2017年09月22日
「クラウドソーシングはクズばかり」というのは事実なのだろうか
前回まで、ニートの社会復帰のために、会社設立とクラウドソーシングを勧めてみた
勘違いされても困るのだが、会社作りさえすれば収入ができるといいたいのではない。引きこもりながら一日2,3時間働いて、まずは月5万円くらいの収入ができる程度だろう
職安に行って、しっかり仕事を見つけられるならそっちのほうがいいよ。でも、諸々の事情でそれができないからニートなわけだし、中年ニートの問題って、本人と家族の誇りの問題が大きいから、形だけでも社長になって、事業収入を得ればかなり解決になる人がいると思ってるわけね
ところで、クラウドソーシングは、「クズが発注してバカが受ける仕組み」といわれることがある。
ずいぶんな言い方ではあるが、結論から言うと、かなり本当の話のようにも思う。
発注者がクラウドソーシングを使うのは「人を雇いたくない」から。例外はない
「安く仕事をしてくれる」「使いたいときだけ使える」「継続的な仕事を振る必要がなく、ことさら首にしなくても、連絡しないだけであっさり関係が切れる」のがメリットだ。
受けるほうも受けるほうで、仕事はバックレるし、音信不通になるし、という人が多い。まあ、異常に安く買いたたかれているのだから、そうなるだろう、って話でもある。
ライティングとかも1000文字300円とかの恐ろしい値段。発注者側が望むのは、こんな激安でもコピペもせずにまじめに文章を書いてくれる人。
ときどき、教育レベルの高い主婦に多いのだけど、「文章を書くのが本当に好き」とかなんとかで、激安でもしっかりした文章を書いてくる人がいる。
そして、理不尽な修正依頼(数百円の原稿で修正依頼って)にも対応してくれる
発注者はなんどもなんども人を切り捨てながら(切り捨てるといっても単に連絡しなくなるだけだけど)、そういう天使のような人を探している。
そのような優れた人材を見つけても、相手が主張するまでは料金を上げはしない。雇用してないから最低賃金なんてないし、労働組合みたいなもんもない。
貧乏な人の善意にたかる資本家、というおぞましい光景が現出するわけだ。
クラウドソーシングは、仕組みそれ自体は便利で、なんの罪もない。
仕組みとしては単純でもあり、出会い系サイトと全く同じといってよい。「仕事のマッチングですよ」と謳っているから仕事に使われるだけのことだ。
で、現実問題として、出会い系サイトで結婚相手を探す人はあまりいない。だいたいメンヘラ女とダーティなセ×クスをするために使われている。
安上がり、とか、連絡しなければ自然に切れる(別れを告げるストレスがない)、とか、出会い系ユーザー男性と、クラウドソーシングの発注者が願うことと、全く同じなのが興味深い。
まあ、クズですわな
ただ、出会い系サイトで理想の異性を見つけ、めでたく結婚ということもないことはない。そして、クラウドソーシングでも素晴らしい関係性になることはある。
クラウドソーシングを主戦場に、フリーランスとして飛躍することも実際にある。
仕組みは透明なものなのだから、その可能性はあるし、これからそういう関係性が増えていくのかもしれない。どのような条件がそろえば、クラウドがそのような場になるのか、俺はバカだからわからない
いまのところは、クラウドソーシングで食っていこうとしている人には「やめといたほうが・・」と言うかな。
人脈なしで個人事業を始める際、クラウドソーシングは登録したほうがいいのだけど、いかに使わなくなれるかが重要。もっといえば、早く発注者側に回ったほうがいい
しかし、ニートの社会復帰にはすごく使える仕組みであることは、これとは分けて考えたい。
ちなみに、クラウドソーシングで「まし」な仕事を見つける方法もあるにはある。ぼくは日本語がアレなので、話がまとまらないのだが、いつか文章に書けそうなときに話してみたい
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