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2017年03月26日

サラリーマンのままで副業1000万円

サラリーマンのままで副業1000万円

新品価格
¥1,620から
(2017/8/26 11:36時点)



★★★★☆
本の概要

文字通りまずはサラリーマンのまま副業をしつつ、後にラットレースから脱して小労所得を得る仕組みを自分で維持できるようになることで、ミニマムリタイヤして、無理せず不安なく+たまにはちょっとした贅沢ができるくらいな感じで生きれるようになろう、という内容。
著者が副業で年商1000万円になるまでの経緯や考え方から、具体的な実践方法まで、分かりやすい文体で書かれている。
年商1000万円までの道のりとして、まずは自分自身による労働と節約術による貯金から始まり、株、不動産、そしてブログなどを使ったセルフブランディングというような流れが紹介されている。
また、窮屈にならない節約例も紹介されている。
労働者として優秀になってかつハードワークの継続によって消耗しながら過剰な幸せを享受しつつ年収1000万円稼ぎ続けなければというプレッシャーと共に生きていくのか、それとも新たな発想と工夫によってあまり無理せずちょっぴり贅沢な収入を得ながら自分自身の等身大の幸せを見つけていくのか。このような「幸せ」に対する考え方についても、一石が投じられている。
感想など

文体が親しみやすく、好感を持ちながら読めた。
ネットゲーム的な比喩やネットスラングみたいな用語を多々用いているのも面白い

また、著者の自虐的な自己史感も、面白いだけではなくとても共感できた。特に、新卒時代がまさに就職氷河期であったことや、IT運用の仕事で35歳になっても年収300万を超えないところなどが。
私は著者の3歳年下のようなのだが、私も同じく氷河期の新卒でありIT運用もやっていたため、著者のすり減っていた状況をかなりリアルに想像できるが故に、共感できるとともに同情の念も抱くことができた。
しかし彼が私と決定的に違うのは、この本に書かれているように、その後副業から成功を収めているということ・・・

自身のことを「マジメ系クズ」と自虐されているが、著者の紹介欄に書かれてあった学歴などからして、地頭は相当良いのであろう。その地頭+氷河期という困難を最大限のバネにしてきたところが凄いと思う。

著者自身の大まかなテクニックを、ケチることなく書いていそうなところも良かった。
しかし当然ながら、実際に株とか不動産を始める場合の細かなところや、本当に自分自身が実践してみてOKかどうかのチェックについては、別の複数の本などを用いて学習しておく必要はありそうだ。

私もこの本に刺激されたので、怖がらずしかし冷静に、副業的な一手を打ってみたいと感じた。

副業に関する別の本

これだけは知っておきたい「副業」の基本と常識 これだけは知っておきたいシリーズ


2017年03月20日

大学とは何か (岩波新書)

大学とは何か (岩波新書)

新品価格
¥886から
(2017/3/20 14:23時点)



★★★☆☆
本の概要

「大学」のこれまでの遷移から、今後向かうべき姿を考察している。
内容を大きく分けると、前半は主に中世ヨーロッパや英米における大学史で、後半は近代あたり以降の日本の大学史、現状、および今後の展望である。
感想など

このような難しめでごく真面目な本を読んだのはいつぶりだろうか・・・。私にとって難しめの単語や一文が、文中にけっこう出てきた。まあ、その都度辞書を引くなり読みなおすなりするにつれ、その都度ちょっとだけ賢くなっていった気がしないでもない・・・

それはさておき、この本を手にとった理由は、この本のタイトルのような「大学って結局何?」という疑問が私の中に最近なんとなく浮かんできていたのと、大学についてもっと深く知っておいた方がよいという状況に遭遇したからである。

ちなみに先の疑問の内訳は、大学って研究と教育を同じ人達が同時にやってて大変すぎないのかなあ、とか、院って学部よりも頭良さげってこと以外は何があるんだろ、とか、最近の学部名ってけっこう理系文系関係ない感じのやつもあるけどなんで?、とか、哲学部とか一般教養学部とかって結局何?、とか、ゼミってどういう経緯で始まったんだろ、とか。
他にも細かな疑問は色々あった気がするけど。
ただこれらの具体的な疑問については、この本ではあまり触れられていなかった。この本では、もっと根本的で総合的な事柄が書かれている。

