにこの日は飲む気がしなかったが、食べた感想を母さんに言わないと失礼だ。
サンマは冷凍で4匹。小ぶりだ。2匹食って、後はYで使ってもらうか。
おっと、賞味期限が1月23日になっている。ん〜冷凍だからいいか。
会社でそのまま置いて解凍しておいた。18時に会社を出てYへ。Yには先客がいた。恐らく初めて会う人だが、Yマスターとは親しそうだ。
Yで「手間賃は払うから」と言って焼いてもらった。頭は落としてある。そのまま全部食べられた。
冷凍のままの方が焼き機で焼く時はふっくら仕上がるそうだ。桃色インコ母さんに感謝していただいた。
先客は個人タクシーの運転手だった。新型コロナウイルスにバスの運転手が感染したと言うニュース。タクシーだったら一発だねとか話して一緒に飲んだ。Yで他の客に会うのは久しぶりだ。
金曜にYの後にバーに行って財布騒動を話す。Yでは、僕が出た後30分位で若いキレイな女性が一人で来たと言う。あ〜あ、それなら調子こいてバーに行かなければ・・Happy weekendだったろう。
テレビのクイズ番組をタクシー運転手さんと、あーでもない・こーでもないと言いながら見て飲んでいた。おっと、「何でも鑑定団」の時間。いつもはその前に帰って、風呂を済ませているのだが。
結局、「鑑定団」を見てから帰った。その間に久しぶりの知り合いが2人来た。
なんだかんだ楽しく飲めた。これが元通りの生活だ。
歩きの調子も良い。昨日は雨という事もあり、帰りの電車は超満員だった。なんとか手すりを確保できて良かった。杖を持っていなかったら健常者として見られる。女性に間違って触れても言い訳はできない。鞄を下げている左手の横に女性がいたので、力の入りにくい左腕の力を振り絞って触れないようにした。
今日、靴を変えた。今までスニーカーのような履き心地の靴を履いていたが、底がツルツルになっていた。雨で滑った。変え時を超えている。
同じスニーカーのような革靴(アシックスのテクシーリュクス)も新しく買っていたが、受傷前に履いていた靴もほぼ新品だ。それを日曜に靴ラックを倒した時に発見していた。
底が硬いと歩きにくい。でも、何か脚の使っていない筋肉を使うことになるかもしれない。
それに加え、今日も杖を持つのを止めた。元通りの姿に近づけよう。
アヒルは悠然と浮いているようで、足は必死に漕いでいる。それでいい。人にふつうの人に見られて、あとは自分がその姿を維持できるよう頑張ればいいのだ。
ただ、人に迷惑だけはかけないようにしないといけない。杖も完全に使わなくなることはないだろうが。
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