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2019年10月18日

ZUUがクラウドファンディングに本格参入? COOLを子会社化というニュース。



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ニュースが入りました

 今回は速報となります。

 アジアビジネスの投資案件に特化したソーシャルレンディング「COOL(クール)」。
 第1回案件を募集、早期償還したその後はあまりニュースがなかったのですが、ここに来て大きなニュース
 が出てきました。

 ZUU Onlineなどを運営する株式会社ZUUが、COOLの経営母体であるCOOL SERVICES社を買収することを
 決定したそうです。

資産運用に関する総合プラットフォームを運営する株式会社ZUU(代表取締役 冨田和成、以下「当社」)は、アジアビジネスに特化したソーシャルレンディングCOOL(https://c8l.jp/)を運営する株式会社 COOL SERVICESの株式を取得し、株式会社COOL SERVICES及びその子会社である株式会社COOLを子会社化することについて10月17日に契約締結いたしましたので、お知らせいたします。 

  ・COOL SERVICES社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ (PR TIMES)


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 ZUU社と言えば、クラウドポートがFundsのサービスを開始するにあたって、クラウドファンディング比較
 サイトを事業譲渡しています。

  ・(参考) クラウドポートは、ZUU fundingに生まれ変わりました

 その時からZUU社にはクラウドファンディングへ参入するという情報は流れていましたが、今回COOLを
 子会社化したことにより、その動きが本格的になったものと思われます。


 ZUU社はマザーズ上場会社。
 その信頼性と、ZUU社の強みである「金融への興味関心の高いユー ザーの囲い込み」、そしてクラウドファ
 ンディングが重なれば、面白そうな事業者となりそうです。
 このニュース、今後も注目していきます。

 ZUU社の子会社となったことで、COOLの再始動は間近と思われます。
 まだ会員登録をされていない方は、この機会に検討してみるのもいいかもしれません。
 その際には下記の記事で登録方法を紹介していますので、参考にして下さい。


  ・【登録方法紹介】COOL(クール)への会員登録方法を紹介します


 COOLへの会員登録は、こちらからどうぞ(広告リンク)
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posted by SALLOW at 12:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 投資の話題

ノーベル賞に関する雑学と、国際分散投資の関係



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ノーベル賞の税制

 今年のノーベル賞が発表されており、日本人ではリチウム電池の基礎を作った方が受賞されました。
 今回はそのノーベル賞に関する話題です。とは言っても当ブログはサイエンスを扱うものではありませんの
 で、あくまでもお金と投資の側面の話題になります。

 まず、ノーベル賞の賞金から。
 賞金は900万スウェーデン・クローナと定められており、1クローナはおおむね11〜12円。
 つまり、ノーベル賞の賞金は1億円となります。
 今回吉野氏が受賞したノーベル化学賞のように複数人が受賞となった場合、賞金はその複数人に対して与え
 られることになります(一人900万クローナではないということです)。


 で、ちょっと気になったのがノーベル賞の税制。
 これに課税するのはどうだろうと思うのですが、少し前までこの国ではオリンピックのメダル賞金や報奨金
 に課税していた
ので、無いとは言い切れません。

 結論としては、ノーベル賞の賞金は非課税でした。
 下に引用する所得税法のうち、十三号の「ホ」によるものです。こんな名誉賞にまで課税するのは国の品格
 の問題にもなりかねないので、適切な措置だと思います。

所得税法9条1項13号ホ
第九条 次に掲げる所得については、所得税を課さない。
十三 次に掲げる年金又は金品
イ 文化功労者年金法(昭和二十六年法律第百二十五号)第三条第一項(年金)の規定による年金
ロ 日本学士院から恩賜賞又は日本学士院賞として交付される金品
ハ 日本芸術院から恩賜賞又は日本芸術院賞として交付される金品
ニ 学術若しくは芸術に関する顕著な貢献を表彰するものとして又は顕著な価値がある学術に関する研究を奨励するものとして国、地方公共団体又は財務大臣の指定する団体若しくは基金から交付される金品(給与その他対価の性質を有するものを除く。)で財務大臣の指定するもの
ホ ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品
ヘ 外国、国際機関、国際団体又は財務大臣の指定する外国の団体若しくは基金から交付される金品でイからホまでに掲げる年金又は金品に類するもの(給与その他対価の性質を有するものを除く。)のうち財務大臣の指定するもの


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ノーベル賞の原資

 先ほどノーベル賞の賞金は900万クローナと書きましたが、この金額は固定ではありません。
 昔は1,000万クローナだったこともあり、最近では800万クローナに減額されたこともあります。
 
 ノーベル賞の原資はご存じの通り、アルフレッド・ノーベルがダイナマイトの発明で成した巨額の富。
 その大部分を用いてノーベル財団が作られ、ノーベル氏の資産を管理運用し、ノーベル賞にかかる賞金や運
 営費は、財団の資産運用益でまかなわれています。