ちなみに、それらの疑問が生じる以前までの私の中の「大学」のイメージというのは単に、高校生よりも年長の人が、高校よりも高度な勉強をすることで、社会人になったときにもっと役立てるようになり、なので就職の幅も広がる、というシンプルなものであった。そして高度が故に、一人の人間がそれら全てを学ぶことはできないから、様々な学部学科に分かれているのだと。
多分、多くの人が思っているであろう大学のイメージ。
その認識はその認識で、そんなには間違っていなかったようだが。

でもこの本を読んでみて分かったことの一つは、「大学」や「高等教育」というものは時代や地域が遷り変わるたびに、様々に再定義されてきたようだということ。
また、学部ごとの高度な専門知識に重点を置くのか、それとも教養や哲学やリベラルな探究として総合的というか枠に囚われない感じで学ぶことを重視するか、ということについても、これまでに様々な思索が行われてきたということ。

今まで続く日本の大学については、色々な時代や地域から様々な要素を持ってきた結果の、一言で言えばつぎはぎな制度なんだ、と受け止めた。

「四六答申」をより真面目に実行すれば、もっと良くなるってことか?とか、結局今後も、新たな価値を生み出すための模索や、様々な要素のバランスを取り続けるということを、高等教育関係者一人ひとりが頑張り続ける必要があるんだなあ、とか、そうすることで大学は社会にとって必要な存在であり続けることができそう、とか、そのようなことを結論として受け止めた。
正直、私にとっては難しい内容だったのもあり、この本をどのように結論づけて良いのか今はまだぼんやりして分からない気がするが、とにかく多分そういうことみたい。

あと、様々な二元論的なことがあるけど、日々バランスとってそれらの間のグレーゾーンの中でもそれぞれの要素の最適化を目指してがんばろー、でそういう試行錯誤とかを思索とかをサボってると淘汰されちゃうよ、ってことなんだろう。多分。
ここでの二元論的なことというのは、リベラルに自由思考で学ぶのか専門的に深く学ぶのか、国や社会との相互影響を強めるのかそれとも何にも囚われずに自由にやるのか、とか、大学を市場主義に放り込むことを迎合するのか否か、とか、そういうこと。多分。

あと、この本が出版された後に、いくつかの新たで大きな要素というか変化が、世の中には浮かび上がってきたと思う。
それは、高度なAIの台頭と、脱グローバル化の方向を辿りそうな地域が出てきたこと、とか。
今後それらの要素をこの本の内容に加味していけば、また新たな大学論が展開されることができるんだろうなあ
タグ:大学

2017年02月04日

機動戦士ガンダムUC (11) 不死鳥狩り (角川コミックス・エース 189-13)

機動戦士ガンダムUC (11) 不死鳥狩り (角川コミックス・エース 189-13)

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¥324から
(2017/2/4 23:49時点)



★★★★★
本の概要

ガンダムUCのスピンオフ的作品。というか、ガンダムUC本編の原作者である福井晴敏ご自身による、ガンダムUCの前日談/中日談。
UC本編のラストである10巻から続く11という巻番号が採番されている。

2つの物語が掲載されている。一つは、MS強奪事件の真相に迫るという探偵的なストーリー。もう一つは、ガチ戦闘シーン+ニュータイプ+サイコフレーム+ノスタルジック的な、ガンダム的王道的な、かつ切なさ抜群のストーリー。
感想など

本編たる10巻までのガンダムUCと同じように、この巻もとても面白かった。
掲載されている2つの話が互いに異なったタイプだったのもよかった。
1つ目の『戦後の戦争』の方は、ニュータイプほぼ無し/非パイロットの主人公/登場人物の年齢層が高め/オヤジ活躍、というわりと硬派なストーリー。
2つ目の『不死鳥狩り』はそれとは対象的で、ニュータイプ&強化人間/パイロット主人公/年齢層若め/男女的な、王道ガンダムストーリー。

ダグザがやっぱり一見超堅物にもかかわらず実はものすごくいい感じなのは、UC本編と同様。
『不死鳥狩り』の主人公は、UC本編のリディと気性などがややかぶる感じがするが、この感傷的なストーリーにはとてもマッチしてる感じ。
戦闘シーンは相変わらず、文章なのに臨場感とてもあり!
あと、プラモの写真でしか見たことがなかった「フェネクス」の活躍が見れてよかった。

