2018年02月03日
覇穹封神演義 4話感想 初封神はハンバーグ / 原作ファンに人気の部分は知っているようだが…
4話 武成王造反
4話配信(Abemaビデオ)
あらすじ
殷の周囲を治める諸侯、南伯候と東伯候が妲己に誅殺され、西伯侯・姫昌は幽閉される。息子の姫伯邑考が救出にくるも殺され、姫昌は息子の肉を食べさせられて開放される。
西岐に逃れた太公望は姫昌に見出され軍師となり、同じく西岐へ脱出中の黄飛虎の救援に向かう。
飛虎の元には妲己の刺客が現れるも、仙人界から派遣された息子・黄天化が窮地を救う。
連続して次は聞仲の刺客、四聖が襲撃してくるも、太公望や哪吒たちが合流し、戦闘となる。
感想
冒頭はお得意の名場面先取りシーン。
1話、3話(楊ゼン回)はそれなりの効果を認められるけど2話と今回は正直よくないと思う。というのも、天化というキャラを初見の状態で後半の展開を描いているから。
3話も楊ゼンが初見だが、冒頭の内容がキャラクター説明に寄与している点で有用、今回に関しても「親父と聞太師の背中を〜」の部分はそれに該当するが、それ以降の太公望に止められるシーンが不用と思う。モノローグでないことにより現実に起こっている展開に思えてしまい、1話見逃したかな?という連続性への混乱を与えてしまう。(1話に関して言えば連続性も何もなく、よくある手法なので特に混乱はないと思われる)
それぞれ1〜4話で効果が違っているので、名場面先取りという手法の表面だけを知っていて、その効果と使い方を理解していないのでは?という印象になってしまう。
初見の人はいきなり料理番組モドキが始まって面食らうと思うが、すいません、ここ原作通りなんです…
初封神!初封神です!!初封神はハンバーーーーーグ!!
初封神なのに説明もなにもない。原作だと初封神は陳桐でちゃんと解説があるのだが、そこをカットした弊害か。こういうところもカットしただけで縫合してない部分でマイナス。
ハンバーグエピソードが原作ファンの間で人気(人気…?)なのをちゃんと汲み取ったのはいいと思うんだけど、本筋があやしいのにこういう部分に尺を取ってもなあ…という気持ちもある。
飛虎の戦闘はカット。まあ王貴人戦がカットされるくらいだからパンダ戦もないわな…飛虎好きなだけに残念。「天然道士」もやっぱり説明がない。それならいっそ言及しないほうが良かったのでは?
末子・天祥に言及するシーンがあったので、今後に出番がありそう。
武吉登場。CVは内田雄馬氏。アイマスSideMの桜庭先生ですね。
OPに居なかったからカットされるかと思ったけどちゃんといた。この調子なら雷震子もワンチャンある…?趙公明が出るかどうかが気になる。
しかしエピソード自体はカットされているのでいる意味があるのだろうか…
そのせいで太公望が大したことしてないのに軍師になってたり、伯邑考の猿の粗相をカットしたせいで妲己がさらに横暴に見えたりと、ここカットしたらキャラクタの印象変わるでしょお!?という部分は今回もあるが、それの最大案件が1話の「妲己に無策で突撃する太公望」なのであまり特筆する気持ちにならない。
「私を裏切った報い…受けるがいい!」
謹厳実直・質実剛健な生き様の裏で、ちょいちょい女々しいというか、ウェットなセリフを吐く聞仲。めっちゃダメージ受けてる。彼の人間的メンタルが見えるシーンなので好きです。黒麒麟には内面を見せているのがわかるのもいい。
EDカット。テーマイラストは毎回美しくて見ごたえがあります。
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