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2017年08月18日

リハビリについて思うこと

今日の日経ビジネス・オンラインに記事がありました。
「リハビリテーション」とは「リ」が再び「ハビリテーション」が復権とか復職という意味らしい。
脳梗塞でリハビリを経験した記者の記事だ。

リハビリというコトバ。一般的には「今まで出来ていたことが何らかの原因で出来なくなり、それを出来るように訓練する」といった意味だろうか。
しかしながら「リハビリ」という言葉は広く使われています。僕自身はリハビリというコトバは「機能回復」という医療的な感覚で思っていた。

いざ自分が受傷して、少し動けるようになると「リハビリ」で回復できると信じていた。「リハビリ」が完治させるための医療行為で、しかも受動的に行われるものだと思っていた。

リハビリはその原因となった病気やケガによって内容は違うのだろうが、スタートから中間目標・最終目標など「目標」を設定して行われる。その人に合ったリハビリが実施されるかどうかは、各医療機関の体制や担当のセラピスト次第なのだろう。

僕の場合は脳神経外科でのリハビリだった。(運ばれたのが脳神経の病院だったので)
最初のオリエンテーションで「ここは何区ですか」とか「野菜を10種類言って下さい」とか言われた。これは必要だったのか?脳疾患で入院してリハビリではない。(ここでは99%が脳疾患患者)
結局はマニュアル通りに彼・彼女たちは進めているのだと思った瞬間だった。

決してセラピストを非難しているのではない。医師とセラピストがもっと連携して、「この人の機能を良くするためにはどうリハビリを進めていくか」があったのだろうか。少なくとも「脳」に関しては何の問題もなかったのだが。

患者も色んな人がいる。「リハビリはもうしない」とリハビリ室で駄々をこねる老人。
漫然とセラピストの指示どおり動かしているだけの患者。
「ここがこうなっているから、これをこう動かせるようにこうしましょう」という説明の元で、その日・その時間の目標を共有してリハビリを実施できている病院もあるのだろう。

僕の担当者は一生懸命やってくれた。でも「この運動の意味は何」とか色々聞くので鬱陶しかったかもしれない。「先生から治ると言われているんですか」はきつかった。受傷者には悲しい言葉だ。

先日友人の見舞いに行き、「四肢は完全に回復しているので、もう言語以外のリハビリは必要ないんやけど」と言っていたのを聞いて、替わりにリハビリを受けたい・・・今こそ色んな生活をこなし、それでもうまく動かせない場所、この状態での日々の自宅リハビリなどをPTさんに聞きたいなと思ったので。

今日の記事にもあったが、「生活の中の動作こそがリハビリ」ということは間違いないのだろう。
さあ、動きの悪いところをどんどんいじめてみよう!人体実験しか回復の道はない。
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posted by shigenon at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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