正直、『不死鳥狩り』の方は久々に心が郷愁的な涙っぽくけっこう揺さぶられた。10代の頃に読んでたら間違いなく3日間くらいは感傷的な気分から抜け出せなかっただろうね。あ、今もなのか・・・
小説版とアニメ版のUC本編ラストファイトがそれぞれプランAとBなら、これはそのプランC的なポジションでもあったのかもしれない、と思った。

プラモ

MG 1/100 RX-0 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス (機動戦士ガンダムUC)

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タグ:フェネクス

2017年01月21日

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

新品価格
¥886から
(2017/1/21 21:34時点)



★★★★☆
本の概要

有名なアメリカの小説"The Great Gatsby" を、村上春樹が新たに翻訳した本。
1920年代のアメリカ、ニューヨーク郊外。主人公ニックは金持ちの隣人ギャツビーと知り合う。そして、ギャツビーと関わるその他の人々と共に、様々な思いが詰まった一夏を過ごすことになる。
感想など

これまで、"The Great Gatsby" に関わるものは、以前の翻訳の小説も映画も、一切触れたことがなかった。というか、ギャツビーと聞くとマンダムのギャツビーしか連想できないくらい、ほとんど何も知らなかった・・・
でも読む機会に恵まれたので、読んでみた。

読んでいて、小説を読むということをとても楽しめたと思う

この原作とこの翻訳版は、世の中でとても評価されている模様。
文学をものすごく深く味わえるほどの見識や感覚を持ち合わせていない私にとって、何がそこまでの評価を高めているのか、正直言ってよくわからない。
以前の翻訳版も原作も映画も見たことが無いし、同じ原作者の他の作品も読んだことないし、最近は小説そのものから離れていたので、他との比較すらほとんどできない。

それでも言えるのは、読んでいるとき、読むことや物語そのものを、充実感を持って楽しめたということ。それに、読み終わってからのなんとも言えない物悲しさというか悲哀というか郷愁感とか無常観みたいなのが心にあって、そういうなんとも言えない感じが心地よく残っている。
なので、その評価に値するもののうちほんの一片ならば、私でも味わうことができたのかな、と思う。

あと、あとがきに書かれていた通り、本編の話の舞台は1920年代ではあれど、「現代の物語」だと感じることができた。
むしろ、説明がなかった序盤を読んでいたときには、物語の時代設定がよく分からなかったくらい。
物語の本質を楽しむには、やはりそれがいいんだろうね。
読んでいる時と物語が書かれた時代との「時差」を楽しみたいという場合は、わざと古めかしい日本語を使ったほうがいいんだろうけど、それだと懐古的にはなれるかもしれないけど、本質を楽しめるかがわからないし。
その辺はトレードオフなんだろうけど、でもやっぱ本質重視の方がいいかも。

あと、翻訳を行った村上春樹氏の文体の良さというか何と言うか。私は他に『羊をめぐる冒険』しか読んだことないんだけど、これは村上春樹の文だ、というのが分かる感じの。

あと実はかなり面白かったのは、「訳者あとがき」の部分。あとがきなのに30ページ近くもあって、エッセイみたいな感じで楽しめた。正直、私にとっては本編と同じくらい面白かったかも・・・。

そういえば本筋とはずれるのかもしれんけど、序盤で気になったのは、第二章の最後でニックとミスタ・マッキーがいつの間にかベッドにいる描写・・・。はじめ、これは一体何?・・・という感じだったんだけど。まああれも物語のちょっとした刺激物なんだろうな。

あとは、ディカプリオの演技がけっこう好きなのもあり、最近の映画版も観てみたいと思った

ギャツビーって聞いてはじめに思い浮かんだものたち

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2016年12月06日

大学職員の採用試験を受ける前に知っておくべきデータや大学の課題・用語等【平成28年1月版】

大学職員の採用試験を受ける前に知っておくべきデータや大学の課題・用語等【平成28年1月版】



★★★☆☆
本の要約

大学を主とした高等教育学校の各種データや、大学の現在の課題などがまとめられている
感想など

書籍のタイトル通り、大学事務職員を志望する人にとって知っておいたほうがよさそうな基本的なデータや基礎知識などがまとめられている。
特に大学の内情をまだ見聞きしたことない人にとっては、より役立つと思われる。

大学職員関連の他の書籍

大学の話をしましょうか 最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ)


タグ:大学職員

2016年12月04日

キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる

キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる

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¥1,728から
(2016/12/4 14:06時点)



