2018年02月21日
覇穹封神演義 6話感想 大胆なカットで仙界大戦への期待が高まる
6話 老賢人に幕は降り
6話配信(Abemaビデオ)
あらすじ
衰弱した姫昌は太公望と次男・姫発に後事を託し生涯の幕を降ろす。西岐は周と名を改めて国となり、殷を打倒する姿勢を明確にする。
太公望は人間同士の決戦を前に、仙道の争いを避けるために金鰲島へと和解に向かう。
しかし、金鰲島の兵権を得た聞仲は十天君を率いて崑崙山へと侵攻する。
感想
なんと6話目にして仙界大戦編突入!
手元に原作がないので正確には分からないが、5巻分くらいぶっ飛ばした気がする…これは…
雷震子!
魔家四将!
趙公明!
終わったよ……(空に浮かぶ横顔)
ずっとやってきた先取りアバンがついに無くなったのも、時系列が仙界大戦まで来たからか。これからは比較的じっくり描写できる事になる。原作のどこで終わりにするかが問題だが、ラストの◯◯編はやらないと仮定して、原作残り約8巻分を18話で映像化(2.25話で1巻消化)ということに。
ちなみに「ジョジョの奇妙な冒険」のアニメの印象だと、3部は3話で1巻消化で追加描写を入れるゆとりがあり、4部は2話強で1巻消化でギリギリ収まった印象だったので、覇穹はこれから1巻につき2.25話使えるならわりと希望が持てそうな数字である。
若かりし頃の姫昌。そんな!声まで変わってる…!姫発役の小野大輔さんですかね。ちゃんと賢人エピソードを添えて老賢人に〜のタイトルに合わせてきた。
人間を極力巻き込まない方針の太公望に対し、巻き込まないどころか扇動して利用する妲己。両者のイデオロギー的に重要な部分なので姫発と妲己の演説でしっかり対比させたのは評価したい。その点に関しては聞仲が太公望を支持しているのもいい。
魔家四将編をやっていないので、初見の人には崑崙VS金鰲の対立構図がいまいちピンとこないのではないだろうか。妖怪仙人の説明もなかったし。まあ四聖編でも民に犠牲が出ているのでフラグとしては問題ないというところだろうか……。
「あんた、そりゃ不躾だなあ。俺たち十天君はあんたより位が上の仙人なんだぜ?」
原作では姚天君のセリフだが、彼と聞仲のいざこざをカットしたので王天君が発している。聞仲と十天君が不仲である描写は演出として必要なので、このブログでもこれまで散々言ってきた「カットした部分の縫合」が今回はちゃんとなされている点を評価したい。
王天君のCVは岡本信彦さん。個人的にはとある〜シリーズの一方通行がおなじみなので狂気的なチンピラの演技がぴったりという印象。
◯◯編はやらないと仮定したものの、◯◯編を示唆するカットは今回随所にあり、そもそも妲己の目的の根幹がここにある。この辺りを回収して上手いこと物語を〆るのはなかなか大変そうである。それはともかく思わせぶりなことをチラチラ言うだけの申公豹にイラつかない黒点虎は実に人間ができていると思う。
兄は出ないが妹たちは出るらしい。金鰲側のキャラクターだから趙公明編をやらずに味方にするのは難度の高い改変を求められると思うのだが、これも果たしてどうなるか。
Tweet
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=2TY09O+6GSIB6+50+2HKG8X)
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7343949
この記事へのトラックバック