2018年02月06日
だがしかし2 4話感想 視聴者をも振り回す、枝垂ほたるというキャラクター
4話 ホームランバーと花火大会と…
第4話 ホームランバーと花火大会と…(gyao)
あらすじ
ココノツは遠藤兄妹と花火大会に行く約束をするが、ほたるを誘う際の口の弾みで二人で行くことになる。話しているとバスに乗り遅れてしまい、ほたるを乗せて自転車で行くことに。
会場には間に合わなかったが、見晴らしのいいバス停で、二人きりで花火を観賞する。
ほたるは出会ってからの夏の思い出をココノツに感謝し、ホームランバーのアタリを託して別れる。
夏が終わり、冬が来る。その間、ココノツのもとにほたるが現れることはなかった。
感想
ほたるさん一旦退場回。ストーリー性の強いエピソードです。
OP、EDなし。重要なエピソードなので尺を十分取りたかったんだろうけど、特別感の演出としてもいい感じ。
コトヤマ先生はじわりと感じ入る演出が巧みで、絵柄もシックなアナログ感のあるタッチなので、ギャグよりもこういう路線のほうが得意なのでは?と思うこともあるけど、ギャグメインだからこそ映えるのかもしれない。
ホームランバー当たったことないなあ。まあアイス自体そんなに食べなかったけど…
アタリで駄菓子屋に損はないらしい。仕入れのときにアタリ分は余分に入っている…なるほど。
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「二人で?」
ここ!原作ではニュアンスをいろいろ解釈できる部分だけど、アニメでは竹達さんの演技によって回答が得られた気がする。若干戸惑ったようなニュアンス。ココノツはほたるさんをめちゃくちゃ意識してるけど、その逆はどうなのか、というこの作品の駄菓子に次ぐ命題を解く手がかりがここに。
「…まあ、移動中で着信に気づいてないだけかも知れんしな。なんとかなるだろ」
ここも豆くんの心情がボイスによって分かりやすくなった部分。妹の心を慮るいい男だよ豆くんは…バカだけど。
その妹サヤ師、なんとも微妙な表情。落胆を見せまいとするいじらしさを感じます。ココノツてめえ!!何度も言いますが、僕はサヤ師推しです。
「ごめんなさい、変に悩ませちゃって」「二人に謝っておいてくれるかしら。ココノツ君を独占しちゃってごめんなさいって。」
奇人変人キャラというのはだいたい他人の感情の機微を読め(読ま)ないのがセットになってるケースが多いけど、ほたるさんはその限りではない、という示唆が随所のシリアスエピソードで見られます。まあ、全てが計算ずくということもなさそうだけど。
(その日は雨だった。だから理由としてはこれなんだろうと思った。雨に濡れるのは嫌だもんな。)
ほたるさんが来られない理由をひねり出すココノツ。2話で台風のさなか来てたけどね…という演出なんだろうか。
花火をバックにしたほたるさんのカット多数。美しい×美しい=美しい。
原作ではここからしばらくほたるさんは出てきません。なんか予告に居たような気がするが…
作中でココノツを振り回すのみならず、しばらく一切出ないことで視聴者・読者をも振り回すヒロイン。こういうメタい魅せ方を狙っているとしたら面白い。
そしてその穴を埋めるピンチヒッターとして、新ヒロインハジメさんの登場がもうすぐ。楽しみだなあ。
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