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2018年11月29日

検便

検便を提出しなければいけなかったのだ。S医院で検便キットと共に「出ない時がある」ということで“参加マグネシウム”の便を出やすくする薬をもらった。
それまでは、毎日出たり3日出なかったりの繰り返し。余程の時は退院時にもらって残っている下剤を飲んだ。

酸化マグネシウムは市販薬でも売っていて、最近はCMも流れている。下剤ではないらしい。あくまでも自然に排便を促す薬だそうだ。
2週間分をもらった。毎食後飲む。でも飲み忘れる時も多い。
検便は2日連続取らなければいけない。土日や医院の休みもある。どのタイミングにするか考え、26日と27日に取って27日の夕方に持っていこうと決めていた。

入院中、1か月はベッドの上での排便だった。トイレに座らない排便は慣れないとできない。気分の問題もあるのだろう。すぐに便秘になった。気分だけでなく、肛門の括約筋が働いていなかったこともある。
酸化マグネシウムは病院で最初に処方された。これが合わなかった。お腹は膨満感のように感じるのだが出ない。色々試して、プルゼニドという薬に落ち着いた。それでも出ない時があった。
そのため、腸検査などの時に腸内のモノを全て出す液体の薬も同時に飲むことになった。

これは液体。2滴を寝る前に口に入れる。
この時、右手はかろうじて動く状態だった。でも寝る前に看護師さんに“アーン”して入れてもらっていた。甘えたかったのだ。ただそれだけ。

話を戻そう。
酸化マグネシウムはやはり僕には合わない。結局、処方してもらってもあまり飲まなかった。
ただ検便日を決めた以上、飲んだ。
月曜日は出た。だが下痢気味。まあ問題ないだろう。酸化マグネシウムは取り続けた。
火曜日、全く出ない。仕方ないので会社で挑戦するしかない。

会社でも出そうになかった。胃や腸に食物が少ないからとも考え、会社を出てそば屋の朝定食まで食べた。出ない。10時頃に仕方なくプルゼニドを飲んだ。うまくいけば夕方にはお腹が痛くなるはずだ。一応押さえとして、酸化マグネシウムも飲む。
時間は刻々と過ぎる。S医院は18時半までだ。
トイレに何回か行くが出ない。ここで気づいた。会社のトイレは水がいっぱいに張ってあるタイプ。これでは出たとしても便が水びたしで検便できない。

16時過ぎに用事があるといって会社を出る。家で頑張るしかない。
しかし、その苦労もかなわなかった。18時15分くらいが家を出るリミットだが、それまでに出なかった。
結局はその日、出ることはなかった。検便は基本、連続だろう。でも1日くらいなら問題なかったはずだ。寝る前にもう一度プルゼニドを飲む。

翌日、朝起きるとお腹が痛い。良かった、これで出る。
あれだけの下剤を飲んだのに、出た量は少なく下痢だった。まあいい、これで提出できる。
でも便潜血のための検便だ、下痢便でもいいのだろうか。

会社に行く前にチャリでS医院へ。会社へは遅れて出社と思ったが、8時46分の電車に乗ったら9時1分前に着いた。オフィスは近いのだ。
検便を取ってからでもお腹は下ったまま。会社でも何度かトイレに駆け込んだ。昼から車で外出したが、いつ出てもおかしくない状態だった。

帰り、なんとなく居酒屋Yに。Yはこちらが出なくて困っていた日に下痢で店を休んだらしい。
お互い逆だったら良かったな、と言いながら飲んだ。

無理して下剤を飲めばしばらく影響がある。今日は出ない。
明日は出るかな。というより検便の結果を心配しないといけない。
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posted by shigenon at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 頚髄損傷
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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