ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

　本日午前5時の速報です。

　証券等監視委員会より、みんなのクレジットに対して行政処分の勧告が行われました。

みんなのクレジットはこの１年で集めた４０億円を超える資金の多くを融資先と説明していた業種ではなく、自社のグループ企業に貸し出していたということです。証券取引等監視委員会はこうした行為が金融商品取引法に違反するとして、近く行政処分を行うよう金融庁に勧告する方針です。

　引用元：NHK NEWS WEB


　今のところ、上記NHK NEWS WEBが唯一のニュースソースです。
　証券取引等監視委員会のWebサイトも覗いてみましたが、プレスリリースは入っていませんでした。

　融資先の虚偽、自社グループ内の貸付とのことです。
　自社グループということは、貸付先はブルーウォールジャパンでしょう。
　不動産業者向け融資や宝飾品の売買代金として集められた資金が、こちらに貸付されていたとのことです。

　しかし、ブルーウォールジャパンの会社概要には不動産＆時計・宝飾品商とありますので、
　プレスリリース内にある「融資先と説明していた業種ではなく」のくだりが気になります。
　一応、業種は合っている気がするのですが・・・。

　自社グループ内へのSLによる融資なら、既にGIレンディングがやっていますので（参考記事�@、記事�A）
　それが咎められたというわけでもないと思います。
　すると、自社グループと公表していないこと、もしくは内部監視が存在しないことが問題なのでしょうか。


　今のところ、これ以上の情報はないようです。
　個人的には、その後のニュースの一文に興味を持ちました。

ソーシャルレンディングの仲介会社は、貸金業法の規制で具体的な融資先の企業名を明らかにできないため、業種や地域などを示して資金を集めていますが、金融の専門家などからは、こうしたことが投資家のリスクにつながっているのではないかと指摘する声も上がっています。

　今回の問題は、SLの匿名性が徒になった形ですので、これが一つの転機となってくれればいいのですが。
　もっとも、匿名化自体も金融庁の指導ですので、そう簡単には変わらないかもしれません。


　みんなのクレジットがこのリリースを受けてどんな反応を示すか、その対応で器が測れそうです。
　続報が入りましたら、また記事にします。
　

　ランキングに参加しています。
　リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。