地元駅の一駅手前で降りてバスで5分もかからない。帰るのはタクシーになるのでバスで節約だ。
T君とS君がいた。S君とも顔見知りになって10年にはなるか。中堅の建築会社に勤めていたが、この3月で辞めてT君の会社に入った。一級建築士でもある。
T君が福島で仕事を始めるきっかけになった人物。人柄もよく、最近一緒に飲む機会も多い。
Uでは居酒屋Kでの仲間MさんとK君も来て、それからバーへ。週末は彼らと一緒にゴルフに行く。遅くなるのを覚悟したが、22時半には店を出た。
Mさんとの付き合いは長い。
昨年亡くなったAさんに連れられて毎月喫茶店のコンペに参加した。東京に住んですぐだ。そこのメンバーがMさんや元居酒屋Kのマスター、沖縄に移住しているAさん、K君もそうだ。
ちょび髭でいかにも2代目社長という人の良さと頼りなさをもっているMさん、最近は彼女とうまくいっていなく、ほぼ別れた状態なのだが、未練たらたらでベロベロに酔っぱらうことが多い。
バーでも酔っぱらっては彼女の話になる。その割には女性が横に座っているとベラベラ喋っている。
ここ数か月でずいぶん男を下げている。
Aさんが亡くなった時に奔走してくれた。毎日飲み歩いていたAさんのプライベートの付き合いを家族は知らない。
Aさんの遺影にする写真もMさんと僕が用意した。Aさんの写真は家になかったようだ。ゴルフの時の写真は僕がたくさんデータで持っている。
Mさんはゴルフが上手だ。大体、前日に飲み過ぎて二日酔いの状態だ。ほとんど毎回といっていい。
午前・午後・トータルでスコアを握る(勝ち負け)のだが、ハンデをもらっても必ず負ける。ゴルフが終わり、着替えるとMさんは必ず胸ポケットのついたシャツを着る。
そして握ったメンバーからの回収作業。ポケットは千円札の束だ。
冬にセーターだったのだが、セーターにまでポケットが付いていたのには笑った。選んで着て来ているのだろうか。ポロシャツも最近はポケット付きは少ないが、Mさんにはポケットが付いている。
年上で最初はMさんと呼んでいたが、今ではMちゃんになった。バーのマスターまでもがMちゃんと呼んでいる。もう65歳だったっけ?
居酒屋Kが閉店し、会う回数も減った。親しい飲み仲間はお互い空気のような存在だ。横にいて、何か特別な話題があれば盛り上がるが、何もなくてもお互い気を使うこともない。
居酒屋の1人呑みで親しい仲間が出来て良いことは、一緒に来ないので好きに帰れるし、自分のペースで飲んで食べられること。一つの話題が盛り上がれば話は続くし、飽きれば飲むだけだ。時間が許せば一緒に店を出て飲みにも行く。
入院中、この愛する飲み仲間たちに随分助けられた。Mさんは確か都内のラーメンの名店の本とゴルフ雑誌を持ってきてくれた。そのころの僕のイメージはラーメン、ゴルフだったのだ。否定はできない。
でも、入院中にラーメンは食べに行けない。クーポン付きの本はまだ置いてある。
全く身体が動かない時から、早くこのどうしょうもなく楽しいお気楽な飲み仲間たちと飲んでゴルフをしたかった。それが励みになった。今も。
普通に飲める。ただ、少し不自由。でもその少しの不自由が大変だ。
健常者はちょっと遅くまで飲んでしまうと、次の日に少ししんどいのを我慢するだけで良い。神経障害者はそれだけで済まないことがある。手がジンジン痺れているとか。
大事なのは睡眠時間なのかなと思う。
今日は16時から商談→直帰。さあ、今日はどうしようか。行くとしたら昨日行けなかった居酒屋Yだが。
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