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2024年01月17日

支払う価値観

今日はこの冬一番の冷え込みだった。
起きる前に部屋を温めようとタイマーをかけていたが、作動していなく顔が冷たくて目が覚めた。会社に着くと、外の喫煙所にある火を消す瓶に入った水が凍っていた。
そんな寒さなのだが、身体が震えることなく、固まることなくふつうに歩けているのに自分でも驚く。前に書いた寒さへの慣れなのだろうか。
東京の生活では、ベッドルームからタイマーで暖めたリビングに向かう10数歩が辛かった。手も足も固まって動きづらかった。
今の実家の方が温度が低いのに不思議だ。

月曜日は美味しい魚を満喫した。カニみそ和え、あん肝も美味しい。
けっこう呑んで満足する量を食べて5500円くらい。これを高いと思うかどうかは人それぞれなのだろう。30歳頃から多くの日を居酒屋で過ごすようになった。自分の感覚の話になるが、だいたい日々の居酒屋は4000円くらいで楽しんでいた。焼肉とかハレの食事はプライスレスだが、限度として一人10000円くらいか。
洒落たレストランに行くことはなく、リーズナブルで料理が美味しくて酒も楽しめるところにしか行っていない。今の呑みに行く店リストでは、ただ呑むだけの大衆居酒屋で3000円しない。仲良くなったおばんざいのお店で4000円しないか。
家の近所の魚が美味しく酒の種類が豊富な店は6000円を超える。家まで歩いて帰れるという利点はあるが、足が遠のいている。

価値に対してお金を払うのだ。それは能動的な場合。
美味しい食べ物、心地よい体験。でもその対価に対しての費用は個人の培ってきた、個人が持ってる価値観なのだろう。もちろん持っているカネも大きく影響するが。
受動的な場合。
自分で言えば入院中の個室か。救急で運ばれた時に個室しか空いていなかったのだ。1日21600円だったか。その時の自分の価値観では払うのをためらう額だろうが、仕方がない。
毎月の支払い、治療費を別にすれば60万円以上だった。これで自分の金額に対する感覚が変わったかもしれない。毎日温泉宿に泊まれる価格。
でも、リハビリ病院に転院する時は個室を自らお願いした。個室が空くまで待っていた。それは自分の症状の深刻さを十分に痛感したからだ。せめて部屋くらいは一人で。新車1台買ってすぐに廃車になったと思えばよいと思うようにした。

能動的に支払いができることは良いことなのだ。
それができる状態で、その対価に対して期待を持っているのだ。もちろん対価をきちんと理解して。
3月に志賀島、別府に旅をする。別府ではSNSの友達と呑むだけなのでホテルは6000円しないところを取った。どうせ寝るだけなのだ。せっかくの旅、もう少し良いところに泊まればいいとも思うが、それが自分の価値観。案外セコイのだ。
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posted by shigenon at 11:29| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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