2017年08月09日
「将来生き残る仕事って?」採用担当者に聞いてみたA
前回は「なぜ就活には学歴フィルターがあるの?」という素朴な疑問を
わが社の採用担当、テイオー様に直接聞いちゃいました。
(詳しくはこちらをどうぞ→「なぜ就活には学歴フィルターがあるの?」採用担当者に聞いてみた@)
今回はその続きをお送りします!
−−仕事する上で、苦しいときに頑張れる人が求められるってお話でしたね
そうね。
それが出来る人かどうかを学歴で手っ取り早く判断してるってわけ。
でもまあ、今の子どもたちが大人になるころの世界は
今よりもっと技術も進んで想像もつかないほどの、
それこそSFみたいな世界になってる可能性だって大いにあるから一概には言えないけど。
−−ここ十年でもすごい変化ですもんね
そうそう。
僕らが学生やってた頃はYoutuberとか
ネットで動画出して、それが仕事になるなんて思いもしなかったからね。
今の子たちは好きなことを仕事にしたほうが幸せになれると思うよ。
−−好きなことを仕事に、ですか
僕らのころは、偏差値の高い大学へいけば大企業に入れて将来安泰ってのが
テンプレートのように決まったコースとしてあったけど、
今の世代の子たちは偏差値の高い大学へ行ったからといって大企業への就職が約束されてるわけじゃあない。
その大企業が倒産しない保障もない。
そもそも大企業で働くことが幸せと感じない人も多いだろう。
それなら、自分の好きなことを極めて仕事として利益を生み出していくほうが
よっぽど充実感を感じられるよね。
−−確かに、Youtuberなんて職業昔はなかったですもんね。今ならでは、っていうか
将来なりたい仕事がわからないって子どもは、
もしかしたら「今はまだない仕事」をすることになるかもしれない。
人工知能絡みの仕事もまさにそうだよね。
昔はなかった仕事のひとつ。
すごい世の中だよねえ。
−−何十年後かには、今の仕事の多くが人工知能で代用できるとか言いますもんね。
ああ、この発表で見たよ。
国内601種類の職業*2について、それぞれ人工知能やロボット等で代替される確率を試算しました。この結果、10〜20年後に、日本の労働人口の約49%が就いている職業において、それらに代替することが可能との推計結果が得られています。
出典:野村総合研究所 2015年12月2日
日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に
この記事でも挙げられてるけど、
想像力、協調性をはじめとしたコミュニケーション能力を必要とする仕事や
機械やシステムを管理する仕事はたぶんなくならない。
あとは、常人にはできない技術があるとか・・・
そういう人は替えの利かない唯一無二の人になって生き残っていけるだろうね。
−−なかなか厳しくないっすか?凡人にはしんどい世界になりそう・・・
そうかもしれないね。
自分に才能や超一級の技術力がない自覚があるなら、コミュニケーション能力をあげるのが必須だと
僕は思うなあ。
コミュ力があれば活躍できる場は多いし、好きなことするにも
必ず役に立つからね。
−−どのみちコミュ障にはきついっすね・・・
コミュ力があって損することはないからね。
それでもほんまに無理っていうなら、特別な技術を磨くしかないね。
スポーツでも料理でも芸術でもおもしろネタでもなんでもいいけど。
特別な人になるか、どこでも役に立つ人になるか
これからの世界はそういう方向性で将来なりたい職業とか
ライフスタイルとかを決めていくんだろうなと思う。
人生における決断に勇気とより大きな決意がいるようになるね。
ただ、個人の仕事で得られる充実感もその分大きくなるやろねえ。
−−幸せの形が、本当に人それぞれになるって感じですね
ねー。
でも、それってちょっとうらやましいんだ。
自分のほんとの幸せをつかむチャンスがどこにでもあるってことだから。
テイオー様は、取っておいたぼくのカフェオレを飲みながらアンニュイにほほ笑む
世界はかわってしまうけど、今の子たちにはそれぞれ自分の幸せを掴める人になってほしい。
チャンスに巡り合ったとき、そのチャンスを掴む力がちゃんとついているように
微々たるものかもしれないけど、子どもたちの力が伸びていくように
水を遣り続けよう。
種を蒔き続けよう。
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