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2017年02月04日

機動戦士ガンダムUC (11) 不死鳥狩り (角川コミックス・エース 189-13)

機動戦士ガンダムUC (11) 不死鳥狩り (角川コミックス・エース 189-13)

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★★★★★
本の概要

ガンダムUCのスピンオフ的作品。というか、ガンダムUC本編の原作者である福井晴敏ご自身による、ガンダムUCの前日談/中日談。
UC本編のラストである10巻から続く11という巻番号が採番されている。

2つの物語が掲載されている。一つは、MS強奪事件の真相に迫るという探偵的なストーリー。もう一つは、ガチ戦闘シーン+ニュータイプ+サイコフレーム+ノスタルジック的な、ガンダム的王道的な、かつ切なさ抜群のストーリー。
感想など

本編たる10巻までのガンダムUCと同じように、この巻もとても面白かった。
掲載されている2つの話が互いに異なったタイプだったのもよかった。
1つ目の『戦後の戦争』の方は、ニュータイプほぼ無し/非パイロットの主人公/登場人物の年齢層が高め/オヤジ活躍、というわりと硬派なストーリー。
2つ目の『不死鳥狩り』はそれとは対象的で、ニュータイプ&強化人間/パイロット主人公/年齢層若め/男女的な、王道ガンダムストーリー。

ダグザがやっぱり一見超堅物にもかかわらず実はものすごくいい感じなのは、UC本編と同様。
『不死鳥狩り』の主人公は、UC本編のリディと気性などがややかぶる感じがするが、この感傷的なストーリーにはとてもマッチしてる感じ。
戦闘シーンは相変わらず、文章なのに臨場感とてもあり!
あと、プラモの写真でしか見たことがなかった「フェネクス」の活躍が見れてよかった。

正直、『不死鳥狩り』の方は久々に心が郷愁的な涙っぽくけっこう揺さぶられた。10代の頃に読んでたら間違いなく3日間くらいは感傷的な気分から抜け出せなかっただろうね。あ、今もなのか・・・
小説版とアニメ版のUC本編ラストファイトがそれぞれプランAとBなら、これはそのプランC的なポジションでもあったのかもしれない、と思った。

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タグ:フェネクス

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