★★★★☆

私が解釈したこの本の概要

本のタイトル通り、会社を辞めても一生困らない人になるために、キャリアノートを作成するための本。
巻末にキャリアノートのフォーマットが掲載されており、それをコピーなどして自分で実際に書き込んでいく。基本的に、この本の指示やノートのフォーマットに従いながら、各項目を埋めていく。全30項目ある。
キャリアノートで何ができるかというと、自分史を洗い出し、それを自己分析し、その先につながる目標を決め、それを達成するための具体的な行動予定に落としこんでいく。
このキャリアノートに関すること以外にも、転職のための様々なヒントが掲載されている。
感想など

キャリアノートのボリュームがけっこうある。
私は新卒時の就活を、ちゃんとした自己分析をサボったまま終えてしまっていた それもあってか、この「キャリアノート」にはかなりのボリュームを感じた。
私の場合、真剣に取り組んで、書き終えるのに1〜2時間かかる項目もあった。全項目を書き終えるまで、けっこうな時間を費やしたと思う。
自分史をこんなにもしっかりと棚卸ししたの初めてだな。そしてそれだけではなく、自分の中で常にモヤっと内在していた今後の方向性への考えが、具体性を帯びてくる。

全部書き終えたときは、これだけでもけっこうな達成感となる。この達成感はいいんだが、これだけで満足してしまわないように注意しなければなあ思う
著者もそれを憂慮しているようだ。
ワークの終盤に書かれているが、このノートを完成してから一週間後くらいにもう一度見直すことと、その後もなるべく毎日目を通することが推奨されている。このように、読者がやったきりにならせないような気配りも利いてて良いと思う

同じ著者の別の本

20代からはじめるキャリア3.0――誰でもできる生涯現役の働き方

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2016年09月17日

20ステップで学ぶ 日本人だからこそできる英語プレゼンテーション

20ステップで学ぶ 日本人だからこそできる英語プレゼンテーション

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(2016/9/17 18:39時点)



★★★★☆

本の要約

英語でプレゼンテーションする際のテクニックについて、準備段階から本番テクニックまでカバーしてくれている本本

感想など

英語プレゼン未経験者の私にとっては、この1冊の中に英語プレゼンに関する必要十分な知識と経験が詰まっていると感じた。
全20ステップを読み進めていくことで、英語プレゼンの肝を知識として得ることができると思う。

資料作成については、わりとさらっと済ませられている。でもそれは、あくまで資料は「シンプル」であるべきとういう考えを基本としているからだろう。

あと、場面ごとに使える英語フレーズが随所に書かれているのも良かった。
いい感じの挿絵もわかりやすかった。
「プレゼン準備シート」という付録も、実際に使えそうな感じでよさげ

ただし、「日本人だからこそできる」というのは少し大げさかな・・・。日本人だからこそできるというよりは、日本人でも英語ネイティブスピーカーでも差が出にくい部分を頑張ろう、みたいな感じだと思う。実際は。
とはいえ、「日本人だからこそ」と感じられた部分が全く無かったわけではない。それは、なまじ英語がペラペラ喋れるわけではない分、より分かりやすくシンプルな英語を選択できる、みたいなところかな。特に、非ネイティブ英語スピーカーが聴衆である場合には、その方が分かりやすいみたい。

もちろん、英語力そのものはこの本の外側で頑張る必要があるね次項有

英語プレゼン関係の他の本

CD付 英語のプレゼン 直前5日間の技術 (しごとのミニマム英語)

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¥1,728から
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英語プレゼンの極意: バーゼルで5000人の外国人をとりこにした奇跡のプレゼン



2016年09月11日

リトル・フォレスト(2) (ワイドKC アフタヌーン)

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★★★★★
本の要約

小森で自給自足的ライフを送っているいち子ちゃんと、彼女が作る様々なDishes にまつわるお話
感想など

FLOWER FLOWER のアルバム『色』や『実』を聴きながら、のんびり読ませてもらいました
最後のlast dish では、映画では見られなかったいち子ちゃんの一面が見られたり
本だけど美味しかったです

映画「リトル・フォレスト」主題歌群のアルバム

色(初回生産限定盤)(DVD付)

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タグ:Little Forest
posted by myreading at 08:17| コミック

2016年08月17日

小さい農業で稼ぐコツ 加工・直売・幸せ家族農業で30a1200万円

小さい農業で稼ぐコツ 加工・直売・幸せ家族農業で30a1200万円

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¥1,836から
(2017/8/17 20:01時点)



