2019年02月06日
社長の仕事は大変だ。
創業時は皆を経営に参画させ民主的経営を実践してきた。
成長に伴い皆が「自分の会社」との認識で一生懸命働き
わが子の成長のように必死であった。成長利益の果実の
分配期待もあり一致団結して会社のさらなる成長に努力する
日々だ。だが成長が鈍化しだし踊り場で停滞する中で過度な
意見をする者も出てきて意に沿わない人が続出してきた。
それらを邪魔だと外し従順な連中ばかりで自分の周りを固めた
結果、イエスマンばかりの指示待ち人間の集合体となって
しまった。そして独善経営をした結果、その連中も離反し
孤独な社長になり事業継続が不能状態に陥ってしまった。
「企業は人なり」を念頭に経営しなくてはいけないことを
実感した社長であった。
また社長の役割は会社を持続させる仕組みをつくり、
後継社長を育成する事である。新社長を支える社員にも
やりがいと組織への忠誠度を高め、公正な評価と適切な
処遇をしながらの協同体系を確立する事は肝要だ。
自律分散的に個々の社員が、最適化された働き方が可能な
体制を構築すれば、社長はビジョンを語るだけでいい。
そして会社の運営は皆に任せて社長は幅広い視野で、
経済社会の変化を見通し、自社の経営戦略を新社長と
協議してしていかなければならない。
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