 財団は公平性を保つために公的機関からの寄付を受け付けておらず、民間についても寄付はかなり限定され
 ている
とのことです。
 ということは、ノーベル賞の賞金などの原資は財団の資産管理の腕次第ということで、ここ最近で世界経済
 が悪化した時は賞金が減額されたということなのでしょう。


 ちなみに、ノーベル財団がどんな運用をしているのか気になったので、少し調べてみました。
 ノーベル財団の資産報告書(2017年)は、下記のサイトから閲覧可能です。

  ・Annual Report 2017 (英語)

 内容を斜め読み程度してみました。
 ノーベル財団の運用資産は、2017年末時点で44.4億スウェーデン・クローナ。
 日本円で言うと450億円で、多いと見るか少ないと見るかは人次第でしょう。ちなみに2017年の1年間で資産
 は2.6億クローナほど増加しています。

財団の資産運用は、やはり「国際分散投資」

 そして気になるその資産ポートフォリオですが、下記のようになっていました。

  20191014NOB1.jpg

 株式50%(うちスウェーデン国内株式10%)、債券投資18%(うちスウェーデン及びノルウェー債券14%)
 不動産7%とヘッジファンド25%、というのが2017年の投資状況。
 その基本は国際分散投資であることはまちがいありません。

 少し前なら国際分散投資をすることは、知識とそれなりの原資がなければできないことでした。
 現代ではETFなどと比して少し手数料は高いですが、ロボットアドバイザー投資を行うことで国際分散投資
 を行うことができます。そう考えれば、投資にとってはいい時代になったと言えそうです。


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2019年10月17日

SBIソーシャルレンディングから「カンボジア・モビリティローンファンド2号」が登場。



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SBI SLからの新規ファンド

 SBIソーシャルレンディング(SBI SL)から新しいファンドが登場しました。
 以前に募集していたファンドの第2弾です。


 ・SBISLカンボジア・モビリティローンファンド2号

  募集開始:10/18 10:00〜
  予定利率:3.8%
  期間:36ヶ月
  貸付総額:1億円
  担保:借手のカンボジア子会社に対する貸付債権に質権を設定
     担保額は貸付額と同じ

  20191017SBI1.jpg


 マザーズ上場企業のカンボジア子会社への貸付です。
 今回調達した資金で、貸付先のカンボジア子会社が中古車両を購入、これに端末を取り付けて販売事業を
 行うことになります。
 おそらく割賦販売で、支払いが滞った場合はエンジンを止めることで支払いを促すことにつながります。

 カンボジアは「滞在した」とまでは言いませんが、仕事の関係で少しだけ行ったことがあります。
 もうずいぶん前ですが、その頃は車は主流ではなく、バイクやトゥクトゥクと言われる3輪の乗り物が多く
 走っていた覚えがあります。
 今は自動車の需要が多くあるということは、それだけ経済が発展したということでしょう。

 以下、公開されている情報を元に案件を紹介します。
 *貸付先会社の詳細など限定情報は、会員登録すれば見ることができます。
  まだ会員登録をしていない方は、ぜひ下記のリンクをご利用下さい。



 SBIソーシャルレンディング(広告リンク)
 SBIソーシャルレンディング

ファンド詳細

 以前に募集されたカンボジア・モビリティローンファンドの2号募集となります。
 追加資金が必要になるということは、それだけ現地ビジネスは順調なのでしょうか。
 (少なくとも順調でなければ、SBI SLが追加ファンドの組成はしないと思いますが)

  20191017SBI2.jpg

 担保については説明が必要だと思います。
 案件の説明は以下の通り。

【質権設定】
借手が借手のカンボジア子会社に対して有する「貸付債権」に質権を設定します。

@借手は、借手のカンボジア子会社に貸付けを行います。
A弊社は@の貸付債権に対し、質権を設定します。

 この担保(質権)の意味は次の二つです。

  ・お金の貸し借り関係や資金用途を明らかにするもの
  ・万が一の場合はSBI SLがカンボジア子会社から直接資金回収するため



 カンボジアのビジネスが順調であれば問題はありません。
 順調でなくとも、カンボジアビジネスが会社にとって有用なものである以上は、親会社からのてこ入れが
 入ることが期待されます。
 そして万が一の場合は、SBI SLが直接回収に入ります(この場合は元本は損害を受けるでしょうが)。

 つまるところ、カンボジアビジネスが貸付先の会社にとって価値あるものである限り、元本は安全ではない
 かと考えています。

 私の場合、1号ファンドに100万円を投資していますので、このファンドはどうするか迷い中です。
 1億円ならおそらく瞬間蒸発するでしょうし、運が良ければ投資をしてみる、くらいの心持ちで募集に参加
 してみようと考えています。
 

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分散投資には海外も含めるのが重要です。


(2018/12/19)
ソシャレン投資本を書きました。
かんき出版様より発売中。
是非、お手に取って下さい!


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