★★★★★
本の概要

30aの畑から年間1200万円を売り上げている著者(野菜農家)のお話。どのように始めて、どのようにやり方を発展させてきたのか。
育てるだけではなく、加工、販売、情報発信まで行っている。
キーワードは、「ミニマム主義」。
感想など

一文一文がとても濃く、見逃せない内容となっている。
著者のやり方を書きケチることなく書き表している感じに、好感が持てた。
起業のところから現在まで、野菜の栽培や加工する方法も含め、とても具体的なことが書かれている

著者は相当のアイデアマンで研究家で、なおかつチャレンジ精神もあり、気概と体力にも満ちていると感じた。
さらにその奥さんやお母さんまで、かなり協力的である。
そんなご家族だからこそ、ここまでやり遂げることができたとも言えよう。
よって、このような気概や境遇のない人にとっては、ここまで辿り着くのは逆に難しいのかも・・。

とはいえ、「農業は甘いもんじゃない」という類の言葉によって農業へのハードルが高いと感じさせられることに対しては、ある程度の反骨精神をお持ちのよう。それが故に、アイデアも豊富なのだろうと思った。
ミニマムな第一歩を踏む出すことも大いにアリということで、はじめは兼業農家でもよいということも書かれていた。

全体的に、分かりやすく具体的なのがよかった。
読んでいるだけで、新たな領域へのチャレンジ精神が伝染してくる感じ。
確かに、農家を目指す人や現役農家にとって、とても参考になるだろうと感じた

同じ著者の本

農で1200万円! ――「日本一小さい農家」が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩

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2016年08月14日

記録農業 スマホ農業

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★★★★☆
本の要約

農業では、様々な記録を行う必要がある。農作物生産の基本的な枠組みを知っていても、環境が少しでも違ってくれば、新たな固有のデータが必要になるためだ
これまでは、それらは主にノートなどに手書きで記録される場合が多かった。
しかし手書きの欠点として、後からの検索が困難なことや、数値的な集計や比較が難しいことなどがあげられる。
この本によると、スマホを使いつつデジタルかつ表形式のデータベースとして記録・活用することで、手書きの欠点を補うとともに、これまで以上に効率的に記録・活用できるという。
それを実現できる具体的なソフトウェアの一例として、Android 対応アプリである「畑らく日記」とその使い方が紹介されている。
また、記録したデータの具体的な活用例や、デジタル記録特有の注意点についても述べられている。
感想など

全般的に分かりやすくて、納得できる内容だった。

まず導入部は、これからの農業事情について述べられていた。
スマホやデジタルをテーマにした本であるためか、この章において既に「見える化」されていた。つまり、農業の現状について、公式の数値データに基づき具体的に説明されていた。このため、読んでて納得しやすかった。
この導入部を読んだことで、日本の農業について昨今言われているマイナス面よりも、活気あふれるプラスの面を改めて認識することができて、少し元気が出た。

その後は、表形式や数値で整理されたデジタルデータの有効性について述べられている。
ここでの内容は農業特有のものではなく、作業をデータとして管理すること全般について言えることだと思う。

そして、なぜノートパソコンではなく「スマホ」なのか?というところに辿り着く。

記録したデータの具体的な活用例についても、実際に参考にできそう。
また、完璧なデータ入力にこだわってそれをゴールとしてしまう危険性についても書かれていた。ついつい完璧主義を発動&こじらせてしまうと簡単にそうなってしまいそうなので、注意しようと改めて思わせられた。

紹介されていた「畑らく日記」アプリを実際にダウンロードしてみた。実際に少し試用してみたところ、シンプルで使いやすそうだと感じた
ただし、このアプリのヘルプファイルに相当する内容に、この本の数十ページを割いている。これは、別にこの本に書く必要はないのでは?と感じた。アプリのヘルプを参照すれば事足りるので。

全体的な感想としては、とても実用的であり、農業以外の一般的な経営・管理としても役立ちそうな内容も端々に出てきたりして、けっこうタメになった。
これ系でよくいるようなデータ/論理至上主義ではなく、従事者の「経験」や「勘」も肯定しているところも、信用できそうな感じ。


農業関係の本

夢で終わらせない農業起業 1000万円稼ぐ人、失敗して借金作る人

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タグ:スマホ農業

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