2018年01月17日
公務員の定年延長がもたらすとんでもないシナリオ
公務員は現在60歳を定年と定めています
これが65歳へ引き上げを検討している、という報道がありました。
えっ、まじ?
現場死ぬやんけ・・・と思ったのがファーストインプレッション
公務員を辞めず、再雇用の形で賃金を抑えつつ、
熟練の知識や経験を活かせるというのは、大いにメリットがあります。
がしかし、私個人は行政のためには反対です。
職員の立場で考えると、
定年後、年金が貰えるようになるまでの再就職をする手間が省け、
慣れ親しんだ省庁(出先)等で就業を続けられるというのは、
思ったよりメリットがあります。
というのは、定年後の再就職というのは非常に難しいケースが多いです。
難しいのは、再就職することではなく、
「割のいい仕事」に就職することがです。
定年後の再雇用について書くと長くなるので割愛しますが、
そんなこんなで、雇い続けてくれるのは有難いことです。
特に役職についていない人は。(部長や局長までなれば、貯蓄で悠々自適もできる)
職員自身の立場では、メリットがあります。
これから働く私自身も、嬉しいです。
ただ、現場として、または行政としては果たしてメリットはあるのか?
甚だ疑問です。
これは某県の職員数の年齢別構成です。
50代が多いことが見て取れます。
現在、私の知る限りどこの自治体においても、
50代の構成比は大きくなっています。
要は「年食ったおじさん多く、平均年収を引き上げている」んですね。
当然、年功序列のモデルケースのような公務員は、
年食ってからが美味しいんで、途中転職する人が少ない。
この年齢層が、さらに延長雇用されると、
必ず現場の戦力に影響を及ぼします。
具体的に言うと、実働部隊の若手〜中堅職員の負荷が増える!
なぜなら、職員数というのは各自治体ごとに定員は決まっているので、
再雇用者が増えるということは、
新卒採用を減らし、若手の割合が減るということに繋がります。
もちろん、再雇用者は大ベテランなので、
経験や人脈等で戦力になるとは思いますが、
60歳超えて、現役時代の3分の1程度の賃金で、
同じパフォーマンスを出そうとする人はそうそういないのではないか。
必ず、膨大な事務作業や雑務等は若手に降りかかると予想できます。
人数は変わっていないのに、担当する業務量は増え、
新たな人は入らず。
また、本当に再雇用者が退職する際にドカっと新卒を採用するも、
育成に時間がかかり、教育という業務まで上乗せされる。
うまく構成比が一循環するまで10年くらいは、現在の20代30代が苦しむ期間となるのではないか。
いつから導入するか分からないけど、
もし数年後からとするなら、現在の50歳前半は羨ましい。
逆に、これからの若手はきつい時代になるなぁ
ってことで私は反対です。
いやもう本当、再雇用になるとぐっと楽になっちゃって、
バリバリ意識高く仕事してた課長や部長なんかも、好々爺みたいに
「ええんちゃ〜う」って感じになるんだよね
「これだけしか金貰ってないからしゃーないやろ」って心境が見え隠れする。
ま、それは仕方ないけどね。貰ってる分だけでいいんだけどさ
口だけ出して邪魔する老害人にだけならなければ
若手増やせない原因になるのが怖いんだよ
年齢構成、平準化しとかないとさ〜
これが65歳へ引き上げを検討している、という報道がありました。
えっ、まじ?
現場死ぬやんけ・・・と思ったのがファーストインプレッション
公務員を辞めず、再雇用の形で賃金を抑えつつ、
熟練の知識や経験を活かせるというのは、大いにメリットがあります。
がしかし、私個人は行政のためには反対です。
職員の立場で考えると、
定年後、年金が貰えるようになるまでの再就職をする手間が省け、
慣れ親しんだ省庁(出先)等で就業を続けられるというのは、
思ったよりメリットがあります。
というのは、定年後の再就職というのは非常に難しいケースが多いです。
難しいのは、再就職することではなく、
「割のいい仕事」に就職することがです。
定年後の再雇用について書くと長くなるので割愛しますが、
そんなこんなで、雇い続けてくれるのは有難いことです。
特に役職についていない人は。(部長や局長までなれば、貯蓄で悠々自適もできる)
職員自身の立場では、メリットがあります。
これから働く私自身も、嬉しいです。
ただ、現場として、または行政としては果たしてメリットはあるのか?
甚だ疑問です。
これは某県の職員数の年齢別構成です。
50代が多いことが見て取れます。
現在、私の知る限りどこの自治体においても、
50代の構成比は大きくなっています。
要は「年食ったおじさん多く、平均年収を引き上げている」んですね。
当然、年功序列のモデルケースのような公務員は、
年食ってからが美味しいんで、途中転職する人が少ない。
この年齢層が、さらに延長雇用されると、
必ず現場の戦力に影響を及ぼします。
具体的に言うと、実働部隊の若手〜中堅職員の負荷が増える!
なぜなら、職員数というのは各自治体ごとに定員は決まっているので、
再雇用者が増えるということは、
新卒採用を減らし、若手の割合が減るということに繋がります。
もちろん、再雇用者は大ベテランなので、
経験や人脈等で戦力になるとは思いますが、
60歳超えて、現役時代の3分の1程度の賃金で、
同じパフォーマンスを出そうとする人はそうそういないのではないか。
必ず、膨大な事務作業や雑務等は若手に降りかかると予想できます。
人数は変わっていないのに、担当する業務量は増え、
新たな人は入らず。
また、本当に再雇用者が退職する際にドカっと新卒を採用するも、
育成に時間がかかり、教育という業務まで上乗せされる。
うまく構成比が一循環するまで10年くらいは、現在の20代30代が苦しむ期間となるのではないか。
いつから導入するか分からないけど、
もし数年後からとするなら、現在の50歳前半は羨ましい。
逆に、これからの若手はきつい時代になるなぁ
ってことで私は反対です。
いやもう本当、再雇用になるとぐっと楽になっちゃって、
バリバリ意識高く仕事してた課長や部長なんかも、好々爺みたいに
「ええんちゃ〜う」って感じになるんだよね
「これだけしか金貰ってないからしゃーないやろ」って心境が見え隠れする。
ま、それは仕方ないけどね。貰ってる分だけでいいんだけどさ
口だけ出して邪魔する
若手増やせない原因になるのが怖いんだよ
年齢構成、平準化しとかないとさ〜
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