2019年06月13日
中小企業診断士の特性を活かして!(上)
士業で独立するのはなかなか大変だと思うが、中にはうまくやっているプロコンもおられるので一概には言えない。うまくやっている人はマーケティングが巧みなことと色々な場所に積極的に出ていき自分をアピールできる人が多いようである。
国家資格を持っているからと踏ん反り返って顧客がくるものではないのは当然だ。成功者のここまでやるかという位の短期間に人脈を形成するテクニックと積極性には脱帽する。
でも考えてみれば「中小企業診断士」はマーケティングのプロでもあるし、試験内容もマーケティングに力点を置いている。要は頭ではわかっていてもそれをやるかやらないかが、栄枯盛衰の分岐点となるということである。頭に理論をため込んで活かさないという頭でっかちになってはいけないということだろう。
「理論より実践である」
「中小企業診断士」という国家資格は知る人ぞ知るという資格である。難易度は高いがそれ相当の人にしか知られていない認知度の低いマイナーな資格の一面もある。「足裏の米粒」と揶揄されるくらいに、苦労してとっても食えない資格と言われることもある。
中小企業診断士の協会への入会率は50%程度と聞く。協会側は組織率が低いから「中小企業診断士」の地位向上への施策を考えていても、上(経産省)に話を持っていけないと聞いた事がある。独立しても入らない人やそもそも企業内診断士が半数を占めているのが組織率低下の原因だろう。
もちろん入会しなくても「中小企業診断士」と名乗れて活動もできるし、協会に入ったから仕事がもらえるものでもないから入らない人が増えても不思議ではない。中小企業診断士の入会金や毎月の会費はそれほど高くないのに、入会しない人が多い現状を改善しなければいけない。
行政書士などは入会金もけっこうするし、事務所調査もあるので初期コストの負担が大きい。それでも入会しないと「行政書士」と名乗れないから入会せざるを得ない。税理士や他士業も同様で強制入会であると聞く。「行政書士」は認知度が高いので、初対面の人との挨拶の場で助かることも多いのでそれだけでも価値を感じることはある。費用対効果的にも悪くないと思う。
協会との緩やかな関係が特徴の「中小企業診断士」、独占業務もないし経営の範囲内で自由な活動ができるのが、強みでもあるが、最近、他の士業の独占業務を知らずして侵す診断士がいると問題になっているようであるが、その点の管理は凶器が徹底する必要があるだろう。
中小企業診断士を知っている人、また資格取得で頑張っている人はそれ相当の水準の人である。ビジネスマンが取りたい資格のbPにもなったり、常に上位にランクインされるビジネスマンにとっては最も有用な資格が「中小企業診断士」である。
ましてやこれから先、AIに代替される資格が多い中で、クリエイティブな資格の代名詞である「中小企業診断士」は唯一、その恐れのない資格であると注目されている。これからの活躍が期待される「中小企業診断士」は、皆が結束力を強化して、他士業に負けないように存在感を発揮しなければならない。
「個」の力は知れている、個を「集団」にして挑まなければ・・・・・続く
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